こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!
質問をいただきました。
これからの世界経済を考えると、やはりインドは外せないと思います。
なので、インドの企業の株や何かしらの形でインドに投資したいと思っていますが、
何かおすすめはありますか?
まず僕はずっと言っていますが、投資するときにマーケットは基本的には見ていません。
マーケットに投資するのではなく、企業に投資するのです。
特に優秀なアクティブファンドというのは企業に投資をしていきます。
インデックスファンドというのはどうしても数字に投資するので、
マーケット全体を数値化して、この指数に合わせた投資をしていくというやり方なので、
どうしてもマーケットという考え方が出てきます。
ただ、長期的に投資をするのであれば企業を見ないといけません。
価値を生み出すのはマーケットではなく、企業です。
インド、確かにすごいです。
これから世界一の経済大国になるんじゃないか、そのように言われています。
なぜかというと人口です。
人口が世界一になると言われています。
そして数学がとても得意で、インドの人はみんなとても頭が良い。
世界の名だたるアメリカの大きなIT系の企業の重役や社長に、インドの人がなっていたりしています。
インドのポテンシャルはとても高い。
その一方で、14億人が住む国インドの業務用クーラーのシェアを6割取っているNo1のメーカー、
これは日本のメーカーです。
日本の企業なのです。
日本人もあまり知らないと思いますが、すごいことです。
インドは最高気温が50℃以上になることもある、とても暑い国です。
しかもインフラが日本のように整っていなければ、電力供給も不安定かもしれない。
そのような環境の中で、壊れることなく業務用クーラーを回せる技術はなかなかありません。
この技術を日本のメーカーが持っているのです。
インドの人たちの命を守っているとも言えます。
50℃を超える国で業務用クーラーが止まるとどうなるでしょうか。
火事になるかもしれません。
死人が出るかもしれません。
本当にすごいことなのです。
そのような企業に投資するのです。
投資信託を通じてもいいです。
一つの株を持つのであれば、当然ですが管理をしなければいけません。
その管理をしてくれるのが投資信託です。
ただ、自分のお金が世界のどこに役立っているかということを見るのが本来の投資の価値です。
自分のお金がこのような企業に使われてインドの人たちの課題を解決している。
その結果、この企業が利益を上げて儲かる。
すると、この投資信託の株価は上がる。
そして、自分の資産は増える。
自分のお金を、この企業を通して世界に役立てて、その結果一緒に成長していきましょう、
これが投資の本質です。
このようなことを考えた時、インドという括り方は必要ありません。
何かインドの企業を買いたいのであれば、インドのどういう企業がいいのか、
その企業はどのような社会課題を解決して、どのような価値を社会に生み出しているのか、
どういう人たちの役に立っているのか、このようなことに耳をすます方が投資の本質が見えてくると思います。
この質問をいただいたのは20代の方です。
20代でそのようなことに興味を持つのはすごいことです。
ある程度の貯金があるので、インドに投資したいですと言われました。
どうやら500万円くらいあるそうで、そのうちの100万円を投資したいと言っていました。
どうしたらいいですか?と聞かれました。
僕の答えはこうです。
その100万円を使って、インド旅行に行きましょう。
実際にまだ若いので、まずは自己投資です。
机上の空論ではなく、どこかの評論家がインドのマーケットが良いと言っているとかではなく、
自分の目で見た方が良い。
インドへ行って、自分の目で見てきてください。
インドで走っている車は日本のメーカーばかりです。
ただ、これからはインドのメーカーも出てくるかもしれません。
そういうところにも気づけます。
ガソリン車ではなく電気系の車はインドのメーカーがこれから強くなるのではないか、
そのようなことが実際にインドに行くことでわかるかもしれない。
行かなければ、そういうことはわかりません。
ただインドというマーケットが良いと言われても、よくわかりません。
よくわからないところに投資をして、上がったり下がったりしているのを
ドキドキしながら見て、結果的に良かったみたいなことになっても何の役にも立ちませんし、
本当に心は豊かなのかなと思ってしまいます。
それであれば世界のどういうことに自分は興味を持つんだろう、
自分の目には何が映るんだろう、
そのようなことを自分で吸収するという自己投資の方が、特に若い方は人生をかけたレバレッジが効くので、
価値がとても高いです。
実際に行くという自己投資、すごく大きな価値ですし、
自分の目で見極めてインドという国に自分は投資したいのかどうか、
投資するのであれば、インドのマーケットに投資するのか、どこかの企業に投資するのか。
その企業はインドに携わっているが日本の企業かもしれませんし、アメリカの企業かもしれない。
そのようなところに投資してくれているファンドマネージャーの哲学に賛同して、
全体をざくっと投資信託という形で投資するのか、
そのような手段は後から決めればいいかと思います。
現在地はインドに興味を持ち、インドに何かしらの投資がしたいというところにいる。
それであれば、まずはインドに行きましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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