相談事例集|確定拠出年金(企業型・iDeCo・個人型)の相談事例をまとめました。

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商品を入れ替えたいですがどうすればいいのですか?

ご相談者DATA

【年齢】 40代前半

【職業】 会社員

【性別】 男性

【家族構成】 妻、子2人

 

相談しようと思ったきっかけ(アンケート抜粋)

実は数年前から会社で、確定拠出年金が始まっておりました。

乗り気もせず、あまり考えずに商品を選んでいましたが、最近、同期での飲み会の席で話題に上がりました。その場でわかったのは、意外にも私以外の同期は、積極的に老後の資産作りに取り組んでいることがわかりました。

そのタイミングで、保険でお世話になっている伊田さんから「確定拠出年金」について、話題が出たので、思わず気になっていたことを聞いてみました。

 

 

ご相談内容

お勤め先の会社で数年前からスタートした「確定拠出年金」。

当初は何となく、でスタートさせたものでしたが、ここに来て、同期の皆さんの刺激を受け、「自分も積極的に、老後資産づくりに取り組んでみよう」というお気持ちになり、ご相談をいただきました。

商品の入れ替えをしてみたい、というお気持ちが強くあり、最初のステップとして、どういうことを知っておいたほうがいいかというご相談でした。

 

お答えした内容

 

「商品を入れ替えたい」とのご希望ですが、ご自身の意思で、

しっかりで老後資産を作って行こうとのお気持ち、素晴らしいと思います。

 

商品の入れ替えは、ご自身が申し込みされた金融機関の、確定拠出年金のページから

ログインし、ご自身で変更することになります。

 

商品入替には2つの方法が

 

確定拠出年金の商品の入替については、ご存知かも知れませんが、以下の2つの方法があります。

(2つを同時に行うことも可能です。)

 

(1)配分変更

(2)スイッチング

 

上記の通り、2つのやり方があり、それぞれの違いなどについてお話しいたします。

 

(1)配分変更

 

翌月以降の拠出金で買う、運用商品の銘柄や購入する際の比率を変えることを「配分変更」といいます。

つまり「未来の拠出」に対しての、運用商品の変更です。

 

一例をあげて説明しますと、

 

毎月の拠出金が、10,000円だったとします。

 

当初、以下の通りの配分で5つの商品に投資をしていたが、

商品Aに2,000円かけていたところを、0円にして、

商品Dを2,000円増額する、といったものです。

 

(変更前)           (変更後)

商品 A 20%(2,000円) → 0% (0円)↓

商品 B 30%(3,000円) → 30%(3,000円)→

商品 C 25%(2,500円) → 25%(2,500円)→

商品 D 15%(1,500円) → 35%(3,500円)↑

商品 E 10%(1,000円) → 10%(1,000円)→

 

この「配分変更」は、今までの運用資産をいじらず、「翌月以降」の運用比率を変えるだけです。

 

ですから、1月から12月まで、上記左側「変更前」の配分だった場合、

「商品A」の拠出は、単純計算(変動を考えず)だと、2,000円×12か月=24,000円となります。

 

配分変更の場合、「商品A」に拠出した24,000円は、そのまま残ることとなります。(運用成績等は考慮しない場合)

 

 

(2)スイッチング

 

一方スイッチングとは、先ほどの例でいいますと「商品A」の残高を売却しその売却資金で別のファンド((例)「商品F」)を買うことを言います。

 

「商品A」は、月々2,000円 × 12か月(1年)投資していますので、運用成績など考えないでお話ししますと、24,000円の残高となります。

 

その24,000円の残高がある「商品A」を売却し、あらたに、「商品F」を購入する。

 

これが「スイッチング」です。

 

・未来のみの変更が「配分変更」

・過去も精算するのが「スイッチング」

 

もちろん、両方同時に行うこともできます!

 

 

 

ここで「スイッチング」での注意点についてお伝えします。

 

★投資信託によっては、「信託財産留保額」がかかる場合があること

 (解約手数料のようなものです)

 

★スイッチングには、少し時間がかかります。

 

 「商品A」を売却し、「商品F」を購入する 

 という先ほどの例でお話ししますと、

 (1)「商品A」の売却 が行われる

    ↓

  売却の値段確定、お金の受け渡し終了まで数日かかる

  (商品によって異なる)

    ↓

 (2)「商品F」の購入 が行われる

  「商品A」の売却値段が確定しないと購入ができないため、

  ここでも数日かかることがある。

 

 特に、海外で取引されている銘柄に投資している投資信託などは、手続きに時間がかかりやすいので注意が必要です。

 

こういったこともあり、スイッチングの指示を出した時は、「絶好のタイミングだ」と思っていても、上記の通り、スイッチング完了まで時間がある程度かかるため、思った通りの値段での、売却、購入とはならない可能性があります。

 

★ちなみに、配分変更に関しての締め切りは、「掛け金引き落としから5営業日まで」です。

 それ以降は、翌月以降の変更となります。掛金の引き落としは毎月26日でから配分変更は月末までには完了というのが目安です。ただし運営管理機関によっては、買付日(おおよそ翌月20日前後)の前日まで受け付けるというところもあります。

 

スイッチング(および配分変更)をした方が良いと思われるケースについて

 

○運用商品で利益が出ているので、利益確定させたい場合

 

 運用商品の調子が良いのは嬉しいことですが、「これがいつまで続くか不安」ですよね。

 

 例えば株式の投資信託が好調で、利益が出ている。

 しかし、今後の見通しはよく分からない、という場合、せっかく出た利益は、失いたくないものです。

 

 その場合に、好調なその商品を「利益確定させる」ために、

 一部、もしくは全部スイッチング(解約する)ということが考えられます。

 

○運用商品で思うようなパフォーマンスが出ておらず、今後、保有し続けたいと思わない場合

 

配分変更だけだと、配分ゼロにして買付を中止した投資信託に関しても、残高があるため、ずっと「信託報酬」が差し引かれ続けてしまいます。

(★ここが「配分変更」のみの場合の注意点です。)

 

その場合は、スイッチングを行い、精算した方が良いでしょう。

いわゆる「損切り」ですね。

 

上記2つのような場合であれば、スイッチングは有効かと思います。

 

ただ、確定拠出年金はどうやっても、60歳にならないと引き出すことのできない「長期の資産形成」ですから、目先ばかりにとらわれないようにしておきたいものです。

 

こまめに資産をチェックするのは良いのですが、実際に配分変更や、スイッチングを行うのは、個人的には「年1回くらい」が良いのではないかと思っています。

 

先ほどもお話しした通り、機敏に売り買いできる訳ではないので、短期で利益確定させる、ということは難しいものです。

 

またやみくもに、配分変更、スイッチングをしても、かえって資産を減らしてしまう可能性もあります。

 

リバランスという考え方が大事です。

 

ここで大切なことが「リバランス」という考え方です。

 

あくまで一例ですが、

当初以下のような配分で始めたとします。

 

(当初)

 

・国内株式投資信託 50%

・海外債券投資信託 50%

 

ところが、約1年のうちに、株式が値上がりし、債券が下がってきたため、資産上の割合が、以下のように変動することもあります。

 

(1年後)

 

・国内株式投資信託 60%

・海外債権投資信託 40%

 

このまま株式投資信託が上がり続けてくれればいいですが、そうとは限らず、相場は常に上がったり下がったりするものです。

そのため、リバランスを行います。

 

具体的な一例としては、

 

(リバランス)

 

・国内株式投資信託 60% → 50% (10%を売却)

・海外債権投資信託 40% → 50% (10%を買増)

 

こういう時に、スイッチングを行います。

(リバランスの場合であれば、スイッチングのみで、配分変更は不要です。)

 

 

ポートフォリオ、商品選びについて

 

やみくもに、商品変更しても、思うようなパフォーマンスが得られません。

 

そこで、ポートフォリオや、商品選びをどうするか、参考になるページをお伝えいたします。

 

■「わたしのインデックス」 http://myindex.jp

 

分散投資の効果について、簡単にシミュレーションできるサイトです。

 

登録すると簡単に使えます。

積立配分を変えていくと、リスク、リターンがどうなるか。

 

過去20年の実績をベースに、出てきます。

 

あれこれ数値をいじってみると楽しく学べるので、ぜひやってみてください。

 

 

 

■「モーニングスター」 http://www.morningstar.co.jp

 上記ホームページの右上「かんたんファンド検索」から検索。

 

 

 

このかんたんファンド検索から、月々の積立額、目標額など入れると、参考のポートフォリオが表示され、人気のある投資信託が、ランキングで表示されます。

いろいろといじって、試してみてください。

 

 

今回はまず1回目の面談ということで、投資の考え方、確定拠出年金ならではの言葉の説明を丁寧に行わせていただきました。ご紹介したサイトを自ら使ってご自身なりに考えたいとのことだったので、次回は1か月後、本格的な運用商品選びを一緒に考えていくことにしました。これから長期資産形成が始まります!

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伊田 洋
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