確定拠出年金相談ねっと認定FP 加藤 博

2016年 11月 14日

個人年金保険(たのしみワンダフル)の年利回りを計算する

こんにちは。
確定拠出年金 相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。

老後資産を準備する方法として個人年金保険を検討している方もいると思います。

(注:こちらのコラムでとりあげている個人年金保険は2017年4月に販売停止となっています)

2016年11月現在では、マイナス金利の影響で、

円建ての個人年金保険は販売停止となった会社も多いですが、

住友生命保険は継続して販売しています。

確定拠出年金での積み立てを検討するうえで、個人年金保険との比較も必要ですね。

個人年金保険は条件を満たせば生命保険料控除の対象となります。

生命保険料控除となる条件

①年金の受取人は、保険料の払込みをする者、又はその配偶者となっている契約である
②年金受取人は被保険者と同一人である
③保険料払込期間が10年以上である
④年金の支払は、年金受取人の年齢が原則として満60歳になってから支払うとされている10年以上の定期又は終身の年金であること。 

 

所得税で最高40,000円、住民税で最高28,000円控除されます。

確定拠出年金は掛金の全額が控除されますから、節税額では確定拠出年金の方が優位性あります。

確定拠出年金口座での積み立てだけでは、老後のお金をすべて用意できるとは限りません。

商品性が良いものであれば、個人年金保険も老後資産形成のために活用したいですね。

では、みていきましょう。

WEBサイトでシミュレーションできます。

住友生命保険 個人年金保険 たのしみワンダフル 保険料シミュレーション

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次の条件で試算してみます。

年齢 50歳
性別 女性

払込満了 60歳
年金受取開始年齢 65歳
年金受取期間 10年
月払保険料 20,000円

シミュレーション結果

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基本年金額 270,400円
年金受取総額(A)  2,704,000円
払込保険料総額(B) 2,400,000円
年金受取率 (A/B)   約112.6%

となります。

イメージ図

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10年間 保険料を支払います
総額2,400,000円

5年間据え置きます

年金原資額(年金現価)は不明です

10年間年金を受け取ります。

年金額270,400円            

年金総額 2,704,000円   112.6%

 

支払期間→据置期間→受取期間 期間を通して、年利回り何%で増えていくのか?

 

計算したことありますか?

Excelの関数を使えば 年利回りを計算できます。

XIRR関数を使って計算してみました。

日付とお金の流れを入力します。

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XIRR関数で算出した 結果は  0.828%
となりました。

 

この値があっているか?

検算してみます

この利率で60歳時の積立金を試算してみます。

ExcelのFV関数で計算します。
=FV(0.828%/12,120,-20000,0,0)
= 2,501,198 (C)

保険料総額 2,400,000(A)  に対する率(返戻率)は C/A=104.2%

次に65歳時の年金現価を計算します。

FV関数で計算します。
=FV(0.828%,5, 0,2501198,0)
= 2,606,412 (D)

5年間据置後の年金現価は 2,606,412円となり、保険料総額(A)に対する率(返戻率)はD/A=108.6%

最後に年金額があっているか?

検算します。

ExcelのPMT関数を使います。

= PMT (0.828%,10,2606412,0,1)
= -270,413

270,400円と13円差であれば、ほぼあっていると考えて良いでしょう。

電卓カタカタ

◆シミュレーションした結果から考える◆

住友生命保険のこの個人年金保険は年利回り「0.828%」となります。

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25年間 年利0.828%で運用しながら、「積み立て」「据え置き」「分割受け取り」することができます。

現在(2016年11月)の普通預金利率「0.001%」と比較すると有利と考えることができます。

この保険は、個人年金の保険料控除も使えます。
所得税で4万円、住民税で2.8万円所得控除できます。

保険料支払期間中に解約した場合の、解約返戻金が不明ですが
恐らく一定期間は保険料支払額よりも低い額になっていると予想されます。
元本割れ期間は9年目ぐらいまで続くかもしれません。

25年間 0.828%で固定されること
一定期間は元本を下回ること

確定拠出年金口座での積み立てにするか?
個人年金保険にするか?

 

年利回り1%未満の運用は望まない人、

インフレリスクを考えると25年間を1%未満で固定するのは怖いと考える人、

ある程度のリスクを取れる人は、

確定拠出年金口座での投資信託積み立てを検討しても良いと考えます。

 

元本を確保しながら、確実性、安全性を求めるなら個人年金保険が良いと考えます。

確定拠出年金では限度一杯積み立てをしている方は、追加で個人年金保険を検討するもの良いと思います。

生命保険料控除の枠も有効に活用したいですね。

 

【ご注意頂きたい事項】

このコラムに記載している事項は投資商品・保険商品等の購入あるいはサービスを提案もしくは勧誘するものではございません。
また、本資料に含まれるいかなるアドバイスも購入または売却を推奨するものではありません。
本情報を元に発生する損害についてはご利用者個人の責任とし、弊社はその責任を負わないものとします。

 

 

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個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)の控除証明書についてのコラムはこちらです

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)控除証明書はどこから、いつ頃届く?

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確定拠出年金という「制度」についてお伝えするセミナーを行います

 

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  • 現在、確定拠出年金をされている方、これからはじめる方
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主な内容

 

確定拠出年金 制度編

*日本の年金制度と加入関係

*確定拠出年金とは何か?

*企業型、個人型とは何か?

*確定拠出年金改正法成立による制度について

*加入から給付までの流れ

*個人型に加入するためには

*確定拠出年金がはじまった背景とは?

*企業年金の財政悪化について

*勤務先に確定拠出年金制度が導入されていたら、されることになったら

*企業が拠出している掛金の平均額は?

*企業が拠出した掛け金を従業員が返還しなければならないケースがある

*マッチング拠出について

*企業型DC加入者の個人型DC加入について

*選択制確定拠出年金について

*税制上のメリットについて

*現在凍結中の特別法人税について

*60歳までに退職した場合は

*年金の受け取り方法

*制度のメリット・デメリット

*運営管理機関、資産管理機関とは

*自動移換について

*投資信託について

*投資に関すること

*長期投資は誰でも成功するのか?

*確定拠出年金でうまく資産形成するためには?

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