ファイナンシャルプランナー大賀 香代

2020年 03月 31日

経済ショックに負けない 強い家計のつくり方

2020年 5月5日 更新

「子どものマネー教育は家庭から」ママの学びを応援するFP大賀香代です。

新型コロナウイルスによる感染の広がりが進む中、2020年3月、全国の小中学校と高校、特別支援学校の休校が始まりました。

この直後に話したママ友は

「仕事がなくなったんよ、やばいわ~」…と、深刻な様子


彼女は小学校で補助の先生として働いていて、今回の休校でいきなり仕事がなくなってしまい、教育委員会から
「その後のことは追って連絡します。しばらくお待ちください。」
とだけ言われたそうです。

明日から仕事がない、しばらくっていつまで? 来年度の仕事は? 
…不安な要素はいっぱい。

その後も全国の感染者は増え続け、不要不急の外出はひかえるよう呼びかけが行われています。
私が住む大分県でも、地域の公民館、図書館、子どもルームなどの施設が利用できなくなりました。

人が動くことでお金は世の中をめぐり、活き活きとした社会がつくられていきます。
人の動きを止めたことで、パートやアルバイトの方が受けることになった「失業」という経済ショックを、とても身近に感じた出来事でした。

「ショック」があなたの家庭に起こったら、あなたの家計は耐えられますか?

今回は、このような「経済ショックに負けない強い家計」とはどういう家計か?
また、その「強い家計の作り方」をお話しします。

過去には、リーマンショック、バブル崩壊、ブラックマンデーなどの経済ショックがありました。

このような経済ショックの時は、株価が…、為替が…など、投資をしていなくてもそれなりに不安になるものですが、家計にとってはその先に起こる「収入が減る・なくなる」というのが一番の「ショック」。


その時、「強い家計」に共通して「ある」ものは…

「貯金」

…当たり前すぎて、自分でも吹き出しました(笑)

「それができないから悩んでるんだよ~」

…ですよね~(;^_^A

しかしどう考えても、
今貯金があって、これからも貯金が作れる「習慣」「仕組み」ができている家計は強いのです。

貯金があれば、たいていのショックは「想定内」
お金を「増やす」ことにも積極的になれるから、さらに「強い家計」になっていく。

「強い家計」を作れる人は、何か特別なことをしているわけではなく、
①「目標」をたてて、
②「毎月の予算」をたてて、
③「ちゃくちゃく」と、
④「続けている」だけ  …なのです。

あなたは、①~④の、どのポイントで悩んでますか?
①? ②?  それとも全部…?
実は、これらのポイントで悩む前に、

⓪ というのがあります。

家計の見直しや、節約術をする前に作ってほしい ⓪
家計をまかされたら一番初めに作る ⓪
家計のいろはの「い」

その ⓪ の名は「緊急予備資金」

かっこいい名前の貯金です(^^)

あなたの家計には「緊急予備資金」がありますか?

経済ショックなどで、「収入が減る・なくなる」などの予定外の出来事が起きたとき、
「緊急予備資金」があれば当面の間をしのぎ、お金を借りずに過ごせます。

「カード払い」は、気軽ですが立派な借金。
足りないお金のかわりに安易に使う習慣があると、お金は貯まりません。


家計には「冷蔵庫や洗濯機が壊れる」「軽く車をぶつける」「冠婚葬祭が重なる。しかも県外」…などの小さなショックはつきもの。
「緊急予備資金」はそんなときのための「なんでも屋貯金」

一般的に「1ヶ月に使うお金の3か月分」は必要と言われます。
月に20万円使う家庭なら60万円、30万円使うなら90万円…
緊急で使ってしまったら早めに補充して、いつもそのくらいのお金が預金通帳にあるようにしておきます。

サラリーマンがもし失業したら雇用保険から「失業手当」がでますが、
自分の都合で会社を辞めたとき、
一週間の待ち期間のあと、さらに3ヶ月間失業手当がもらえない期間があります。
その間の収入を補えるよう「緊急予備資金」は3ヶ月というのが目安のひとつになっています。

個人で事業をしている人は収入がなくなっても「失業手当」などはないので、
事業を続けるために必要なお金も含め、少なくとも「6か月分」を準備します。

でも、いくらあったら安心かというのもそれぞれ違います。
3か月、6か月などの「緊急予備資金」は準備しなければいけない最低の金額ということが言えます。

「緊急予備資金」の暗黙の約束

この「緊急予備資金」は「なんでも屋貯金」ですが、

生活費を補うために使わない

という暗黙の約束があります。
生活費が足りない時は「緊急でしょ!」と思うかもしれないけど、
この「緊急予備資金」はよっぽどのことがない限り手をつけない貯金なのです。
生活費の補充は1、2度ならOKでも、毎月のように「緊急予備資金」から生活費を補充していたら、
それはもう家計自体が「緊急」な状態ということ…

家計見直しが必要な状態なのです。


家計の見直しの相談を受けていると、
「緊急予備資金」が作れていない家計が多いと感じます。

あの「東京ディズニーランド」も休園してから2ヶ月が経ちますが(5月5日現在)
休園した状態でも1ヶ月にかかるコストは200億近くと言われています。

それでも今後1年休園してもつぶれないと言われています。
それは今までお話してきた「緊急予備資金」という現金を圧倒的に持っているら。
身近な夢の国も堅実な貯金で支えられています。


あなたの家計には「緊急予備資金」がありますか?

貯金のいろはの最初の「い」
もしできてなければ必ず作りましょう。
この「緊急予備資金」が作れたら、「強い家計」への第一歩を踏み出したも同じ♪

ひとりでは難しく感じたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

読んでいただき、ありがとうございました。


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