ファイナンシャルプランナー村松 繁

2021年 07月 06日

投資信託はインデックスタイプとアクティブタイプどちらがいい?

確定拠出年金相談ねっと 認定FP

アイマーク株式会社 代表の村松です。
確定拠出年金企業型の商品ラインナップには、投資信託が多く含まれています。その中には、インデックスタイプとアクティブタイプという分類があり、どちらを選んだらよいかわからないという人がいるのではないでしょうか?この記事ではインデックスタイプとアクティブタイプのそれぞれの特徴、どちらを選んだらよいのかについて解説していきます。

インデックスタイプとは

インデックスタイプ、またはパッシブ運用といわれる運用方法は、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といったベンチマークに連動した成果を目指す運用方法です。ベンチマークに連動する成果をめざすため、運用にかかるコストがかからず信託報酬が安いうえ、投資をする側も値動きの予想がつきやすいというメリットがあります。

ベンチマークって何?

ベンチマークとは投資信託の運用目標とする指標のことで、以下のようなものがあります。

投資におけるリスクとリターンは、表裏一体の関係にあります。

また、投資をする側も投資をする目的があるので、全ての投資信託が、リスクを冒して最大限のリターンを追求することを求められているわけではありません。中には、リスクは抑えめでそこそこのリターンを得られればいいという目的で投資をする人もいるのです。

そのため各投資信託は、それぞれどれくらいの収益を出すことを目標にその投資信託を運用するのか?という運用目標を決めたうえで運用を行います。この各投資信託の運用目標を決める上で指標になるのがベンチマークです。

インデックスタイプの種類

インデックスタイプには、大きく分けて2種類の方法があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
・完全法
指標とする指数の組み入れ銘柄と同じ構成比率で運用をする方法です。
・サンプル法
運用目標とする指数と連動するために代表的な銘柄を選択をして、構成比率を決めていく。

アクティブタイプとは

アクティブタイプはベンチマークを上回る成果を目指す運用方法です。アクティブタイプは、インデックスタイプに連動した運用成果を目指すわけではないので、ベンチマークとする指数の組み入れ銘柄に近づける運用ではなく、独自にベンチマークを上回る銘柄を運用に取り入れる必要があります。

そのため、投資信託を運用しているファンドマネージャーが独自の調査を行い、手間をかけて銘柄を選定しています。そのため、基本的にはアクティブ運用の方がリスクもリターンもインデックスタイプより高い傾向があり、信託報酬も高めという特徴があります。

アクティブタイプの種類

アクティブタイプにも2種類の方法があります。各特徴は以下の通りとなります。
・グロース投資
今後成長が見込まれる銘柄に対して投資を行う方法です。
・バリュー投資
銘柄の分析をして、実際の価値よりもまだ割安であると考えられる銘柄に投資する方法となります。

なお、アクティブタイプの中にはインデックスタイプよりも、安定した値動きを目標とするものもあります。

さらに長期的には下落に強い耐性をもったファンドが値動きをおさえることで、最終的にアクティブタイプでもパフォーマンスを向上させることが可能です。

インデックスタイプとアクティブタイプどっちがいい?

インデックスタイプとアクティブタイプ、選ぶとしたらどちらが良いのでしょうか?ここでは選ぶ際に考慮しておくべきことをご紹介します。

信託報酬とは

投資信託は、投資信託の運用をする投資のプロフェッショナルです。投資信託は読んで字の
ごとく「投資」を「信頼できる人(プロフェッショナル)に託す」というものです。

プロフェッショナルに投資を託すため、信託報酬という形で報酬を支払う必要があり、インデックスタイプよりもアクティブタイプの方が手間がかかるため、信託報酬は高めになります。

なお、信託報酬は改めて追加で支払いが発生するのではなく、掛金から差し引かれます。

インデックスタイプの方が有利は本当?

インデックスタイプは信託報酬が低いうえ、実はインデックスタイプに勝てるアクティブタイプは2~3割しかないと言われています。

投資信託を比較する際には、運用報告書にある過去の実績を参考にするケースも多くあります。しかし、投資信託の運用報告に掲載されている過去の実績は、信託報酬を差し引いた後のものが掲載されているので、比較をする際には注意が必要です。

どちらが有利かはデータの受け取り方次第

確定拠出年金は長期で運用していくものなので、コストを重視して信託報酬の安いものを選ぶ方法もあります。しかしアクティブタイプは、高いとされている信託報酬を打ち消してさらに余りある運用成果を出すことも可能です。

そのため信託報酬だけで比較をするのではなく、投資信託が選択している銘柄や過去の実績、投資方針などを自分なりに確認したうえで投資信託を選択することが大切です。

まとめ

投資信託の運用手法には、インデックスタイプとアクティブタイプの2つの手法があります。その中でも信託報酬が安いのはインデックスタイプです。そのため実際の運用成果もインデックスタイプがアクティブタイプを上回っている場合があるため、信託報酬が安いインデックスタイプを選んでしまいがちです。

しかし、アクティブタイプの投資信託は、大きなリターンを出し、高いとされている信託報酬を打ち消して、余りある成果を出しているものも存在しています。

また、信託報酬だけで比較をするのではなく、運用報告書の投資銘柄や過去の実績、投資方針などをしっかり見極めたうえで、投資信託を選択することが大切です。

弊社ではこれまでの実績をもとにより最適な方法をアドバイスすることができます。オンラインでの相談も可能ですので、もし気になっているのであれば、ぜひ一度ご相談ください。


関連記事はこちら