こんにちは。確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。
表題の数字、何でしょうか。。。
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平均的な介護期間(誰かの御世話になるかもしれない期間)と言われています。
平均寿命から健康寿命を引いた数字です。
平均寿命は、その年におぎゃ~と生まれた赤ちゃんが生きられると予想される年数。
健康寿命は、誰の助けも借りないで生活できる年数。
その差、だいたい男性9年、女性12年。
微妙な端数の差はあれど、ここ15年くらい続いています。
これを聞くと、将来9年や12年も介護されなければならないんだ!!と思いがちですが、
これは、確実に誰もが介護されるのではありません。
生き方や、健康に気をつけることで、その期間は短くなります。
終活セミナーでお話しさせていただくとき、徳島県上勝町をよく例に話します。
高齢者比率51%超えているのに、高齢者の医療費が徳島県で最低です。
かつてあった町営の老人ホームが。定員割れ続きで廃止されてしまったのです。
もともと材木とミカンしかなかったこの町、寒波で生産に行き詰まってしまいます。
農業指導員の横石さんが、高齢者でも出来る「つまもの」(料理に飾る葉っぱ)ビジネスを導入したのは今から30年程前。
「葉っぱでビジネスなんて、たぬきでもあるまいに。」と、ほとんどが反対する中、3人のおばあちゃんが手を挙げました。
最初から順調に行くわけでもなく、「おまえは余計なことを考えんと、黙ってわしについて来たらええ」と夫いわれる人も。
しかし、今では、多くのおばあちゃんがパソコンやタブレットをさくさくと使いこなし、売り上げの競争に毎日励んでいます。
1000万稼ぐおばあちゃんもいるとか。
皆さん働くことが楽しい、忙しくて病気になっていられないそうです。
上勝町の例は、
『生き甲斐』を見つけて楽しく生きることで、介護期間が短くなる
ということだけではなく、
夫に従わなければならなかったおばあちゃん達が、働くことによってお金と自由を手に入れた
ということも含んでいます。
103万(所得税)の壁、106万(新・社会保険)の壁、130万(社会保険)の壁、141万(所得税)の壁
ってご存じでしょうか。
扶養家族になっている専業主婦が、微妙に超えると手取りが減ってしまう境界ラインです。
でも、
103万超えても、105万未満なら配偶者特別控除が38万控除できます。
だんだん収入によって控除額が減り、141万以上で0になります。
130万の社会保険の壁が、
501人以上の会社で20時間以上、勤務年数1年以上だったら106万になります。
もともと国民年金保険料16,260円支払っている第1号被保険者の専業主婦は、
健保も合わせて12,387円で、厚生年金の上乗せまで手に入るのです。
130万だとしても15,484円、安い掛け金で年金が大きくなるのです。
しかし、第3号被保険者の専業主婦は社会保険分はまるっと負担になりますが、
だからと言って、
500人以下の会社に転職するのか、時間を20時間未満にするのか、勤務年数1年未満ごとにどこかへ転職するのでしょうか。
目先の利益のために、自分のキャリア、将来の収入を無視する働き方をするのでしょうか。
働くことは、収入を得ることだけではなく、その経験が自分の生き方にもつながって来るのです。
未来の自分に目を向けませんか。