こんにちは!My Money Coach 高野具子です。
普段、iDeCoや企業内での確定拠出年金を使った退職金制度の導入をお手伝いしています。
「老後はまず年金がありますよね。iDeCoや確定拠出年金は、その上乗せの制度なんですよ」とお話すると、100%言われる次の言葉。
・どうせ年金ってもらえないんでしょ?
・今、頑張って払ってるけど、どうせもらえる額少ないんでしょ
このような年金制度への不信感をよく耳にします。
「年金制度の支え手になる人(子ども)が減っているから年金は減る」
あながち間違いではありません。
しかし「もらえない」は、本当にそうでしょうか?
今回、FP相談ねっと認定、黒木FP、塚越FP、私高野の3人が主催となり、
代表の山中伸枝先生に講義いただきました。
年金のよくある質問
・年金制度って大丈夫?
・もらえる年金は減る?
・どれくらいもらえる?
・どれくらい生きたら元が取れる?
から
・自分の年金を計算
・厚生年金に加入するメリット等
・ねんきん定期便を見ること
解説していただきました。
年金制度って大丈夫?減る?
私たちが支払っている社会保険料。
実はこれが年金の財源の7割を占めており、
残りは消費税、そして運用で財源を保っています。
そのため年金制度は「大丈夫」
社会保険料は、高いなぁと思っていたけれど、ムダに高い訳じゃない!
■もらえる年金は減る?
なんとなく増える?がっつり減らされる?というイメージが先行しているからこそ聞いておきたい質問です。
「物価スライド」「マクロ経済スライド」という年金制度の言葉を聞いたことがありますか?
「物価スライド」とは、インフレで将来物価が上がったときに、年金支給額も増えるという仕組み。
一方、「マクロ経済スライド」とは、
”
社会情勢(現役人口の減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組み ”
つまり将来の年金を受け取る人の年金額が少なくならないように、
今受給している人も、年金額が少し減らす、ということ。
一言で言うと今受け取る高齢者とこれから受け取る人との「痛み分け」です。
今受け取っている人たちばかりがたくさんもらっているという訳ではないんですよね。
■自分の年金を計算する際のポイント
年金の土台となる基礎年金(国民年金)の満額約80万円と、
2階部分の厚生年金の合計が将来受けとれる額となります。
基礎年金は固定ですが、2階建ての厚生年金部分は、
給料が増えて、保険料が増えれば、将来の年金額が増える!
※上限があります
つまり年金は「もらう」のではなく「作る!」
もはやこのセミナーの参加者は、年金もらう、受け取る、もらえるはNGワードです!!
学生時代の未納期間や転職期間中の未納期間について
・学生時代の未納分や転職時に支払えなかった分はどのように手続きしたらよいか?
・未納分の期限が過ぎてしまった場合、どうしたら?
学生時代の納付特例期間は、将来の年金額には反映されません。
転職時の未納期間も同様です。
この分は計算から引いていきます。
しかし、60歳以降も国民年金に任意で加入したり、厚生年金に加入して補てんしていくこともできます。
リカバリーできるって安心!
参加者からのご感想が続々と届きました
・会社員はいろんな手当がついてありがたい
・払う(積み立てる)意味はあるから安心できる
・物価スライドで物価が上がっても措置があることが分かった
・分母(年金保険料の支え手)を増やすために色々国は動いてる
・年金はおよそ10年で回収できることを知りました
・年金は「受け取る」「もらう」ではなく「作る」ということが印象に残りました!
みんながもっと関心を持つべきだと思った。
・損をするイメージだったけど、そんなことはないとわかった。
・いいイメージがなかったのであまり考えないようにしていたけど、
次にねんきん定期便が来たらもっと関心を持って見てみようと思った。
・明るい前向きな気持ちになれました。
・すごくわかりやすく、年金に興味持ちました!
また山中先生がとてもお綺麗で、話し方も頭に入ってきやすく、素敵な方でした。
とかく年金は保険料が高い、払ってももらえない、敢えて国が年金をどんどん減らしていくのでは?など、悪いイメージばかりだったみなさんの印象が、終わったころには上記の感想でいっぱいでした!
アラフォー世代の私たちは、まだまだ老後は先。これからの対策を考えていくことができます。そのためにも、今ある制度を正しく知ることが大切。
一緒に明るい将来を作っていきましょう!
2月14日(日)ねんきんワークショップ開催!
今回の参加者限定!ねんきんワークショップを開催します。
今日学んだことをみんなでおさらいの時間。
・ねんきん定期便を見ながら自分の年金の計算
・今日の内容の復習
フォローアップしていきます!
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