渡辺 和子

【夫婦×お金 研究会 No.8】わが家の「万が一」に備えるお金を知ろう!

こんにちは。東北宮城を中心に活動している相談ねっと認定FPの渡辺和子です。

夫婦×お金の研究会もシリーズ8回目となりました( ´艸`)

お金のお悩みは千差万別ですね。

 

とあるご相談

「ねえねえ和子さん、こどもが生まれたので親が保険くらい入れっていうのですが、

どんな保険に入ったらいいのですか~?」

「そうですね、ところで何で保険に加入することが必要だと思いますか?」

「万が一のため?」

「では万が一ってどんなときでしょう?」

「・・・」

 

そもそも保険って何のためにはいるのでしょうね?

どんな時に家計は大ピンチになる!?

 

例えば、日々の生活を過ごす中で、どんなことが起こったら家計がピンチになるか想像してみてください。

小さなお子さんを抱えて、一家の大黒柱のご主人に万が一のことがあったら、

あたりまえのようにあった収入がなくなり、仕事をしながらひとりで子育てって難しいですよね。

そんな時、家計にピンチがおとずれます。

このように備えておきたいピンチが具体的に見えてきたら、それぞれのピンチに備えて、

どれくらいのお金を準備したらいいのかをチェックしてからでないと、保険を選ぶことはできません。

 

夫に万が一、残された親子にいくら必要なの?

 

夫の万が一なんて考えたくないけど、「亡くなってしまった場合」その後の生活でどれくらい必要なのか、チェックしてみましょう。

目安となる計算式があるので、それに当てはめてみることにします。

 

①残された家族の1か月の生活費×12か月×(22歳※-末子の年齢)

妻の1か月生活費×12か月×(89歳※-末子が22歳の時の妻の年齢)

※厚生労働省 平成27年「簡易生命表」60歳時点の女性の平均余命28.83歳より

※末子が独立するまでの年齢を大学卒業の22歳としています

 

①と②を足すと、万が一の場合の必要保障額がみえてきます。

ちなみに1か月の生活費は、残された家族の場合は現在の生活費の7割、妻だけになった場合は5割とするのが一般的です。

 

夫は一億の男!?

 

仮に月の生活費が25万円だったとすると、

175000円×12か月×21年=4,410万円

125000円×12か月×39年=5,850万円

合計1億260万円

※末子が1歳、妻が29歳とします

 

まさに億の資金が必要となります。さらにお子さんを育てていくうえでは、教育費がかかりますから、それをプラスαしていきます。

 

まさに夫が健康で元気でいてくれたら、仮に年収500万円だとすると、60歳まで31年間、

15500万円もの収入を得ることになりますので、そう考えると目の前のご主人を見る目も変わってきませんか^^

 

保険で準備する必要なお金って「生活費」+「教育費」の合計となるとものすごい金額になりそう!

生活資金が1260万円に加えて教育資金は、私立文系自宅から通ったとしても700万円程度、

親元を離れ一人暮らしなら1000万円は視野に入ってきます。

 

ムリ~( ;∀;)

 

 安心してください、そこから引けるものがあるのです。

一家の大黒柱が亡くなると、国の年金制度から「遺族年金」というものが支払われます。

意外とご存知ないかたが多いのですが、年金といっても、老後資金の年金だけでなく、

遺族年金、障害年金という3つの給付を受けることが出来ます。

 

残された家族の救世主、遺族年金って?

どれくらい貰えるかというと、国の年金制度は働きかたによって、支給のされかたが違いますが建付けはこんな感じです。

18歳未満の子のある妻の場合は、

自営業の人が亡くなった場合は遺族基礎年金のみ

会社員の人が亡くなった場合は遺族基礎年金+遺族厚生年金

 

年間で考えると分かりづらい月単位で考えます。

自営業のかたであれば、月約8.3万円の遺族年金がもらえるということになります。

 

会社員のかたの遺族厚生年金部分は夫のお給料によって決まってくるので、人それぞれ金額は異なります。

支給される金額については、インターネットで調べることもできるし、

私たちのようなファイナンシャルプランナーに相談すれば、より正確な数字を知ることができます。

毎年お誕生日月に送られてくる「ねんきん定期便」も目安となりますので、開きもせずにポイっとしているかたは、

ちょっと気にしてみましょう✔

 

結局、わが家が保険で準備する金額って?

保険として準備するお金 = 必要なお金(生活費+教育費)- 遺族年金

 

更に住宅ローン返済中であれば、万が一のことがあったら、

住宅ローンチャラになる団体信用生命保険に加入している場合がありますので、返済金額も差引くことができます。

 数多ある保険商品の中からベストなものを選びたいと思ったら、まずは考え方を身に付けて、商品選びは最後でいいのです。

お洋服やアクセサリーのように、その保険商品が欲しいわけではなく、「安心できる保障」を手に入れたいのですから。

 

最後に

 

健康で元気なときも家族の生活を支え、万が一のときも生活保障を準備してくれている夫という存在、

あたりまえすぎて時には大切さを忘れてしまうことも(;’’)

お金がすべてではありませんが、大切なのは事実。私自身もコラムを書きながら再認識しました。

ついついイラっとすると嫌な態度をとってしまいがちですが、ひと呼吸おいて、笑顔でいられるようにしていきたいものです。