タイトル
こんにちは。
確定拠出年金 相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。
2016年11月3日の 日経スタイル 【使わなきゃ損! 個人型DC iDeCo】
の記事は興味深い内容です。参考になります。
一部抜粋してご紹介します。
■運用のポイント「資産全体で考え、期待リターンの高い株式をイデコで運用」
80人収容の会場は満席状態。セミナー後は活発な質問が続いた
大江:「イデコで運用するポイントは」
竹川:「月1万~2万円掛け金を出すイデコの中だけで資産配分を考えても意味がない。少額投資非課税制度(NISA)や課税口座を含めて全体を考えた上で、イデコにはどの資産を使うかを考えるべきだ。税制優遇の大きいイデコやNISAには期待リターンの大きい株で運用する投信を優先的に割り当てる方が、税制優遇を大きく受けられるので合理的だ」
山崎:「リスク資産について、例えば外国株6対日本株4という比率が考えられる。日本株でコストが最も低いのは上場投資信託(ETF)だが、イデコはETFは対象外なので、日本株のETFはNISAを使う。するとイデコは外国株の低コストのインデックス(指数)連動型投信という割り当てになる。このように全体を設計してどこに最適なものを割り振るかと考えると、イデコの中に入ってくる資産はおのずと決まってくる。投資経験や年齢で運用内容を変えるべきという人もいるが、間違いであり、論理的に考えることが大事だ。ちなみにDCの枠の外で運用すべき無リスク資産に関しては、個人向け国債変動金利型10年の商品力が圧倒的に強い。最低利回りは0.05%で預貯金より高いし、今後金利が上がれば利回りも上昇していく」
大江:「私はイデコは(外国株の中でも期待リターンが大きいとされる)新興国株の投信を100%にしている。金融機関によっては、若い時期はリスクをとりやすいということで株式の比率が高く、年齢が上がるにつれて債券を自動的に増やすターゲット・デート・ファンド(TDF)という商品を用意しているところがある。しかしどれだけリスクをとれるかは年齢だけでは決まらない。あれは大きなお世話だ(笑)」“
この中で、経済コラムニストの大江英樹さんが「イデコでは新興国投信100%」とご自身の運用方針を述べています。
一般的に新興国への投資は「ハイリスク・ハイリターン」と言われています。
大江さんも「外国株の中でも期待リターンが大きい」と紹介しています。
国外への投資は為替が変動するリスクがあります。
先進国にくらべて、政治や経済活動が不安定な面があります。
このところが、リスクが大きいと考えられるところでしょう。
一方で、成長の余地は先進国よりも大きいですね。
人口も増加し、経済発展がすすめば大きな経済価値を生む可能性があります。
リターンが大きくなる可能性があります。
先進国への投資よりも大きなリターンを得る可能性は「新興国」の方が大きいと考えられます。
どのくらいの割合で新興国へ投資するかは人それぞれの考え方で違うと思いますが、確定拠出年金口座の運用益非課税メリットを大きく活用するために、「新興国の投資信託を選択する」のもベターと考えています。
怖いと思って敬遠するのはもったいないかも知れません。
調べてみて判断してみてはいかがでしょうか。
一緒に「新興国へ投資する投資信託」を研究してみましょう!
SBI証券の個人型確定拠出年金WEBサイトは検索が便利ですので、SBI証券のiDeCoで購入できる「新興国の投資信託」を検索してみます。
「投資地域」のカテゴリーで「エマージング」(=新興国)が検索できます。
この「投資地域」はモーニングスター社の分類に準じています。
2016年11月7日の検索結果はこちらです
4つの投資信託が検索できます。
信託報酬が低額の順番でランキングしています。
「分類地域」の区分が国際株式・エマージングが3つ、国際債券・エマージングが1つです。
モーニングスター iDeCo サイトで調べたところ、新興国株式の投資信託数で「4つ」というのは、SBI証券とスルガ銀行でした。
「投資指標」のタブを開くと、リターンやリスクなどの情報を確認できます。
一番右のタブは「運用方針」が確認できます。
3つが「インデックス型」でアクティブ型は1つです。
それぞれの目論見書などを研究していきます。
【ご注意頂きたい事項】
このコラムに記載している事項は投資商品・保険商品等の購入あるいはサービスを提案もしくは勧誘するものではございません。
また、本資料に含まれるいかなるアドバイスも購入または売却を推奨するものではありません。
本情報を元に発生する損害についてはご利用者個人の責任とし、弊社はその責任を負わないものとします。
確定拠出年金のセミナー開催しています!
少人数開催なのでお気軽に参加できます!
名古屋・大阪・福岡でも確定拠出年金相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーのセミナー開催中!
コチラをクリック!
個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)の控除証明書についてのコラムはこちらです