森次 美尊

超初心者必見!親子で学ぶNISA・資産運用③〜何が違うの??インデックス派?アクティブ派?〜

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

今回は、投資信託を深堀りしていきます。

まず、投資信託は何を買えば良いのか?

投資信託は日本に6000本以上あります。

何が違うと思いますか?

いろいろな企業の株を買ってきてパッケージ化するのが投資信託です。

その中で、世界のトップの企業3000社ぐらいを全部まとめ買いするというやり方があって、
これをインデックスファンドと言います。

インデックスというのは、日本語で指数という意味です。
世界全体を指数化して、この指数通りに動いていきますというやり方をします。

常に売り買いをして、世界のトップの企業をまとめて買っておくという状態を作ります。

投資の敷居がかなり下がりませんか?

平均を取って買うので、
例え、自分の資産が下がっても、世界も下がっているし、隣の人も下がっているしで、
みんな下がっているという納得感があるかと思います。

しかも、手数料がとても安いです。
コンピューターが勝手にやってくれるので、ほぼ人の手がかかりません。

手数料が安くてみんな一緒。
例えるなら、ファストフードのようなイメージ。
レストランで言うとえマクドナルドのような感じ。

世界中どこで食べても、同じ味を提供できる安心感があります。

みんな一緒で、しかも安い。

ゴルフで言うともう初心者セットです。

いろいろなタイプの人がいます。
筋肉がついてる人もいれば、女性のように力がない人もいますが、
まずはこれを使ったら良いよという感じで、みんなが使いやすいものを安く提供できる。

初心者セットのイメージが、インデックスファンドです。

投資をやったことがない人、初めてやる人は、
初心者セットはインデックスファンドと覚えておいてください。

その後、ゴルフを始めて、自分に合うクラブ等のこだわりが出てきます。
レストランで言えば、ファストフードを食べ尽くしたので、もっと良い食材を良い料理人が扱って、
ミシュランで星を獲得しているレストランにも行ってみたくなります。

このイメージが、アクティブファンドです。

アクティブファンドというのは、平均ではなくなります。

つまり、自分たちの投資哲学に基づいて、企業の株を買っていくオンリーワンなのです。

投資哲学に基づいて、ファンドマネージャーが5年ぐらい調査して買い付けをするので、
やっぱり美味しいです。

ミシュランで一つ星を取っています、2つ星を取っていますとか、
最高の食材を使って、最高の料理人が料理します、というようなことです。

ゴルフで言うと、自分はしっかり飛ばしたい人なんだから、このクラブを選ぶ、ということです。

アクティブファンドは投資の価値だと考えています。
インデックスファンドは全てを買うので、結局自分のお金がどこで幸せを作り出しているのかがわかりません。

例えば、今世界で最もお金が使われてるのはどこかご存知でしょうか。

戦争です。

インデックスファンドを買うということは、
軍事兵器をたくさん作ってる企業、軍需産業にも自分のお金は流れています。
その可能性は少なくともあるということです。

インデックスファンドだと、本当に世の中に必要とされて、世の中の役に立ってる企業に
自分のお金は使ってほしいと思った時にこういうコントロールができなくなります。

一方で、アクティブファンドは、ファンドマネージャーがこういう思いで、
こういう投資哲学に基づいて買い付けています、こういう理由で買っています、
ということをオープンにしています。

そこに納得感を持って買えば良いです。

日本の投資信託は、やっぱり日本の企業をよく知っているので、日本の企業の株をいっぱい買っています。
その中でも世界の人は気づかないような素晴らしい日本の企業を見つけてきて、
そのような企業にしっかりお金をかけて、
その企業にお金を使ってもらって、
幸せをクリエイトしていくということをやっている投資信託もあります。

Appleは世界一大きな企業です。
Appleの商品にiPhoneがありますが、その中身は蓋を開けると半導体だらけです。
半導体というのは400から500の工程をかけて作っていくのですが、
この工程の中には、数多くの日本企業があります。

完成品で日本が世界のトップを取っているものは、なかなかありませんが、
その中身に日本の技術、製造業の力が使われていることが多々あります。
投資を通して、このような素晴らしい企業が日本にもたくさんあることを知ってほしいです。

投資という行為があるからこそ、その企業にお金が集まって、世界に役立てるわけです。
そこで幸せを生み出して、利益を生み出す。
その結果、自分の資産も増える。

とても価値の高い行為だと思いませんか?

ここに納得感があれば、そのようなアクティブファンドを探せば良いわけです。
企業ごとに思いや理念が違うので、そこを勉強して賛同する。

加えて、投資というのは思いだけではなく、
資産を成長させて増やさなければいけないので、
過去の実績もしっかりと見る必要があります。

しっかりとリターンが出ているか、
このリターンの源泉って何だろうというところまで見てほしいです。

僕たちは10年間以上の数字を見ています。
1年、2年だとまぐれの場合もあるので、10年間以上のパフォーマンスで平均的にしっかり増えているかどうか。
そこに納得感を見つける必要があります。

次に大切なのが、投資信託を持って長期で成長させていくということ。
長期になると、なぜ価値が高いのかということを2つお伝えします。

長期で持つことの価値① 複利効果

例えば、月2万円をこれから40年間積み立てしたとします。

元金960万円です。
仮にずっと7%で増えると、40年後960万のお金がいくらになると思いますか?

5250万円です。
約5倍に増えます。

年齢的に40年の積み立ては無理だとして、20年だとします。
元金は半分の480万円です。

同じように7%で増えると、20年後は1042万円で約2倍です。

お金はまっすぐ増えていかないのです。
増えたものに対して増える、増えたものに対して増えるということなので、
20年目2倍ぐらいのものが、40年目には5倍になるのです。

1年遅く投資をスタートさせると、一番最後の一番大きく伸びる取れ高を失うことになります。

投資のスタートが遅れれば遅れるほど損失も大きくなる‼

だから、投資というのは早く始めて長く持つことで価値が高くなっていくのです。

長期で持つことの価値② 20年間持てば損する確率が低い

増えるのは良いけど、できれば損したくないという感覚かと思います。

2008年に、リーマンショックという100年に一度来るか来ないかという大きなマイナスがありました。
この大きなマイナスが来たタイミングで、自分の投資信託を全額解約したとしても、
世界全体に分散するインデックスファンドの投資信託で20年以上保有していたとしたら、
下がったところでもそのさらに低いところから投資を始めていたので、
増えているというデータがあります。

要は、20年で切り取るとどこを切り取っても損していない、というデータがあります。

つまり、20年保有したら、なんとなく経済は 右肩上がりに成長してきたので、
どこを切り取っても損していません。

でも、今までずっと右肩上がりに成長し てきたけど、これからはわからないのではないですか?
と思われるかもしれません。

確かにそうで、皆さんが持つ投資信託、例えばこの世界全体に分散するインデックスファンドであれば、
世界全体の経済というのは本当にこれから先も成長していきますか?ということがポイントです。

1970年代の世界の人口は60億人でした。
今は80億人です。
今後、どんどん増えて90億人は見えていると言われています。
さらに、2050年、2060年、2070年ぐらいまでは世界の人口はどんどん増えていくと言われています。

人口80億人で使ってるiPhoneよりも、
90億人、100億人で使っているiPhoneは、ユーザー数が多くなりそうですよね。
ということは、Appleは儲かります。

人は生きていたらお金を使うので、その人が増えることになります。

残念ながら、日本は減っているのですが、
日本の企業も世界で商売している、世界でシェアをたくさん取っている企業はたくさんあります。

世界全体で見ると人口は増えているので、買い物の量が増えるということです。
だから、世界全体の利益の総量が増えるということです。
結果、世界全体に分散して投資しておけば、世界全体の企業の価値が上がっていくので、
その写し鏡である株価は上がっていくよねということです。

もっと解像度を上げると、1970年代はiPhoneのようなスマートフォンを変えない貧困層が多かったけど、
今は豊かな中間層が増えたので、よりたくさんお金を使うようになりました。

このようなことが、現在アフリカの国々で起きています。
今も貧困層はいっぱいいますが、世界はどんどん豊かになっています。

人口が増えるだけでなく、中間層がどんどん増えていっています。
中間層が増えるということは買い物の量がさらに増えていきます。

これからも、世の中の課題を解決するような企業が利益を生み出す時代がやってきます。

ここに納得感があれば、これからも経済は成長していくということが分かるので、
長期で運用していけば、短期的にはマーケットの不確定要素があるので紆余曲折あるかもしれないが、
目指していくベクトルは右肩上がりです、ということです。

まっすぐ右肩上がりなのであれば、上がり下がりに一喜一憂せず、
長く保有すれば自分の資産は増えるよね、損することは考えにくいよね、
というのが長期投資です。

長期的な世界経済の成長のベクトルを見るのが「投資

短期的なマーケットの不確定要素を予測するのが「投機」

ここをしっかり覚えて間違えないようにしましょう‼

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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