確定拠出年金相談ねっと認定FP 加藤 博

2017年 10月 15日

つみたてNISAの【国内型】アクティブファンドを研究してみました!② 

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確定拠出年金相談ねっとわーく 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。

 

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【つみたてNISA海外型アクティブファンド】

来年2018月1月からスタートする「つみたてNISA」で購入することができる「投資信託」が金融庁から発表されています。

コラム「つみたてNISAのアクティブファンドを研究してみました!」では

海外型のアクティブファンドで毎月1万円積立した場合のシミュレーションをしてみました。
15年間 180回積立した場合にどのような結果になったのか?

コラムはこちら
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【つみたてNISA国内型アクティブファンド】

今回はつみたてNISAで購入できる【国内型】のアクティブファンドをシミュレーションしてみました。

国内型のアクティファンドは以下です。

コモンズ30ファンド
大和住銀DC国内株式ファンド
年金積立 Jグロース
ニッセイ日本株ファンド
ひふみ投信
ひふみプラス
結い 2101
の7本が選ばれています。

つみたてNISAのアクティブファンドで積立をしてきた場合、どれくらい資産形成できたのか?
インデックスファンドと成績の違いはどれくらいあるのか?

海外型のアクティブファンドと同じよう、15年間データがとれるファンドでシミュレーションしてみました。

15年以上データが取れるアクティブファンドは2本でした。

年金積立 Jグロース

 主要投資対象は、日本の金融商品取引所上場株式。成長性が高く株主への利益還元が期待できる企業の株式に投資を行い、TOPIX(東証株価指数)の動きを上回る投資成果の獲得をめざす。
直接企業を訪問し収集した情報・データをもとに勝ち組成長企業を厳選する。
株式の実質組入比率は、基本的に高位を維持する。

(モーニングスターWEBサイトより引用)

ニッセイ日本株ファンド

 東証第1部上場銘柄が主要投資対象。
アナリストによる企業調査や、流動性、時価総額による定量的な絞り込みにより、極端に財務リスクの高い銘柄を排除した投資候補銘柄を選別。
割安株への傾斜配分とリスク管理を実現すべく、独自の運用モデルにより具体的な投資銘柄を決定。
ベンチマークはTOPIX(配当込み)。

(モーニングスターWEBサイトより引用)

 

比較するインデックスファンドはつみたてNISAに選ばれている「ニッセイTOPIXオープン」です。

 

ニッセイTOPIXオープン

日本の証券取引所上場株式に投資し、TOPIX(東証株価指数)の動きに連動する成果を目標として運用を行う。運用にあたっては、ニッセイ基礎研究所が独自に開発したインデックス運用モデルを利用する。
同運用モデルについては継続的に評価、分析を行い、適宜見直しを行う。

(モーニングスターWEBサイトより引用)

 

15年間以上データがとれるファンドが2本と少ないですね。インデックスファンドと3本の投資信託の基準価額データを

モーニングスターWEBサイトからデータをダウンロードして検証します。

 

【期間】
2002年9月~2017年8月までの180ヶ月(15年間)

2002年9月30日の基準価額を10,000円としてグラフ化

 

【価格のグラフ】

 

この3つの投資信託に毎月1万円を積立投資した場合の結果はどのようになったのでしょうか?

 

【成績のグラフ】

3本とも、積立元本である180万円を上回る結果です。

2017年8月31日時点
年換算利回りは結果から逆算

 

年金積立Jグロースは、倍近く増えています。ニッセイ日本株ファンドはインデックスファンドと同レベルです。

年金積立Jグロースは、インデックスファンドより年換算利回りで2%以上上回っており、同じ国内株式で積立した場合でも、

アクティブファンドとインデックスファンドの違いがでていることがわかりますね。

リーマンショックから5年弱は元本を下回っている時期がありますが、その後上昇し、3本とも利益を出すことができています。

結果論ですが、ここが辛抱する時だったとわかります。下落時に解約してしまった人は損をし、積立を継続できた人は利益を獲得できました。
積立投資は一括投資とは違う特徴がいくつかあります。
下落時から、少し反転すると成績が回復するのも特徴のひとつです。

長期間の積立ですから、必ず下落時も上昇時も発生します。
積立投資の特徴を理解すれば、慌てずに積立を継続できるでしょう。

 

【信託報酬】


2017年10月12日時点

 

【リターンとリスク】

15年間の年当たりの標準偏差(リスク)とリターンです。
シャープ・レシオをみると、年金積立Jグロースが一番投資効率が高くなっています。

リスクとリターンについてはこちらのコラムを参照ください

リターンについて

平均収益率(リターン)とは?

リスクについて

「確定拠出年金口座で積み立てよう!投資信託の「リスク」を理解しよう!」

シャープ・レシオとは

(年リターン-無リスクリターン)÷標準偏差

投資効率をはかる指標で、複数の資産やファンドを比較する際に使用されます。
数値が高いほど、1リスクあたりの得られるリターンが大きく、投資効率が高いことを表します。
%などの単位はありません。無リスクリターンは0で計算しています。

米国の経済学者ウィリアム・フォーサイス・シャープ博士(1990年ノーベル経済学賞受賞)が考案。

 

【つみたてNISAのアクティブファンド】

海外型と国内型をシミュレーションしてきました。

アクティブファンドとインデックスファンドの成績の違いはあまり感じられませんでしたが、

シミュレーションしたアクティブファンド6本はすべて元本を上回る実績であり、預貯金では獲得できない水準の増率となっています。

 

 

つみたてNISAやiDeCoは「長期・積立・分散」投資の有効な手段として、国も積極的に推進しています。

推進している背景のひとつとして、米国や英国と比べて、日本の金融資産の増率が低いことがあげられています。

金融庁WEBサイトに掲載されている資料 【導入直前!「つみたてNISA」の制度説明】のP2に比較したグラフが載っています。
www.fsa.go.jp/policy/nisa/20170614-2/13.pdf

これは過去20年間の家計における金融資産の伸びを比較しているグラフで、米国は3.32倍、英国は2.46倍に対して日本は1.54倍となっています。

株式や投資信託等の運用リターンによる推移は、米国2.45倍、英国1.77倍に対して日本は1.20倍となっています。 

米国は日本の2倍以上増やしている結果です。

米国や英国では投資信託等の保有が高く、これが違いを生んでいる原因と言われています。

日本は預貯金で増やすことが長く続いていましたが、20年以上も低金利状態がつづいていますので
米国や英国のように投資信託を活用した資産形成に移行すべきと国は考えているのでしょう。

 

預貯金で増やす? 投資信託等で増やす?   まずは仕組みを理解しよう!

「つみたてNISA」で購入できる投資信託を過去データを使ってシミュレーションしてみました。

「予想以上に増えているな~」と感じた方もいらっしゃるでしょう。

こちらのデータを参考にして、「長期・積立・分散」投資を検討してみたらいかがでしょうか?

積立投資について詳しく知りたい場合は、下記フォームからお問い合わせください。

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