伊藤 由美子

お金の心配から解放されるために『貯蓄』と『お金を育てる』知識を身につけよう!

コロナ禍で収入が減ってしまった・・・
また収入は減っていないけど生活様式が変わったため
今まで以上に生活費がかさんでしまったという声がちらちらと聞こえてきます。

私自身も出張は激変しましたが
ステイホームの間の生活習慣は抜け切れず
食費が以前の1.2倍程度になったままです。

今回はコロナのようなことが起きても焦ることのない
お金が貯まる人への生活習慣とお金の育て方の基礎知識をお伝えします。

まず、お金を貯めるのはなぜか?
当たり前のようでしっかりと考えたことのない方が多いのではないでしょうか?

お金を貯める目的はずばり3つ!

① 将来のライフイベントの出費に備えるため
・子供の大学進学費用
・老後の生活費(少ない年金では厳しいですよね…)

② いざという時のため
・病気
・リストラ
・コロナの様な自然災害

③ 日々の生活とは違う高額なイベントへの備え
・車の購入
・住宅の改装
・海外旅行

自分自身ではコントロールができない事態がおきても
当面の生活費があれば大切なものを手放さずに済みますし

イベントごとをかなえるためには
毎月の収入を使い切っているうちはなかなか叶えることができません。
イベントに合わせて「いつまでに」「いくらためるか」を書き出してみましょう。

たとえば今年うまれたこどもの大学進学費用のために18年間で400万円貯めたい!
となれば毎月積立額をはじくことができますよね。

400万円÷18年間÷12か月=18,518円となります。

あわせてこどもが小学校にあがるまでにマイホームを購入したい!
頭金として約500万円は欲しいから
今ある貯金300万円とこれから6年でがんばって200万円貯めよう!
と考えたら200万円÷6年÷12か月=毎月27,000円となります。

毎月が厳しかったら年2回のボーナスに10万円
毎月は11,000円積み立てれば6年で200万円は貯めることができます。

期間にあわせてお金を賢く育てていこう!
お金を育てるって?
と思った方が多いと思います。
日本はリーマンショック以降金利がほとんどつかない状態ですので
銀行に預けていても増える感じはしないと思いますが
この「金利」と「時間」を利用してお金を育てることができます。

今回はお金をそだてる=投資と定義づけます。
投資は使っていいお金と使ってはいけないお金があります。

【投資に使っていいお金】
余裕資や老後の生活費を増やすための貯金は投資に使っていいお金です。
15年以上は使わない、もしくは15年以上あとに使うのための仕送りと思って貯金ができるお金を指します。

投資には向かないお金】
生活費や1年以内に使うお金は投資には向いていません。
となるといつもギリギリの生活の方は投資をしながらお金を育てていくのは向いていませんので今の家計の見直しや夫婦の働き方を見直すところから考えることおすすめします。

【それ以外のお金】
教育費や住宅資金のための貯蓄は積極的な投資には▲です。
▲のお金は決まった年数で元本が保証される国債や
リスクの少ない投資信託をおすすめします。

長くお金を旅させることができる場合は投資信託おすすめです。
投資信託を始めるには税金のメリットがある積立NISAやiDeCoを活用して始めるると運用で増えたお金と節税のメリットが得られるため、お金をグッととそだてることができます。