令和3年10月1日より加入が義務化!
日ごろから子供を乗せて保育園に行ったり、
こどもが自転車に乗ってお友達の家に遊びに行ったりと
小さい子供を持つご家庭では自転車は日常生活に欠かせないと思います。
愛知県では交通事故死傷者数は過去5年間で約33%減少しているものの
自転車による交通事故の発生が年々増加傾向にあり、
自転車事故利用者が自己の加害者になって高額な賠償事例が多発していることから愛知県の条例をして自転車損害賠償責任保険への加入を義務化しました。
令和3年の4月に施行しましたが
乗車中のヘルメット着用と自転車損害賠償責任保険への加入へは
10月1日からと決まったため、非常に問合せが増えています。
自転車損害賠償責任保険とは?
自転車は、だれでも利用できる気軽で便利な乗り物ですが、
事故が起きたとき加害者にも被害者にもなり得る乗り物です。
全国でも、自転車乗用中の事故で他人を死傷させ、
高額な損害賠償責任に問われた事例があります。
通学中の高校生が歩道を歩く老人と接触し死亡事故につながった事故では
扶養者である親に高額な損害請求が起こされたケースも。
自転車を利用する人、また自転車を利用する未成年を監護する保護者が対象となりますが、
そもそも自転車損害賠償責任保険とは??
と思っている方も多いではないでしょうか?
この保険は自転車専用ではなく、一般的には「個人賠償責任保険」を指し、
日常生活の中で第三者に対してケガをさせたり、
人の物を破損させてしまった際の法律上の損害賠償義務をカバーする保険です。
現在、個人賠償責任保険という名称でこの保険のみを単品で販売している保険会社は稀で、
多くが火災保険、自動車保険、自転車保険、傷害保険など個人を対象とした保険に特約として販売しています。
保険料とするとひと月200円前後で提供されています。
またクレジットカードのオプションとして個人賠償責任保険がついていることもよくありますので
チェックすることをおすすめします。
個人賠償責任保険は家族のだれか一人が加入していれば対象となります。
夫婦、子供、同居の親族、別居の未婚の子どもまで保険の範囲となります。
保険加入の重複を避けるためにも学校から配布されてくる自転車保険等に加入する前に
家族の保険の内容を確認することをお勧めします。
個人賠償責任保険の支払い対象ケースは?
個人賠償責任保険は自転車事故の時だけではなく幅広く保障されます。
保険は加入していてもどんなケースが対象になるかわからないため、
請求していないケースをよく耳にしますが私自身は今までに何度も賠償責任保険を利用しています。
例えば、
1)業務用スーパーでこどもが後ろの座席から降りた時に隣の車のボディ傷つけたとき
2)自宅の公園でキャッチボールをして近くのおうちのガラスを割ってしまった時
どちらも保険を活用し支払いをしました。
個人賠償責任保険は第三者(他人)の物を壊してしまった時や
傷つけてしまった時などが支払い対象になりますのでお子さんがいるご家庭では欠かせない保険ですね。