森次 美尊

インデックスファンド?アクティブファンド?投資信託の選び方3選!『前編』

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

いよいよ新NISAが2024年1月からスタートしました。

このコラムでも、過去に何度もNISAいいよ、NISAすごいよ、NISA口座開設しましょう、
ということを書いてきました。
口座開設をしたら、次はいよいよ商品を買わなければいけません。
NISAになり、かなり枠が広がったので、
今まではなんとなく積み立てNISAで、なんとなくYouTuberが言っていたものを買っていました、
みたいな感じだったかもしれませんが、枠が広がった分、
これをさらに全部増やしたらいいの?、違うのもあるのでは?というような感じで
迷われる方が多いのではないかと思います。

投資信託は大きく分けるとインデックスファンドアクティブファンドの2種類があります。

今回は、インデックスファンドとアクティブファンドのおさらいをしていきます。

インデックスファンド vs アクティブファンド

このタイトルはいろいろなところで見ると思います。
このような構図になっていますが、少しおかしいんです。

例えば、セ・リーグ vs パ・リーグのような対等な感じで思われるかもしれませんが、全然違います。
ラグビー vs 陸上競技くらい、一応大きなスポーツの括りではあるけどよくわからない、という感じです。

このインデックスファンド vs アクティブファンドという構図は、すごく説明しづらいです。

今回のコラムの着地点
この説明を読んで皆さんがどこに納得感を得られたのか

過去に説明してきたように、世界全体に分散する投資信託で世界株というものを持てば、
インデックスでもアクティブでも、どのようなものを選んでも、
長期的に持てば基本的には皆さんの資産はしっかり増えていくと思います。

確実とは言えませんが、普通に考えるとそうなっていきます。
そこで、長期的に保有するための納得感をちゃんと持っておくってことがとても大切です。
その納得感を得られるか?、その視点で読んで頂ければと思います。

インデックスファンド

そもそも、インデックスファンドとは何?ということですが、
インデックスは日本語で指数です。

要するにたくさんある企業を指数化して、ひとまとめにしたものです。
例えば、世界株だと世界の時価総額上位3000社を集めてきて、
1番上の企業を1番たくさんの口数を買い、2番目の企業はその時価総額に合わせてちょっと買う。
それを3番目の企業、4番目の企業と買っていく。

わかりやすい言い方をすると、
時価総額50兆円の企業を50口買って、時価総額100兆円の企業は100口買って、
みたいなことを3000社全てにやります。
これを加重平均という案分形式でずっと買っていきます。
すると、平均値が出ます。
この平均値を指数化した指数を作る会社があり、各運用会社はその指数を作っている会社に、
その指数を使わせてくださいとお金を払って、その指数を使っています。
その指数をプログラムして、それ通りにコンピューターが売り買いしています。

3000社から外れた企業はすぐに売るし、新しく入ってきた企業はすぐに買う。
時価総額がどんどん上がっている企業はどんどん口数を増やしていく。
そのようなことを常にやっておくと、
世界の上位3000社、今1番元気な3000社を常に自分は保有している感じになります。

この指数にピタッと寄り添うように
運用していくものがインデックスファンド

アクティブファンド

一方、アクティブ ファンドというもの全て違います。
それぞれ独自の哲学に基づいて、うちはこういう買い方します、うちは時価総額は一切無視です、
というような感じで買います。
インデックスファンドのように3000社も買えないので、50~100 社くらいの企業を
自分たちの投資哲学に基づいて買い込みます。

運用会社が自分たちの投資哲学に基づいて良いと思った
企業の株を買うのが
アクティブファンド

ざっくりとインデックスファンドとアクティブファンドの説明をしましたが、
そもそも、この指数の作り方もいろいろなものがあります。

例えば、アメリカのS&P500というインデックスファンドがありますが、
これはアメリカの上位の500社に絞り込んでいます。
そこの基準もいろいろあり、入れ替え戦が激しいです。
だから、S&P500は最もアクティブファンドに近いインデックスファンドとも言われています。

一方で日本のTOPIXというものは、
1回上場してしまえば、なかなか変わらずにずっとい続けるので動きがありません。

同じインデックスファンドでも大きく違います。

アクティブファンドはそれらの指数以上のパフォーマンスを目指します、だからアクティブです、
というようなことを言っているだけなので、
そういうこと言ってるもの全てを、アクティブファンドとひとまとめにしています。
だから、全然違います。

インデックスファンドはこうだけど、アクティブファンドはこうだね、というものがありません。
インデックスファンド以外がアクティブファンド、そのような考え方で良いです。
インデックスという指数化して指数により添うものがインデックスファンド、
それ以外を全部まとめてアクティブファンドという言い方をしています。

だから、本当にたくさんあります。

例えば、インデックスの指数を意識してるものもあります。
この指数の中でも下の方の企業は良くないのものは抜いていく、というアクティブファンドもあります。

一方で、独自の考えでいくので指数は関係ないというものもあります。

アクティブファンドは何々だからダメだというようなことを言う人がいますが、
アクティブファンドはいろいろなものがあるので、それをひとまとめにダメだというのは、少しおかしいです。
確かにこういった部分のものはダメかもしれないけど、こっちはそれは当てはまらないのでは?
というようなことが言えるくらい幅広いです。

レストランで言うと、ファストフードかファストフード以外、このようなイメージです。
インデックスファンドはファストフードです。
みんな一緒です。みんな同じ味で、安心安全です。
アクティブファンドはそれ以外なので、本当にたくさんあります。

インデックスファンドはファストフードという言い方をしましたが、
インデックスファンドのすごいところは、投資への敷居を下げてくれたということがあります。
ジョン・ボーグルさん(1929.5.8 – 2019.1.16)という方が考えたものです。
インデックスファンドというもののおかげで、投資が庶民のものになりました。

みんな一緒なので、とても安心です。
知らない国に行っても知っているファストフードのお店があれば安心して入れる、その感じです。
投資のことはよくわからないけど、世界全体の平均値を取ってくれるのであれば、
仮に自分の資産が減ったとしても、周りのみんなも減ってるし、なんとなく大丈夫そう、
これがインデックスファンドの安心感です。

さらに、指数会社に手数料を払って、そのシステムでやっているので、
人が入り込んでいない分、インデックスファンドは手数料はめちゃくちゃ安いです。
手数料が安いというのは安心だと思います。

そして、3000社をまとめて全て買うというようなことをやっているので、
アクティブファンドが50~100社買うのに対して30倍多く買っているので、1社潰れた時のダメージが少ないです。
要するにリスクも少ない、上がり下がりが少なく抑えられる可能性があるということです。

手数料が安い・リスク少ない・皆と一緒
これが
インデックスファンド

つまり、ゴルフで言うと初心者セットです。
これを使っておけば、ある程度のところまで飛ぶ、といったものです。

何より、No.1が分かりやすいです。
例えば、運用会社が5つあったとしますよ。
みんな同じ指数を使う、みんな指数会社にお金払ってそれを使わしてもらっています。
大元が一緒なので、あとは手数料をどれだけ頑張って引き下げたかという勝負になります。

大元が一緒なので、誰が見てもこの会社のインデックスファンドがいいよねとなりやすいです。
なので、YouTube等のSNSで、素人の人でもインデックスファンドのこれが一番良いんだよ、と言いやすい。
あまり知らなくても表面的な数字だけ見てどれが1位かって分かってしまいます。

こういう点で、まずはインデックスファンドで始めるというのはすごく良いです。

インデックスファンドは初心者に優しい
手数料安い‼ リスク少ない‼
皆と一緒の安心セット‼

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内しています。


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