こんにちは。
確定拠出年金相談ねっと認定FP 寺田紀代子です。
保険販売系FPとして、青森県弘前市で保険も含めてお金にまつわるよろず相談承ってます。
補償を削らず保険料を安くする方法あります!
家計の見直しをされるとき、みなさん一番にあげるのが保険の見直し。
確かに、目の前に商品もないし、物がないのに、家・自動車に次ぐ高額な買い物で、毎月毎月万単位のお金が口座から引かれて行きます。
その上、
「保険なんて、一回も使ったことない!保険会社だけ儲かってんじゃないの!」
こんなお叱りは耳タコで承っておりますm(__)m だから、少しでも安くしたい。入ってないと心配だけど、削れるものがあるのでは?と考えるんですね。
本当に保険が必要かどうかはまた別の機会にお話しするとして、補償は縮小しないで、安くする方法をお知らせします。
今回は自動車保険についてお伝えします。
ご家族の保険証券見たことありますか?
ご家族それぞれが、各人で加入し、保管管理していると、
万一の時に本人以外の家族が補償内容がわからず、せっかくの保険が使えない、保険を請求したくても連絡先が分からない
というデメリットの他に、重複・かけすぎに気付かないというデメリットがあります。
自動車保険
今では、ごく一部の共済保険を除き、ほとんどの保険会社がオンライン化されていますので、1台の車に2件の保険をかけるということはありえません。自動車保険で節約ができるのは、特約の重複です。
弁護士費用特約
事故の際に弁護士に相談したり訴訟にかかった費用などを支払う特約です。年間約2500円~4000円位の保険料。バス電車の手段があまりなく、自動車が唯一の交通手段という地域だと、家族全員が自動車をもっていることも多いです。
この弁護士費用特約、同居の親族、別居の未婚のお子さんまでが、特約の補償範囲になっています。例えば、70代のご夫婦、息子夫婦、すでにお勤めされているお孫さん2人がそれぞれ1台づつ計6台の車があるとして、6人家族が同居だとすると、弁護士費用特約は6台のうちどれか1台にだけかけていればご家族全員補償してくれるわけです。
6台の内5台は特約をつけなくていいわけですから、全員付帯していた場合、1世帯で年間約12500円~20000円の節約になります。
個人賠償責任保険特約(日常賠償特約という会社もあります)
自動車事故以外の偶然な事故で、他人にケガをさせたり、他人の物を壊してしまった時の損害を補償する特約です。
自転車通学中、歩行者と激突し、後遺障害を負わせてしまい、ご家族に1億近くの賠償請求が出たという新聞記事をご覧になったことありませんか?
そんな時にも役立つ特約なので、ぜひつけておいて欲しい特約です。補償内容も無制限補償の会社が増えていますし、示談交渉付の会社もあります。
この特約も、ご家族で1特約ついていれば、同居の親族別居の未婚のお子さんまで補償してくれます。火災保険や傷害保険などにもつけられる特約なので、もうすでにどれかについていれば、自動車保険につける必要はありません。
年間約2000円程度ですから、弁護士特約と同じく、全員付帯していた場合、年間で約10000円の節約になります。
人身傷害保険で補償範囲を決める特約
車の事故で、運転している方がケガをしてしまった場合、ケガや休業損害、慰謝料などを支払う保険です。
原則は運転しているときの補償ですが、特約として、他人の自動車に乗車中の事故や歩行中・自転車乗車中の自動車との事故でケガをしてしまった場合も補償する特約をつけて、補償範囲を広げることができます。
お子さんが歩行中や自転車乗車中に、車との接触事故でけがをされたという経験はないでしょうか?車が歩道に突っ込んできた事故。ニュースで見かけますよね。相手の方に責任があったとしても、100%補償してくれるとは限りません。保険に入っていない方も多いですから。
この特約もぜひつけておいて欲しい特約です。
この特約も同居のご家族の内、一人の方の保険に歩行中も自転車乗車中も補償するタイプの補償をつけておけば、同居の親族、別居の未婚のお子さんまで補償してくれます。
東京の大学に行かれたお子さん、何があるかわからないので心配ですよね。未婚(結婚しちゃうと対象外です)の内でしたら、遠くにいるお子さんもしっかりフォローできます。
どなたかの保険に代表してつければいいので、重複して付いていれば基本の形に戻せば節約になります。こちらの保険料は、年間定額ではなく等級の割引の対象となっているので、個々で保険料が違います。1台につき概ね年間3000円~5000円の節約。皆さん重複していたとしたら、だいぶ大きな節約になりますね。
面倒くさがらずに保険証券集合!
保険って面倒なものです。でも、1回ご家族の証券集めてみてください。
生命保険は保険会社によって、形も特約もかなり違いますが、自動車保険はそんなに変わりません。お知らせした3点だけでも比べてみれば、補償は削らず年間万単位の節約ができるかもしれません。
どなたかの満期のお知らせが来た時に、お時間とって検証してみましょう。
保険の窓口を一つにすれば更に3%~5%割引が効く方法がある保険もあります。放っておくのはもったいないですね。
ぜひぜひ、検証してみてください。ご相談に乗りますよ!
次回は火災保険についてお話しします。