株式数比例配分方式？特定口座源泉徴収あり？

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株式数比例配分方式？特定口座源泉徴収あり？

こんにちは！
ファイナンシャルプランナーもりつぐ先生です！

NISA口座を作るときには、まずは証券口座というものを作らないといけません。
これをNISA口座に紐付けておく、ちょっとNISA口座にバージョンアップさせる届出をしてNISA口座が出来上がります。

証券口座を作る手続きを1番最初にしないといけない

この証券口座を作る手続きをする際に、多く頂く質問が2つあります。

証券口座開設の二大質問
❶株式数比例配分方式
❷特定口座源泉徴収あり

今回はこれらについて説明していきます。

NISA口座には、成長投資枠とつみたて投資枠の2つがあると説明しました。
つみたて投資枠というのは簡単に言うと、いろいろ制限のかかった器です。
なので積み立てでしかできませんとか、
投資信託しか買えません、しかも投資信託も200種類ぐらいに抜粋していますというような制限があります。

一方、成長投資枠は結構何でもいけるので、株が買えます。
個別株という一つの企業の株、上場している企業の株であれば買うことができます。
株を持っていると配当金というものがもらえたりします。
その企業が利益が出て儲かってきたら、株主の方々に還元しますということで配当金を出してくれるわけです。
この配当金の受け取り方は、株主が決めて良いです。

自分の銀行口座に振り込んでもらう方法とか、
現金というか書類みたいなものをもらって、それを郵便局に持って行き現金でもらう方法等があります。
この方法の一つに株式数比例配分方式を設定しておくことができます。

特定口座は配当の受け取り方に
株式数比例配分方式を設定できる

これをあらかじめ設定しておくと、証券会社の証券口座にお金が入ってきます。
この証券口座はNISA口座にバージョンアップしていますから、このお金に関しては非課税です。

逆に言うと、株をやる人であればいくらNISA口座を作ったとて、
株式数比例配分方式を選んでいなければ配当金が非課税にはなりません。
こういうオチがあるわけです。
つまり、NISA口座作ったからもう安心だ、というわけではないんです。
紐付けて、株式比例配分方式を選んでおかないといけません。

そもそも株をしない、投資信託しかしません、
投資信託の中でいろんな企業の株を買ってくる世界株、オルカンのようなものであれば良いです。
そのようなものは配当金が出ません。
投資信託に分配金というものがありますが、名前は似ていますがこれらは全然違って、
配当金という概念はありません。
配当金があるのは株、個別株です。
この個別株を買わないのであれば、別に選ばなくても良いです。

ただ選ばないことのデメリットもないので、いつかやるかもしれないのであれば選んでおけば良いです。
実際、9割以上の方が選んでいるようです。
デフォルトが選ぶということで良いと思います。

次に、特定口座源泉徴収ありについてです。
なし、もあって選ぶことができます。

今まで説明したように、証券口座に作った口座を、特定口座と言います。
これを源泉徴収ありにするか、なしにするかということです。

特定口座というのは税金のかかる口座ですが、NISA口座も紐付けて作れば税金はかかりません。
ただ、1800万円、年間360万円を超えて積み立てをするとそれは全部特定口座で預かることになります。
この特定口座を使い、売却して利益が出た際には税金がかかります。

この税金は自分で確定申告して、税務署に自分で納める必要がありますが面倒くさい。
それを自動的に証券会社が税金を引いて振り込んでくれる、それが特定口座源泉徴収ありを選ぶ、ということです。

基本的には1800万円を超えなければ関係ありません。
ただ1800万円を超えた時にわざわざ確定申告しに行かなくても、勝手に引いてくれることになります。

では、どのような人が特定口座源泉徴収をなしにするのか。
自分であえて確定申告をしたい人がそれを選びます。
損益通算という、他でいろいろな株の取引をしていて、
こっちで大きくマイナスが出てたので、こっちのプラスと合算してプラスを消したりできます。
こういう調整をやりたい人は、あらかじめ税金が引かれて入ってきたら困ります。
このような人は確定申告でまとめてやるので、特定口座源泉徴収なしを選択します。

そのようなデイトレーダーとかいろんなことやっている人以外は、ありを選択すればよいと思います。

❶株式数比例配分方式
❷特定口座源泉徴収あり
特別な理由がない限り
どちらも選んでおけば問題ないです‼

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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