こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!
前回のコラム ▶ 10代のための投資術「人脈・コミュニティ・情報」
20代
次は20代です。
20代は体験を買いましょう。
20代になると、自分でお金を使えるようになってくるかと思います。
NISA口座も18歳から作れるので、そこで投資を始める人もいるでしょう。
ただこの時期に老後いくらになるんだろうかとか、
いくらくらい年金が足りないんだろうとか、
イメージつきにくいと思います。
20代のタイミングで将来結婚して子供が何人できて、
どういう家に住んで、だからどのくらいお金が必要、そのようなことは考えにくいですよね。
だからそのような人生設計を考えても無駄です。
では、どのようにすれば良いのか。
とにかくいろいろな体験をして、
自分自身がどんな状況になっても稼げる自分になっておく方が強いということです。
1000円の本があったとします。
ここに、1000円の本を1000冊読んだ人がいます。
100万円を本を読むことに使ったということです。
100万円使って1000冊の本を私は読みましたという30歳の人がいたとします。
もう1人、コツコツ1000円ずつ貯金をしていって、
今100万円も貯金しましたという30歳の人がいたとします。
30歳の両者、使ったお金は両方とも100万円です。
1人は100万円を自己投資、本を読むという体験に使いました。
もう1人はこの100万円をただただ貯めた。
さあどうでしょう?
面接に行ってどちらが就職しやすいと思いますか?
おそらく面接官は本を読んだ方に魅力を感じませんか?
ここに気づいた時、今から100万円を使って1000冊の本を読みますと言っても
時間が追いつきません。
つまり、体験という価値は早ければ早いほど生涯のレバレッジが効きます。
そして自分自身が稼げるようになったら時間というレバレッジが効く分、
いくらでも稼ぎ出せるようになります。
20代のこの時期、1円でも多くお金を増やすとか、将来の人生設計を立てるよりは、
とにかく体験にお金を使った方が良いです。
インドがこれから来るからインドの株を買ったら良い、
20代のお客様からこのようなお話をされたことがあります。
僕の答えは、その株を買うお金を使ってインドに旅行に行ったらどうですか?
というのが僕の答えです。
机上の空論でインドの株が良いと言っていますが、
インドの企業がどのような精神でどのような人が働いていて、
どういう事業をやっているのか、どういう環境なのかとか、何もわかっていません。
でも行けばわかります。
実際に行ってみると日本の企業が大活躍していたりします。
インドというマーケットを使って、アメリカや日本の企業が活躍していれば、
インドが伸びるということはインドの企業よりも、
日本の企業やアメリカの企業が伸びるのでは?という考えも出てくるかもしれません。
要は自分がどのような未来を迎えたいか、です。
自己投資と一緒で、自分のお金をどのように世界に役立てるのかということを考えた時、
ただ数字に投資をするというのは、20代はまだ早いのかなって感じがします。
なので、ぜひ体験を買っていただきたいなと思います。
そこでNISA、iDeCoをやらなくていいのかというと、そうは思いません。
NISAやiDeCoといった金銭の投資も良いですが、全て自己投資だと思ってやってください。
つまり、20代の時期に体験しておくことが重要なのです。
少額でも良いので、すぐに辞めてしまうのではなく、長く続けて成功体験を作る。
この成功体験を手に入れるという意味では、
20代という若さから金銭投資を始めるのは大きな価値があります。
ただみんながやっているからインデックスなんでしょう、数字に投資します、
手数料安い方が良いんでしょう、といった1円でも多く増やす思考のものを
20代でやっても仕方ありません。
20代の時期は、本当に自分のお金がどこに使われているのかという、
この数字の向こう側にいる企業だったり事業だったり、人だったりその想いだったり価値だったり。
ここをちゃんと見ていただいて投資することが体験価値が高くなります。
そのようなことがわかると、この企業はこのような理由で売上を上げていたんだとか、
そのようなことがわかるようになってきます。
つまり売上とか利益に着目できる20代になれるということです。
そのような20代がいたら僕はぜひ雇いたいです。
とても有能だと思います。
投資を通じて自分が世界とつながっているという思考がある人、
投資というのは価値に投資をするということが分かっている人、
このような人はどの会社に行っても出世すると思います。
ぜひ20代は自己投資という体験を買うということをやっていただきたいなと思います。
30代
30代は価値に投資してください。
20代でも価値、価値とお伝えしましたが、30代はとにかく価値に投資です。
どういうことかというと、人によって価値観は全然違います。
30代になるといよいよ人生設計を考え出さないといけない歳になります。
もう結婚した、子供が何人欲しい、
マイホームは買った方がいいのか賃貸の方がいいのか、
マンションなのか持ち家一軒家なのか、
親の介護とかが出てくるかもしれない、
自分が病気になるような万が一のリスクもあります。
そして老後を迎えます。
このように色々なお金のことを考えていかなければいけないタイミングが来ます。
そして、仕事をされている方は、この会社でずっと働いていこうと考えられるかもしれません。
ある程度人生のいろいろなことに予想がつくようになってくる時期でもあります。
そのような時に、今自分がどこにお金を使いたいのか、自分がどこに時間を使いたいのか。
時間とお金という自分のリソースです。
自分のリソースをどこに役立てたいのか。
人それぞれ、その価値観が定まってくる、これが30代です。
この30代になった時、まずやっていただきたいのはライフプランを立てることです。
20代は行き当たりばったりの体験で良かったですが、
30代はまず計画を立てていただきたい、ライフプランを作っていただきたいです。
一度人生と向き合うタイミングがここです。
そして人生と向き合い、お金と向き合うことで、
後悔のないように自分で選択した人生、選択した未来を迎えに行ってほしいです。
これが30代でやること。
あえて言葉にすると、価値に投資する、このタイミングです。
価値に投資する、
自分が価値あると思うものに価値あるだけ投資をしていく。
このバランスをとっていくことが、この30代に必要なことなのではと思います。
家族とか仕事とか住宅とか未来とか。
そこに手段としてNISAとか住宅ローンとか保険とか、いろんなものが出てきます。
まずはライフデザインを描いて、そこにライフプランを作ります。
その収支を見ていき、自分のマネープランを作り出していく。
このようなことをするのが30代ではないかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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