こんにちは！
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です！
消極的に投資をする人たちがたくさんいらっしゃるようです。
確かに、いきなりNISAということを言われ出して、周りを見たらみんな投資をしている。
その時によくわからないから、無理のない範囲でとりあえずやってみようかなというノりで始める人がいます。
無理のない範囲で始めるというのはとても重要です。
これまでのコラムでも何度も何度もお伝えしたように、長く続けるということが重要なので、
それは余裕の範囲で続けるということであって、余裕がなかっ たら当然やめてしまいます。
だから、この余裕を作るために無理のない範囲で始めておくこと、これは重要です。
ただ、無理のない範囲で、全然分かってないけどドキドキしながら、
「まぁもうこのぐらいなら捨ててもいいか」、「よくわからないけど、とりあえずやってみる」
というようなノリで始めては意味がないのではないか、と思います。
確かにそれでも長く続ければ、増えるかもしれません。
例えば、10万分買ったとします。
よくわからずに始めて、たまに見ると7万円になっている時があったり、12万円になっている時もあったりする。
これは勉強のためと思って、ずっと我慢し続ける。
9年目、ずっと増えてきて15万円になったのが急に5万円に下がりました。
うわ、終わったと思いましたが、最後まで我慢すると決めていたら、最後12万円になった。
この場合は2万円増えましたが、この経験から、2万増えた、投資全然怖くない、となるでしょうか。
その手前で5万円まで下がった 経験の方が怖くて怖くて、2万増えてよかった、もう2度とやらないとなるはずです。
ここがとても重要です。
今回はこのような消極的投資はダメ、でも、どうしたら良いの？ということを説明します。
そもそも、これまでに何度も説明した通り、
子育て世代の方にとっての投資の価値は自己投資の意味が強いと思っています。
生活水準は老後までなかなか変えることができません。
我々の収入は通常の人で言うと現役の方が年金生活になったら下がります。
でも、生活水準変わらない。
つまり、現在黒字の人も、将来赤字になる可能性が高いということです。
預貯金残高で言うとどんどん増えた人生から、どんどん減ってく人生に変わります。
これが例えば65 歳から95歳まで生きたら（2000万円問題の時に出てきた数字）、30年あります。
30年間預貯金残高が毎日毎日減り続ける人生がやってきます。
このために、これを少しでも回避するために、心の余裕を作るために、今のうちに投資をスタートさせるべきです。
今の余裕のあるうちに成功体験をちゃんと作っておけば、
余裕がないタイミングになってもちゃんと成功体験を持っているので、
別に投資しても良いのでは？となり、ちゃんと投資ができると思います。
すると、預貯金残高がただ減り続けるのではなく、増やして取って増やして取って、というようなことができます。
成功体験がない場合、心の余裕が全くないために、投資を続ける余裕もない。
老後を迎えるまでに、今準備しとかなければいけないことです。
今のうちに投資を長く続けることで、成功体験を作っていただきたいわけです。
その成功体験には消極的な投資ではたどり着きません。
積極的投資の第一歩❶ 目的を持ってスタートする‼
例えて言うなら、地図を持っていない人がただガムシャラに走ろうと言って、
「今は余裕があるから走ります」という感じで走り続けても、
よくわからずに老後を迎え、これからどんどんマイナスになっていきますよ、もう余裕ないですよ、となる。
この時に若い時と同じように走っていけますか？ということです。
しかし、その時にちゃんと地図を見ながら計画的に、
このまま行けばあと何分ぐらいであそこにたどり着く、みたいなことを考えながら走っ てきて、
計画通りに老後にたどり着けば、その先も怖くないと思います。
これが成功体験です。
しっかりと計画して納得感を持って、目的地に向かってスタートする。
そして、目的地にたどり着いたから納得感がある。
積極的投資というのは無理をするということではありません。
余裕の範囲でやるけど、余裕の範囲で自分がこれをこういう目的でこう思うからやるんですという風に、
積極的に思ってスタートするかどうかが重要です。
そのために学びます。
学びの価値は、自分の行動に責任を持つということです。
学ぶことで、自分で判断して自分でスタートしたと責任を持てるようになるから、学びには価値があります。
このコラムでも何度も言っていますが、
この投資における地図とは何なのかと言うと、これがライフプランです。
ライフプラン ＝ 投資の地図
自分は何の目的でやるのかということを、まずは決めていただきたいです。
自分の人生設計を考えた時、老後の65歳でこれ だけお金が足りないから、
この足らないお金を貯めるために今何万円投資している、というように考えておけば、
そこにたどり着かなかったとしても、
自分はここにたどり着くと思ったけど、このやり方だったらここだったんだとちゃんと理解できます。
地図も何も持たずに走っていたら、ここに着いたけどここに行きたかったんだっけ？となります。
積極的投資の第一歩❷ 納得感を持って購入する‼
もうひとつ大切なことは、なぜその商品を買ったんですかという納得感を持って購入すること。
これまでにも説明してきていますが、世界全体に分散すれば世界経済は成長していくから、
自分の資産も長い目で見た時に増えていきます。
これはとても重要なので、今回もお伝えします。
重要‼ 企業が利益を上げれば株価は上がる
企業が利益を上げれば株価は上がります。
1億円の利益を出している企業と、100万円の利益を出している企業、どちらの株が欲しいですか？
これだけの情報であれば、当然1億円の企業を選ぶと思います。
株も価格ですから、オークションと一緒です。
みんなが欲しい欲しいと言ったら、値段は上がっていきます。
だから1億円の企業の方が利益出して、みんなが欲しい欲しいと思い、その分株価は上がっていく。
1億円の企業よりも100万円の企業の方が株価が高かったら誰も買いません。
買わなければ価格は下がっていき、どこかのタイミングで1億円の企業よりも株価が下がります。
そうして結局適正なところに戻っていきます。
というように利益を出している分だけ株価は上がっていきます。
そして世界全体で見たら、人口が増えてみんなが豊かになっているので、利益の総量はどんどん増えています。
今まではスマートフォンを持てなかった国の人たちも、スマートフォンを持てるようになっています。
すると、スマートフォンはたくさん売れるようになり、
スマートフォンを作っている会社も、通信会社も、半導体を作っている会社も、みんな儲かっていきます。
こうやって利益の総量が増え、株価も全体で見たら増えて、これが経済成長しているということです。
投資信託という形で世界全体に分散しておけば、株価は長期的に見たら 上がっていくに決まっているということです。
これはあくまでも長期的な話であって、短期的に見るとマーケットという不確定要素があります。
例えばコロナが来たら、どれだけ各企業が利益を出しても、株価は下がります。
株は欲しくない、今は手元に現金が欲しいと思うから、みんなが買わなくなるわけです。
すると企業が利益を出しても株価は下がる。
そこで冷静な人が出てきて、ちゃんと利益出していて、こんな価格で買えるのであればお得、みたいな感じになり、
みんながまた買い出す。
すると元の状態に戻るということです。
このように長期的に見ると、必ず利益が株価を引っ張り上げます。
短期的に見るとマーケットの不確定要素が働くのでわかりません。
企業が利益を上げればしっかりと株価は上がっていき、世界経済も成長します。
これがアンカーにはなりますが、上がりすぎた時にみんな買わなくなり株価も下がる、
株価が下がったらお得に感じてみんなが買うから上がっていく、これがマーケットです。
株価は上がったり下がったりを繰り返しますが、長い目で見たら右肩上がりに成長している、
この到達点を見るのが投資です。
マーケットの予想をして売り買いするのは、投機というギャンブル的なものなので手を出してはいけません。
このようなことが分かっただけでも納得感があると思います。
世界経済全体に分散して長期で持てば良い、という納得感を持ってこの商品買いました、
それをライフプランに合わせて月いくらずつ積み立てして、65歳まで私は保有します、
と決めることで積極的に投資してることになります。
まずは、このレベルまで学んでいただきたいです。
このレベルでスタートするのと、全くわからずに始めるのでは、
65歳になった時の成功体験は変わってきます。
是非投資するのであれば、成功体験を積み上げて ください。
投資の成功体験を作るには
目的を持って、納得感のある商品を買う‼
そのためにはまず学びです‼
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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