高野 具子

【相談事例】勤務先の共済に加入するのが良い?それともイデコに加入した方が良い?

「出会った人の懐と心を豊かにする」アラフォー世代の働く女性のためのMy Money Coach 高野具子です。

今回のご相談は24歳女性。入社して2年目の方です。

私もそんな頃あったなと思わずしみじみ。
当時の私は金融情報に疎く、給与口座を開いた銀行で「定期預金しませんか?」と提案いただきました。

初任給の使い道がよく分からなかった私は「うーん、2万もできるのかな?うーん、うーん」と悩み続けていたら、

「これから給料が入ってくるんだから、ちゃんと積立しなさい!」と言われ、開設。

 

ここで初めて「収入-貯蓄=支出」を教わりました。

 

ほとんど増えることのない利息でしたが、
唯一ディズニーキャラクターセットをもらえたのは嬉しかったですね。

ここで、今の自分に出会っていたら!と、たらればな考えを思い浮かべます。

今回のお客様は、ご自身で気づいてお金の勉強をしよう!とお見えになりました。
昔よりもFPという存在が知られるようにはなってきたのもあるとは思いますが、
24歳の頃の私に言い聞かせたいです。

 

お客様の基本情報

お住まい:千葉県

ご相談者様:24歳女性

お勤め先:私立大学の職員

 

ご相談前の状況

私学共済に加入。積立貯金(預金のようなもの)と積立年金(個人年金のようなもの)があり、
積立年金は、パッケージの「おすすめ」毎月5,000円と半年ごとに20,000円(年間8万円の積立)を2本ご加入中。

このプランに増額したほうが良いか、イデコ加入したほうが良いか?とお悩みでした。

 

まずは加入している私学共済の内容からチェック!

加入中の内容をチェックするのは基本中の基本です!保険でも証券でもすべて同じ。

①積立貯金コース:預金よりもちょっと良い利息がついているもの

年利率0.25%(固定金利、半年複利)
つまり、0.25×6か月/12か月=0.125%の利息が半年ごとに支払われ、複利で運用されます。

たとえば100万円を預けていた場合、

半年後 100万円×1+0.00125)=1001,250

1年後  100万1,250×1+0.00125)=100万2,502円

1.5年後 100万2,502円×1+0.00125)=100万3,755

2年後  100万3,755×1+0.00125)=100万5,009

(※6/27:計算誤りがありましたので、修正いたしました)