森次 美尊

新NISAの始め方!手順の違い!ネット系・IFA

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

NISAを始めるにあたり、ご自身でインターネット等で調べながら始められている方と、
全くわかりませんと言われて弊社でお話をしながら進めていく方、
この両者に差があるなということに気が付いたので、ここで共有していきます。
NISAを始めると言っても、何からやれば良いのかわからないと思います。
皆さんもご自身で始めるのか、担当者に付いて頂いて始めるのか、自分にはどっちが合うのかなと考えながら、
読んでみてください。

なんとなく自分で or プロに相談
投資を始める人の違いを比較します

『なんとなく自分で』の場合

インターネットで自分で申し込みをして、自分で入りますというように全部自分でやってしまう方に多いのはこのパターンです。

①NISA
NISAという制度を知り、やらなきゃ損という感じで始めます。

②積立 or 成長
次に、積立投資枠と成長投資枠というものがあることを知ります。
そのような方はそこまで知識がないので、とりあえず積立投資枠が初心者には向いている、
商品も限定されているという感じで積み立てを始めます。

③商品
商品どうしよう?となり、「積立NISA 人気商品」等で検索したり、
YouTuberが言っているの見たり、本を見たりして、おすすめしている投資信託を選びます。

④いくら?
次に、この商品をいくら買おうかな?と考えます。
初めてだから、とりあえず3000円ぐらいからいこうかなとか、
今財形積み立てを1万円しているので、これを回して1万円にしますといったように金額を決めていきます。

⑤期間は?
期間のことを聞かれても、ほとんど考えずにとりあえずスタートします、という方が多いです。

そのため、早く辞めてしまう人も多いです。
気楽に始めるから気楽にやめる人が多く、
2018年時点のデータですが、銀行は大体3年半から4年ぐらいで投資信託を辞めています。
つまり、他のものに乗り換えたりやめたりしています。
大手の 証券会社の場合はもっと少ない3年ぐらい、ネット系の証券会社は2.6年です。

もちろんこれから積立NISAが始まるので多少は伸びていっていると思いますが、
2018年のデータではこのような感じです。
これでは儲かるわけがありません。

このコラムでも散々、長期で投資しましょうとずっと言っています。
長期の価値が全然これ持てていません。

その1つの理由がそもそも期間決めてないことにあります。
また、その目的もよく決めていないのでとりあえず始めますで始めている。
この流れでは、なかなか長く続けるの難しい。

『プロに相談』の場合

では、我々はどのように風にしているのか、お客様と面談する時にどこから考え出していくのか。

大きく違っていて、まずは長期投資、とにかく長く続けてもらえれば、
普通に考えて資産は形成されると思っています。
なので、いかにして長期でしっかり続けてもらえるかというところを念頭において考えていきます。

①目的
そのために、まずは目的を決めます。

1番大事‼
まずは投資の目的を決める‼

例えば、老後が不安なので老後の資産形成としてやりたいんですとか、
将来子供が大学に行くタイミングで出してあげたい、その資産を貯めたいんですとか、
相続財産で銀行にこれだけ入ってきて、置いておいても仕方がないと思うのでとか。

②期間・いくら?
目的を明確にすると、その後で期間とか商品とか、いくらぐらい払えば良いのかというところまで決まります。

老後が不安ですと言うと、40歳の人が65歳まで25年間。
25年経った時にどうなるのか?
まずは自分の年金を計算します。
そして生活水準を考えれば、大体老後もどのぐらいの生活水準か、どのくらい使うかわかります。
使う額が分かって年金収入が分かれば、その差額がマイナスです。
このマイナスがいわゆる2000万円問題では、2000万円だよと言っています。
この金額をその人それぞれで出していくだけです。

例えば2000万円足りなかったとした時に、退職金等を差し引いた本当のマイナスはいくらなのかを計算する。
すると、今から月いくらぐらい貯めればこれは達成できるよねということが出せます。
つまり、目的が決まれば期間と金額で、この目的を達成するための期間と金額が出てきます。

そこに対して、今はその金額を払えないという人もいるので、
どのような期間で払っていくのかという最終的な調整はありますが、
まずは何をしなければいけないかがここで明確になります。
すると、商品もある程度決まってきます。

長期間老後までずっと持っていく商品であれば、やっぱりしっかりと 増えていく商品が良いです。
一方、手前で使うかもしれない、銀行に預けておくくらいの気持ちでとりあえず置いておきたいくらいの人であれば、
いつでも引き出せることが重要なので、流動性を担保しなければいけない。
そうなるとあんまりにも上がり下がりしているのは良くない、
下がりにくい投資信託があなたには向いています、となります。

より高い成長を取るのか、より負けない投資をしていくのか。
目的が変われば、選ぶ商品も変わってきます。

③積立 or 成長
最後にどの制度でやればいいのかを決めます。
その目的であれば、NISAよりもiDeCoを使った方が良いという人や、
これは積立投資枠という制限された枠の中でも買える商品だから、こっちで買っていきますかとか、
積立投資枠の中では買えない商品なので成長投資枠を使いましょうとか、
このお金を全額投資していくのは危ないので、一部保険でリスクヘッジをかけておきましょうとか、
バランスを取っていったりもします。

比べて頂くと、自分で始められる方は最初にNISAを選んでいますが、
プロに相談される方は一番最後に制度を決めています。
プロに相談される方は自分で始められる方が何も考えていない、目的からスタートしている。

これくらい我々がやっていることと自分でやろうとしていることというのは、大きな差があります。
我々がやっていることを今皆さんが聞いて、分かりました、では自分で目的考えますとか、
それにあった商品を探してみますと言っても、なかなかできません。
我々のような担当がいないとそもそも難しいのです。

以前のコラムでもお伝えしましたが、
NISA口座を開設して投資信託を作るというのには、
大きく分けて、ネット証券で自分で始めるというやり方もありますし、
我々IFAという証券仲介業という担当者をつけて始めるというやり方があります。
もう1つは銀行や証券会社の窓口に行くというやり方もあります。

自分に沿ったより都合の良いやり方をちゃんと入口で選択することが重要

とにかく長く続けるということが、何度も何度も言っていますが最大のポイントです。
長く続けるためには、とにかく納得感のある形でスタートした方が良い。
その納得感とは、例えば目的をしっかり明確にすることだったり、
その目的にあった商品とか仕組みを使うということだったり、
納得できる担当者がいるということだったりするかもしれません。

制度というものは変わっていきます。
今までも何度も変わってきているので、この先も変わる可能性はあります。
世の中も変わります。
それこそリーマンショックのような大きなマイナスが来るかもしれませんし、
その時にネガティブキャンペーンをやるかもしれませんし、どうなるかはわかりません。

そして、自分自身も変わります。
環境は変わって当然です。
自分の価値観、考え方も変わっていくだろうし、周りの環境も変わっていく。
例えば、家族が増えて家族構成が変わるかもしれません。
年収も変わるかもしれません。

いろいろなものが変わっていきます。
いろいろなものが変わっていく中で変わらずに続けるためにはどのようにすればいいのか。
これをしっかりと入り口で考えておくと いうことが重要なのではないでしょうか。

投資は目的 → 期間・予算・商品 → 制度
目まぐるしく変わる人生の中で
変わらず長く続けられる投資を‼

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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