森次 美尊

超初心者必見!親子で学ぶNISA・資産運用④〜ネット系・IFA・金融機関窓口 どこで作るのがいいの?〜

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

前回までに、20年以上、投資信託で成長させていきましょうということを話しました。

最後は積み立てについて説明します。

毎月1万円で投資信託を買うということを10年続けました。
ということは、120万円払ったことになります。
これが、積立投資です。

一方で、120万円一括で投資信託を買いました。
そして、そのまま10年間置いておきました。
これは、一括投資です。

10年後、一般的にはどちらが増えていると思いますか?

圧倒的に一括投資です。
なぜなら、積立投資は最後の1ヶ月に入れた1万円のお金は、ひと月も運用されていません。
一括投資は120万円を一気に入れて、全部が10年間運用されているので運用効率は良いです。

では、なぜ国は積立投資をやれと言っているのか?

前回までに、世界の人口は増えるから、それに伴って世界の経済は成長すると書きました。

ただ、このような例があります。

毎月1万円をコツコツ積み立てしていきます。
しかし、期待を裏切ってどんどん自分が購入した投資信託の株価が下がっていきました。
最初は1万円の評価額だったものが、7年目に1/5の2000円まで下がりました。
最後の10年目は少し戻って、半分の5000円まで戻ってきました。
10年目で持っている資産を全部売りに出します。

自分が払ったのは120万円でしたが、一体いくらになって返ってくると思いますか?

答えは、140万円で増えるんです。

一方で、右肩上がりにずっと成長していきました。
安定して1.1倍まで増えてきました。
1万円のものが11000円の株価まで上がってきました、というところに毎月積立するとします。
120万円が130万円に増えます。

ですが、半分の株価になった方がリターンは多いんです。

なぜ積立投資の方が一括投資より増えたのか?

答え:下がっている時にも購入したから。

1/5に価格が下がっている時は、一般的に良くないというイメージが膨らみます。
ですが、例えば1パック200円の卵をスーパーに買いに行くことを想像してみてください。

いつもは1パック200円の卵を買っていますが、
たまたま特価で1/5の40円で売っていたら、喜ぶと思います。
これは賢い消費者です。

つまり毎月1万円積立するということは、毎月1万円を握りしめて投資信託を買いに行くんです。
1年目は1万円で売っていますから、1万円で1個つまり一口の投資信託を手に入れることになります。

買った投資信託は10年後に売りに出すので、ずっと保有しておきます。
この行為を毎月毎月やっていきます。

7年目に同じように一万円を握りしめて投資信託を買いに行きました。
この時、投資信託は2000円で売っています。1/5の値段です。
めちゃくちゃお得です。
1万円で2000円のものは5個買えます。
つまり、1年目は一口買った自分の財布に、いきなり5口が入ってきます。

そのようにして、どんどん積み立てていきます。

つまり、積立投資というのは、現金を積み立てるのではなく、口数を積み立てているのです。
1回買った口数は、常に残ります。

そして、積み上がったものを最後5000円で買い取ってもらったら、140万円になったという、
価格と口数の掛け算が行われるのが最後の出口です。

つまり、価格が下がった時はたくさんの口数を買うことができます。
価格が戻っても、口数はそのままです。

価格が乱高下した時は、口数がどんどん上がっていきます。
この乱高下するものをリスクと言います。

価格の乱高下をリスクと呼ぶ

そして、そのリスクを嫌う人が多いです。
なので、なるべくリスクを減らそうとしますが、
全くリスクはない商品というのは真横です。
真横だと、1万円で1万円のものを1口買うとなると、結局120万円のままです。

リスクがなければ、リターンもありませんということです。

一方で、5年目は5分の1まで下がって、最後に同じところに戻ってきた場合、
毎月1万円を払っていくと、倍の240万円になります。

なぜかと言うと、下がった時にたくさん買い込むからです。

つまり、積立投資というのは、価格が下がった時に口数をしっかり積み上げることができます。

一般的にリスクは良くないというイメージがありますが、
積立投資においてはリスクは許容してしまった方が良いのです。

積立投資においてはリスクは許容しましょう‼

リスクを受け入れてしまった方がしっかりと資産は増えていく、
リスクと共存する投資方法、それが積立投資‼

もう一つポイントがあります。

1パック200円の卵が40円で売っていたら、200円で買うのが馬鹿らしくなりませんか?
200円では買いたくない、40円の時に買いたいとなると思います。
でも、マーケットの予想はできないし、毎日見てられないとなります。
このタイミングはどうなんですか?
今良いタイミングなんですか?
買った方がいいんですか?
いつ始めたらいいんですか?
と、考える方がいらっしゃいますが、一切気にしなくていいです。

積立投資をすると、自動的にできます。
一番高いのは1万円の時で、1個しか買っていません。
一番安いのは2000円の時で、5つ買っています。

というように、予想をせずに毎月積立するだけで、
一番安い時に一番たくさん買い込んで、一番高い時にはちょっとしか買い込まない、
ということを自動的にやってくれます。

まとめます。

積立投資とは…
❶口数を積み上げていく投資方法
❷下がった時はチャンス
❸自動でやってくれるから、マーケットの予想がいらない
❹リスクを許容する投資方法

なので、素人がほったらかしにしても、枕を高くして寝れます。
長く続けるために重要な要素が備わっているということです。

結局、下がった時にやめてしまう人が多いです。
だけど、長期投資してほしい。
20年というのは長いです。
いろいろなことがあります。

でも、大丈夫です。

積立投資をやっていると、長く続けやすくなるということで、
目先の利益や効率が高いものより、積立投資をやっておいた方が良い、ということを、
国は推奨しているわけです。

これまでの4回の総まとめです。
長期分散積立投資のお話をしてきました。

長期間20年以上で、複利効果をしっかり使いましょう。

投資信託を買いましょう、納得感のある商品を選びましょう。
そして、積立でやっていくので、投資で幸せをクリエイトしていくわけなので、
そこに誇りを持ってください、
しっかりと自分の資産は成長させるんだよ、
短期売買じゃないよということを念頭においてください。

そして、この投資信託をどこの器で買うの?というと、
そのとてもお得なスター状態の器、これがNISAです。

素人が投資信託するならNISAが最強‼

この、長期分散積立投資をNISA口座で買っておくと、
解約した時にお金が増えても非課税、つまり税金がかからないとなっています。

最後にこのNISA口座をどこでやったら良いのでしょうか。
3つあります。

NISAをどこで運用したら良いの?
❶自分で管理できる人はネット系の証券会社で
❷自分でやるのが不安な人は、
 IFA(独立系の証券仲介業者) or ファイナンシャルプランナー
❸銀行・証券会社の窓口

この中から自分に合った方法を選んでください。


NISAというのは、すごく良い制度です。

ただ、一番大切なのは続けるということです。

続けるために、重要な要素は3つあります。

投資信託を長続きさせる方法

❶ライフプランを立てて無理のない範囲でスタートさせる
やはり人生いろんなことがあります。
老後を迎える前に、資金がに必要になることもありますし、
給料が下がることもあります。
いろいろなことを考えて、人生設計をしっかり作って、余裕のある範囲でスタートすることが大切です。

❷色んな情報に踊らされないようアドバイザーを見つける
続けていく中で、いろんなことがあります。
制度が変わるかもしれないし、法律が変わるかもしれないし、他に新しい商品が出てくるかもしれない。
自分は変わらなくても周りが変わっていく可能性が十分にあります。
また、メディアのネガティブキャンペーンなど、いろいろな情報が入ってきます。
そのような時に相談できるアドバイザーを見つけておいて、話を聞ける人がいた方が良いです。

❸自分自身が納得した投資信託を買うようにしましょう
ご自身で、この投資のどこに納得したのかということを、
しっかりと自分で見つけてスタートすると、その納得感は長く続く大きな要因になります。
誰かが言っていたからやったとか、流行っているからやった、
程度の納得感では続かないかもしれません。

投資信託はどこまでいっても自己責任‼
しっかり長期で資産運用するなら
しっかり勉強して自分のライフプランに合った
1番お得な方法を選びましょう‼

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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