確定拠出年金相談ねっと認定FP 加藤 博

2016年 10月 10日

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)の節税額を計算してみましょう!

こんにちは。
確定拠出年金相談ねっと 認定ファイナンシャル・プランナーの加藤博です。

 

 

10月にはいり、保険会社から「控除証明書」が届きはじめました。

お勤めの方は、会社から年末調整の案内がきているのではないでしょうか?

 

「ふるさと納税」した方は納税した市町村から「ワンストップ特例制度」について

申請案内がきていたと思います。

確定申告せず、年末調整だけで納税を完了したい方(ワンステップ特例制度を使う)は

「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」を納税した市町村に

提出しないといけません。該当する方は確認してみましょう。

詳細は総務省のサイト

案内ポーズ

 

給与所得者は年末調整で所得税の納税が完了する場合が多く、
所得税の計算がわからないというケースが結構多いです。

年末調整後に会社から「源泉徴収票」がもらえます。

 

国税庁のHPに掲載されている「源泉徴収票サンプル」

h27%e6%ba%90%e6%b3%89%e5%be%b4%e5%8f%8e%e7%a5%a8%e7%99%bd%e7%b4%99_%e5%9b%bd%e7%a8%8e%e5%ba%81hp

給与所得者の所得税の具体的な計算をしてみましょう。

シンプルな事例で計算してみます。

40歳  男性  Aさん

1月~12月までの支払給与  6,000,000円

家族構成 妻 専業主婦
長男 10歳
長女 8歳

年間支払社会保険料  900,000円

計算手順①

給与所得控除を計算しましょう

給与所得控除の計算式

360万円超 660万円以下

収入金額 x 20% + 54万円

6,000,000円×20%+54万円=174万円

おさらいになりますが、600万円は手取金額ではなく額面金額です。

給与所得控除後の金額は「源泉徴収票サンプル」の④に記載されます

計算手順②
所得控除額を算出しましょう

だれでも使える基礎控除

38万円

配偶者が専業主婦なので配偶者控除が使えます

38万円

支払った社会保険料全額が社会保険料控除となります

90万円

 

所得控除の合計額は「源泉徴収票サンプル」の⑤に記載されます

 

 

計算手順③

控除できる金額の合計を出しましょう

給与所得控除 1,740,000
社会保険料控除 900,000
配偶者控除 380,000
基礎控除 380,000

合計 3,400,000

所得税の対象となる金額

給与-控除額
6,000,000円-3,400,000円=2,600,000円

計算手順④

課税金額 2,600,000円の所得税を計算します。

課税される所得金額 税率 控除額
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円

所得税の計算式でみると、税率10%となります。

2,600,000×10%-97,500円=162,500円

 

%e8%aa%b2%e7%a8%8e%e6%89%80%e5%be%97%e8%a8%88%e7%ae%97%e8%a1%a8%e2%91%a0

 

これで、年間の所得税が計算できました。

 

では、Aさんが個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)に加入した場合の所得税を計算してみましょう。

 

ideco_%e3%83%81%e3%83%a9%e3%82%b7_%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8_1

確定拠出年金の掛金は 「全額所得控除」になります。

確定拠出年金の掛金は「小規模企業共済等掛金控除」という名称の所得控除で控除されます。

確定拠出年金に 毎月2万円 掛けた場合で計算してみましょう。

表で確認してみましょう。

%e8%aa%b2%e7%a8%8e%e6%89%80%e5%be%97%e8%a8%88%e7%ae%97%e8%a1%a8%e2%91%a1

 

所得税額が 24,000円減っていますね。
この金額が節税できた金額です。
24,000円は掛金 24万円の10%に該当します。

Aさんは所得税率 10%ですから、
節税額は掛金 24万円×10% で計算できます。

 

電卓カタカタ
今度は、Aさんのお金の流れで見てみましょう。

Aさんは
1月~12月まで
毎月 2万円 掛金を支払います。
12月までの1年間で
2万円×12ヶ月 =24万円 
Aさんのお財布から確定拠出年金の口座に移ります。

仮に確定拠出年金の口座では、
1円もお金が増えたり、減ったりしなかった場合、
1年後の残高は 24万円でかわりません。

Aさんのお金は

自分の財布から 確定拠出年金口座へ移動しただけです。

この状態で、
12月に年末調整したら、24,000円が戻ってくるということです。

Aさんは

確定拠出年金の口座に24万円持っています。
戻ってくるお金=節税額は24,000円です。

節税額を利息と考えれば、1年間で増えたお金の割合は
24,000円/240,000円=10%
となります・

年間のお金が増える割合を年利といいますが、
年利10%と見ることもできます。

年間の金利が0.01%という銀行もありますから、

それと比べると1,000倍の年利ですね。

節税額は税率によって変わります。

所得税率が高い人はもっと、節税額も大きくなります。

なるほど

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)の税メリットは
掛金の全額が所得控除され、節税しながら積立てできることです。

自分自身の所得税率がいくらになるのか?
確定拠出年金に加入したら、いくら節税できるのか?
を確認してみてはいかがでしょうか。

 

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)は老後資金づくり専門の口座です。

税金メリットが大きいですが、60歳まで引き出すことができません。

教育費や住宅ローンなどの支出をよく考えて積立額を考えなければいけません。

 

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)は

口座維持するための手数料や
運用するための手数料が年間で6,000円~ 掛かります。

毎月5,000円 年間6万円を積み立てした場合は
所得税率が10%の人だと、6万円×10%=6,000円が
節税効果で戻ってくる金額です。

ほほ口座手数料と同額です。

住民税 10%の減額効果がありますが

月額5,000円だと節税効果と口座手数料とトントンということもあります。

毎月いくら積立てすることができるか?

個人型確定拠出年金(iDeCo イデコ)をスタートする前に、

「いくら積立てできるのか?」を考える必要があります。

収入と支出を将来にわたってシミュレーションすることを

「ライフシミュレーションを作成する」といいます。

ご自身のライフシミュレーションを作成して、検討してみてください。

ライフシミュレーション作成にあたって参考になるコラムを

相談ねっとの認定ファイナンシャル・プランナーが書いています。

参考にしてみてはいかがでしょう?

 

岸田 智樹FP
「確定拠出年金を始める前に確認すべきこと!」
wiselife.biz/fp/tkishida/column/419

%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%ab-2016-11-20-12-33-28

確定拠出年金という「制度」についてお伝えするセミナーを行います

 

このような方は、是非ご利用ください!

 

  • 現在、確定拠出年金をされている方、これからはじめる方
  • 資産形成で後悔したくない方
  • 企業で確定拠出年金の部署で働いている方
  • 保険代理店のマネーセミナー、マネースクールに参加されたことがある方
  • ドル・コスト平均法の本質を知りたい方
  • 積立投資の複利効果があると思っている方

 

主な内容

 

確定拠出年金 制度編

*日本の年金制度と加入関係

*確定拠出年金とは何か?

*企業型、個人型とは何か?

*確定拠出年金改正法成立による制度について

*加入から給付までの流れ

*個人型に加入するためには

*確定拠出年金がはじまった背景とは?

*企業年金の財政悪化について

*勤務先に確定拠出年金制度が導入されていたら、されることになったら

*企業が拠出している掛金の平均額は?

*企業が拠出した掛け金を従業員が返還しなければならないケースがある

*マッチング拠出について

*企業型DC加入者の個人型DC加入について

*選択制確定拠出年金について

*税制上のメリットについて

*現在凍結中の特別法人税について

*60歳までに退職した場合は

*年金の受け取り方法

*制度のメリット・デメリット

*運営管理機関、資産管理機関とは

*自動移換について

*投資信託について

*投資に関すること

*長期投資は誰でも成功するのか?

*確定拠出年金でうまく資産形成するためには?

等々

セミナー日程などのご案内

クリック

417766_7ff66113bdf24b34bce1a8734defc3f4-mv2

Tags:

コメントは受け付けていません。