寺田 紀代子

残念な企業型確定拠出年金

こんにちは。

保険を売らないスーパー保険レディ!

青森県弘前市で主に活動しています、確定拠出年金相談ねっと認定FP 寺田紀代子です。

保険は売ってますが、お客様も私も根拠をもってとことん納得しないと保険を販売しないのがモットーです。

 

先日も火災保険のご相談でお邪魔したのですが、ちょうど実家に里帰り出産されていた娘さんと雑談になり、遺族保障の保険に加入したいという流れになりました。

まずは、ねんきん定期便を紐解き、遺族年金いくらもらえるか計算してからね。と、今まで何の意味があるの?と毎年読み捨てられていた定期便が始めて日の目をみた瞬間です!

 

老後の年金はまあこんな金額だろうと思っていたようですが、まだ30代の若いご夫婦、万一ご主人にもしものことがあったらの遺族年金は、想定外に大きな金額だったようです。

この金額を頭に入れて、さて、足りない分はどのくらいか、納得するまでご相談です。

 

ここまでお話をしてくると、聞いてみたいことどんどん出てくるようで、主人宛によくわからないものが届いているんですが、これは一体何でしょう?と1枚の書類。

拝見したところ、ご主人の会社で行っている、企業型確定拠出年金の取引明細のご案内でした。

 

企業型確定拠出年金を導入している会社の社員さんによくあることですが、会社の規模が大きければ大きいほど、入社時に簡単な説明で加入手続きをし、わからないままに時だけが過ぎていっている。そんな人のなんと多いことか…

 

この方もせっかくの資金を、元本確保型の商品、定期預金に100%入れてしまっていました……

 

現在の定期預金では、30年経ってもほぼ元本が残るだけです。

60歳までまだ30年もあるお客様でしたので、投資商品で運用した方がいいのでは?とアドバイスをしたところ、商品の選び方のご相談も受けることになりました。会社からは書面のみの継続教育しかなかったようですね。

 

例えば、

毎月1万円 定期預金 年率0.1%本当はもっと低いですけど……)で30年間運用すると、元本は360万円で、収益は約5万円にしかなりません。

それを、

毎月1万円 投資信託 年率2%で運用できたとすると、元本は同じく360万円ですが、収益は132万円にもなります!!

とても大きな差が出てしまいますね。

このように、制度を運営している会社自体が、社員さんの福利厚生のためにどのように運用したら有効に使えるのかを、しっかり教育していないのが実情のようです。

せっかくいい仕組み、制度なのに使いこなせていないのは残念です。

 

すでに、導入しているけれどいまいち仕組みがしっくり来ていない管理職の方、確定拠出年金、聞いたことはあるけど、よく仕組みがわからないという中小企業の社長、ぜひ、セミナー聞きに来てください。

 

確定拠出年金相談ねっと代表の山中伸枝先生が、青森での企業型セミナーを開催します。

 

またとないチャンス!!です。

 

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