ファイナンシャルプランナー細田 佳代

2021年 05月 03日

「マイカーをリースで乗る!」という選択

こんにちは。

ファイナンシャルプランナーの細田です。

みなさんカーリースをご存知でしょうか。人気俳優さんたちが出演するテレビCMなどで、ご存知の方も多いかもしれません。ひと昔前は、「リースといえば企業の話」というイメージでしたが、近年では個人のカーリースの需要が増えているようです。

なぜ個人でリース契約を選ぶ人が増えているのでしょうか。

カーリースとは、どのような仕組みなのでしょうか。

【マイカーリース契約増えています】

高度経済成長期、バブル期においては、車を所有することが一つのステータスでした。頑張って働けば収入はどんどん増えますから、一般の人たちが車を所有することもそれほど難しくありません。しかしご存知の通り、バブル崩壊・平成不況を経た現在、主に都市部において、「車離れ」と呼ばれる時代になってきました。

車の購入代金もさることながら、燃料代・税金・車検代・修理費・駐車場代など維持管理にかかる費用は大きいですし、どこへ行くにも渋滞だらけです。

車は個人で所有せずに、必要な時だけカーシェアリングなどを利用し、車を手放す人、買わない人が増えてきました。

しかし都市部以外では、現在も車は手放せない、生活に必要不可欠な人も多いです。そしてその都市部以外の地域で、今まで馴染みのなかった「個人のカーリース」の需要が増えてきているのです。

【ポチって購入時代】

それではカーリースはどうやって契約するのでしょうか。

カーディーラーで、購入せずにリース契約を結ぶこともできますし、保険代理店などの紹介・取次店で契約することもできます。また最近はネットで契約することも多いようです。

コロナ禍ですので、お店に行くことを避けたいという人や、対面で営業されるのが苦手という人がネットで現車を見ることなく契約するようです。

車のような大きな買い物をするのに(厳密には購入ではありませんが)、現物を見ないで決めるなんて信じられないような気もしますが、考えてみれば、日本の国産車はどの車も安全性や操作性等の信頼は高いですから、それでも問題ないのかもしれません。

車も、ポチって契約する時代なのですね!

【リースってどういう仕組み?】

基本的にリース契約というのは、リース会社などが顧客の希望する新品の物を顧客の代わりに購入し、顧客に直接納品します。顧客は賃貸料(リース料)を支払い、リース期間が終了したら、品物はリース会社に返すことになっています。

リース会社にとっては、在庫を抱えることなく賃貸による収入を得ることができます。

また顧客にとっては、レンタル品と違って自分好みにカスタマイズされた新品を使うことができますし、リース期間が終了したら品物は返すので、古くなったものを使い続けるということがありません
購入する場合は一時に大きな金額が必要ですが、リースの場合は大きな金額を用意する必要がなく期間中のリース料が一定なので、コスト管理もしやすいです。
さらに所有者はリース会社なので、所有にかかる税金などもありません

オフィスのOA機器などは、機能の進化が早くどんどん新しいタイプにバージョンアップされていきますし、コスト管理がしやすいので、企業では保守契約込みのリース契約をしている場合が多いですね。

【カーリースの仕組み】

それでは、カーリースはどのような仕組みなのでしょう。

顧客はまず、購入するときと同様に自分の好きな車(新車)を選び、リース期間を決めます。
仮に5年のリース契約をしたとすると、リース料は

(クルマ代ー5年後の車両残存価格)+ (購入時と5年間の維持費用等)を60か月で割った金額、
つまり自分が乗る期間分の車両価格と維持費用の合計金額を、乗る期間の月数で割った金額になります。

とても合理的な仕組みですね。

維持費用をどこまでリースに組み込むかは選択するプランにもよりますが、登録諸費用・自賠責保険・自動車税・車検代・オイル交換代・消耗品交換代・故障修理代・夏冬タイヤ交換代・自動車保険なども組み込むことができます。

リース期間中に車にかかるお金は、維持費用全て込々のプランにすれば、基本的にこのリース料金の他にはガソリン代、駐車場代のみになりますね。

リース期間が終了するときは、
・車を返却する
・同じ車を買い取って乗り続ける
・今の車を乗り続ける(再リース)
・新リース契約で新しい車に乗り換える

などの選択肢から自由に選べます。

【カーリース契約の注意点】

カーリースは、ずっと新しい車に乗り続けることができ、車にかかる費用も一定にすることができますので、とても快適で経済的に安定した乗り方ですが、いくつか注意するべきポイントもあります。

まず、基本的にリース契約は解約ができません。

例えば独身の時に、コストを抑えたいと思って軽自動車を選び、5年のリース契約を組むとします。もしもリース期間中に結婚し子どもが生まれて、軽自動車では小さくて不便だ、となっても、車を変更することは難しいです。

このように、リース期間中の生活の変化も十分に考慮する必要があります。

また、リース期間中に事故で車が壊れてしまう場合などに備えて、自動車保険は車両保険を一般条件(自損事故を含む補償)で付保した契約を前提にしたほうがよいでしょう。

【自分に合わせた快適なカーライフを!】

新車を購入する場合、自己資金で一括払いせずにディーラーのオートローンや勤務先のマイカーローンなどを利用して、分割払いを選択している人も多いと思います。
その場合は、ローンの返済の他に自動車保険・自動車税・車検代などを負担します。
そして車に長く乗ると、交換部品が増えるなどの理由で車検代が思ったより高かった、なんてこともよくあることです。

カーリースの場合は、諸費用等込みでの分割払いですので、どうしても購入した場合のローン返済額に比べて月々の負担金額は高くなりますが、その他の費用支出の凸凹をならして、月々のコストを一定にすることができます。また、選ぶ商品やプランによっては自動車保険料が安くなったり等級進行のメリットが生じる場合もあるのです。

車も、購入・レンタル・カーシェアリング・カーリースと様々な方法があり、さらにネットで契約を完結できる時代です。

車を購入すれば「自分の物!」という満足感や安心感を得られますし、カーシェアリングやカーリースはとても合理的な仕組みです。

自分のライフスタイル、資金計画に合わせて快適なカーライフを送りましょう!


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