確定拠出年金相談ねっと認定FP 加藤 博

2016年 11月 09日

投資信託のリターンは「複利」ですか?

 

 

こんにちは。

確定拠出年金 相談ねっとわーく 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。

 

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確定拠出年金口座を活用して老後資産形成をスタートしようと考えている方は

資料を取りそろえて、色々と比較しているのではないでしょうか?

WEBでも、たくさんの情報が出ています。

 

どの金融機関で口座を開設するのか?悩みますよね。

 

口座を開設するにも、

口座で積み立てをするにも

費用がかかります。

 

投資信託を購入する場合は信託報酬(手数料)がかかります。

 

これらの手数料は金融機関(運営管理機関といいます)で異なりますから、

比較して検討するのは大切なことです。

60歳まで積み立てることを考えれば、手数料は安いほうが良いです。

 

元本確保型の預金や保険商品ではなく、

投資信託をメインで積み立てしようと考えている方は、

口座維持の手数料よりも信託報酬を重視して比較しましょう。

 

信託報酬は「確実なマイナス」です。

信託報酬が低額なプランを多く取りそろえている運営管理機関を研究してみましょう。

 

相談ねっとわーくのFPが開催するセミナーに参加して研究するのも良いと思います。

1月から加入出来る専業主婦の方や公務員の方も参加いただけます。

情報整理するために、活用してみたらいかがでしょうか?

案内ポーズ

 

 

さて、投資信託の研究の続きです。

インデックス型の投資信託「DC日本株式インデックス・オープンS」を例として

「目論見書(もくろみしょ)」と「説明資料」の読み方を研究してきました。

 

『確定拠出年金向け説明資料』は毎月の月末時点で情報が更新されます。

2016年9月30日時点の資料はコチラです。

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収益率とリスクの表は以下となっています。

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ファンド収益率(分配金再投資)の数字はどのように計算されているか?

分かっているような?分かっていないような? 

そんな感じです。

 

説明資料の2ページ目にはリターン実績表が掲載されています。

これから、計算できると思いますので検算してみました。

ちょっとややこしいですが、ご興味のある方は一緒に確認してみてください。

 

 

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まず、直近の1年間です。

 

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これは、毎月月末に算出している 

(今月末の基準価額÷前月末の基準価額)-1 の数字です。

単位の「%」を省略してあります。

前月の価格に対しての増減率のみの記載です。

 

価格が載っていないので、計算しにくいですよね。

なので、価格を仮に置いてみましょう。

 

2015年9月30日の基準価額を10000円とすると、以下のようになります。

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3ヶ月間の収益率(リターン)を計算します

2016年6月末 基準価額 8928.44

2016年9月末 基準価額 9557.15

 

(9567.15÷8928.44)- 1= 7.04%

 

6ヶ月間の収益率(リターン)を計算します

2016年3月末 基準価額 9642.66

2016年9月末 基準価額 9557.15

 

(9557.15÷9642.66) – 1= -0.89%

 

1年間の収益率(リターン)を計算します

 

2015年9月末 基準価額 10000

2016年9月末 基準価額 9557.15

 

(9557.15÷10000) – 1 =-4.43%

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ほぼ計算結果とあってますね。

 

ばんざーい

 

 

次は、3年間ですが、先に5年間を計算します。

 

◆5年間の収益率(リターン)

 

2011年9月末の基準価額を10000円とすると

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2016年9月の基準価額は 19,001.29となります。

5年で約1.9倍になっています。

 

5年間の年当たりの収益率を計算します

10000×(100%+x%)^5=19001.29   ^5 は 5乗の意味です。

 

「X%」が5年間の年当たりの収益率(リターン)となります。

 

ExcelのPOWER関数で計算します

 

{POWER(19001.29/10000,1/5)}-1= 13.70%

 

◆3年間の収益率(リターン)

2011年9月末の基準価額を10000円とすると

2013年9月末の基準価額は16,260.12円となり、

2016年9月の基準価額は 19,001.29となります。

 

3年間の年当たりの収益率を計算します

 

16260.12×(100%+y%)^3=19001.29   ^3 は 3乗の意味です。

 

「y%」が3年間の年当たりの収益率(リターン)となります。

 

ExcelのPOWER関数で計算します

 

{POWER(19001.29/16260.12,1/3)}-1= 5.33%

 

3年間、5年間の年当たりの収益率もだいたい合っています。

弟

 

説明資料に掲載されている「リターン」の%だけでは、収益率(リターン)はすぐに計算できないです。

毎月のリターンのぶれを確認するのが重要なのでしょう。

 

年当たりの収益率(リターン)はあくまでも結果であり、

他の投資信託と比較・検証する際に使用するのがメインですね。

 

年当たりの収益率(リターン)で将来も複利で増えてはいきません。

投資信託は固定金利で複利計算される金融商品ではありません。

 

3年間の年当たり収益率(リターン)、5年間の年当たり収益率(リターン)は過去実績からの

計算結果ということを理解しましょう。

 

投資信託に対して「複利で増えていく」というようなイメージを持ってしまいがちですが、あくまでも「利益を再投資していく」ということになります。

 

固定金利商品でないので、注意しましょう。

一本調子で右肩上がりで増えていくわけではありません。

 

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