確定拠出年金相談ねっと認定FP 加藤 博

2016年 11月 28日

退職所得控除に使用する「勤続年数」について

こんにちは。
確定拠出年金 相談ねっとわーく 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。

portal_icon

 

 

確定拠出年金の税メリットのひとつに「一時金で受け取った場合に退職所得控除がつかえる」というのがあります。

参照:iDeCoのチラシから

ideco_%e3%83%81%e3%83%a9%e3%82%b7%e6%8a%9c%e7%b2%8b%e3%80%80%e7%a8%8e%e5%88%b6%e5%84%aa%e9%81%87

 

 

退職所得控除は勤続年数に応じて控除額が大きくなります。

退職所得控除の計算(参照先:国税庁のWEBサイト

退職所得控除額は、勤続年数を基として、次の表の算式によって計算します(所法30 、所令69 一)。

3退職所得控除

勤続期間に1年未満の端数があるときは、その端数は1年に切り上げて勤続年数を計算します(所令692)。

確定拠出年金法に基づく老齢給付金として支給される一時金である場合には、その支払金額の計算の基礎となった期間は、企業型年金加入者期間と個人型年金加入者期間を合算した期間によります(所令691二)。

 

 

 

確定拠出年金の場合は、

勤続年数=企業型と個人型を合算した期間ということです。

 

退職所得の勤務年数としてカウントとする加入者期間は通算拠出期間となります。

通算拠出期間とは、掛金を拠出していた期間のことです。

したがって、運用指図者としての期間は含まれません

自動移換された場合の期間ももちろん含まれません。

チェック

 

企業型確定拠出年金(企業型DC)の場合、規約により65歳まで拠出が可能(※)です。

※平成23年の年金確保支援法により、「60歳」から「65歳以下の規約で定める年齢」に引き上げられ、平成26年1月から施行されています。

 

個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)は拠出できる期間は60歳までですが、企業型は65歳まで掛金を拠出できるということです。

これは、企業ごとに決めることです。年金規約で定めます。

 

60歳以降に掛金を拠出した期間は退職所得控除の勤務年数に該当する?

 

従来は、該当しなかったのですが、平成28年6月14日の第18回社会保障審議会企業年金部会において、

65歳までの拠出した期間を通算拠出期間に含まれることが発表されています。

 

%e9%80%9a%e7%ae%97%e6%8b%a0%e5%87%ba%e6%9c%9f%e9%96%9365%e6%ad%b3%e3%81%be%e3%81%a7

 

平成28年6月14日の第18回社会保障審議会企業年金部会資料より

 

 参照先資料:「確定拠出年金に係る勤続年数及び 通算加入者等期間の拡大について」

なるほど

 

65歳まで拠出できるようにするか?

これは、会社ごとの規約によります。

該当する場合、活用すれば税メリットは大きくなります。

 

①退職所得控除の額が大きくなる 

最大5年間分退職所得控除が大きくなります

(40万円×5年=)200万円~(70万円×5年=)350万円の退職所得控除額の枠拡大です。

 

②65歳まで掛金を拠出できる

最大55000円 ×12ヶ月×5年=3,300,000円多く積み立てることができます。

 

企業型DCの掛金は給与課税されません。

社会保険料の標準報酬月額の算定対象外です。

 

税金メリットなども大きいです。

 

確定拠出年金制度を検討している会社の経営者のみなさん

個人型と企業型を比較してみる必要がありますね。

 

従業員数100名以下の会社においては、

個人型確定拠出年金(iDeCo)を活用する方法である「小規模事業主掛金納付制度(※)」も

スタートする予定ですが、企業型も研究してみてはいかがでしょうか? 

経営者お一人の場合でも企業型DC制度が導入な運営管理機関があります。

※こちらのコラム「小規模事業主掛金納付制度とは」を参照ください。

 

 

%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%ab-2016-11-20-12-33-28

確定拠出年金という「制度」についてお伝えするセミナーを行います

このような方は、是非ご利用ください!

  • 現在、確定拠出年金をされている方、これからはじめる方
  • 資産形成で後悔したくない方
  • 企業で確定拠出年金の部署で働いている方
  • 保険代理店のマネーセミナー、マネースクールに参加されたことがある方
  • ドル・コスト平均法の本質を知りたい方
  • 積立投資の複利効果があると思っている方

 

主な内容

 

確定拠出年金 制度編

*日本の年金制度と加入関係

*確定拠出年金とは何か?

*企業型、個人型とは何か?

*確定拠出年金改正法成立による制度について

*加入から給付までの流れ

*個人型に加入するためには

*確定拠出年金がはじまった背景とは?

*企業年金の財政悪化について

*勤務先に確定拠出年金制度が導入されていたら、されることになったら

*企業が拠出している掛金の平均額は?

*企業が拠出した掛け金を従業員が返還しなければならないケースがある

*マッチング拠出について

*企業型DC加入者の個人型DC加入について

*選択制確定拠出年金について

*税制上のメリットについて

*現在凍結中の特別法人税について

*60歳までに退職した場合は

*年金の受け取り方法

*制度のメリット・デメリット

*運営管理機関、資産管理機関とは

*自動移換について

*投資信託について

*投資に関すること

*長期投資は誰でも成功するのか?

*確定拠出年金でうまく資産形成するためには?

等々

セミナー日程などのご案内

クリック

417766_7ff66113bdf24b34bce1a8734defc3f4-mv2

Tags:

コメントは受け付けていません。