林 智慮

金融庁 う◯こお金ドリルで金銭教育

制度や仕組みを、

知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】

FP相談ねっと林です。



先日、金融庁「うんこお金ドリル」 を使って、小学校低学年(おもに1年生)の子ども達にお金の話をしました。

「うんこお金ドリル」は、金融庁が文響社「うんこドリル」とコラボしたもので、小学生でもお金の基本を学べ、こんな場面はどう行動するかを紹介してあります。お金をどうやって手にいれる、お金の使い方、お金の仕組みを学ぶ事が出来るものです。
(金融庁 令和3年3月18日 報道発表www.fsa.go.jp/news/r2/sonota/20210318/20210318.html

うんこお金ドリルには、『生活編』と『経済編』があります。

生活編は、暮らしの中での様々な場面についてお金の考え方を学び、「経済編」は商売をすることを通じて、お金を儲けること、お金の流れや使い方を学びます。

今回は「生活編」により、お金って何なのか、どのようなときお金を使うのかを考えてもらいました。

物を買うにはお金が必要であることから始まります。足りなければ買えません。我慢することも必要、貯めれば買えることを話します。

お金を計画的に上手に使おうということを考えるものの他、こんなときどう行動すればいいのか、道徳意識を高める問いかけもになっています。

持っているお金では欲しい物が買えない時、どうする?の問いかけに、「勝手に持っていってはだめだよ!」とあちらこちらから声が上がりました。また、他人の物を傷つけてしまった場合、まず正直に「ごめんなさい」と謝ること、黙っていたり、ごまかしてはいけないなど、やってはダメなことを子ども達はちゃんと知っていました。困ったときには、親御さんに相談しようね。

友達から「お金を貸して」と言われたときにどうするという問いかけについて、「貸す」と答えた子がチラホラ。「友達が困っているなら助けたい」という、やさしい気持ちからの意見ですが、友達関係を壊したくなければ絶対にダメ。お金の貸し借りはトラブルになり、イヤな思いをすることになります。どうしても心配なら、親御さんに相談しましょう。

他に、人の役に立つこと、人が喜ぶことをすると、「ありがとう」と言って貰えますが、言われた方も嬉しいですね。働く大人達は人の役に立つことをしているから、「ありがとう」という気持ちとしてお金を受け取っています。

そして、最後の問題は、「将来、幸せになりたい。今、何が出来る?」。何でもいい、何かをがんばること。夢中になること。今の自分で出来ることをがんばることで、幸せになったり、お金がもらえる可能性が増えてくる。まさに、自分の使命の探究の一問です。

かつて、知り合いからこんな話を聞きました。
地域のお祭りがあり、子ども神輿か何かでお祭りのお手伝いをしたということで、幼い兄弟は特別にお小遣いを貰って屋台へ向かいます。それぞれ欲しい物を見つけましたが、弟のは手持ちのお小遣いでは買えません。兄は、足らない分を出してやり、残りで自分の分を買いました。という話です。
でも、いつも兄が我慢させらているというわけではなく、いつも弟が我が儘ということでもないとのこと。ほんわかさせられた、お金の使い方です。

「うんこお金ドリル」は、全年齢対応となっており、小学生対象でありながらも「深い」内容になっています。是非、親子で楽しみながらお子さんの生きる力を育んでください。


金融庁の以下のページから「うんこお金ドリル」「新成人向け うんこクイズ」 へアクセスできます。

金融庁 令和4年3月22日発表

小学生向けコンテンツ「うんこお金ドリル」×新成人向けコンテンツ「うんこクイズ」
www.fsa.go.jp/news/r3/sonota/20220322/20220322.html


(出典:金融庁、文響社)