森次 美尊

オルカン・S&P500 株価大暴落時の対策! リーマンショック・世界大恐慌

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

新NISAが始まって皆さん運用していますよね。
僕も運用、運用、運用っていう風に言いました。
そうなってくると、このような声が聞こえてきませんか?

株価が大暴落したらどうなるの?
そんなに今流行りに乗っかってやって大丈夫なの?

このような声が聞こえてくると思いますが、結論、全く問題ないんじゃないでしょうか。
と言い切りたいところですが、それは皆さんが自己責任で考えて頂くために、今回は勉強して頂きたいなと思います。

株価がボーンと暴落することは定期的にあります。
これをまずは理解しておいてください。

例えば今一番売れてるオルカンというインデックスファンドの投資信託がありますが、
過去34年間で見た時に一番大きくマイナスになったイベントはリーマンショックです。
この時、一発で61.5%下がりました。
1000万円分を持っていたら、それが400万円切りました。
これはちょっとヘコみます。

では、それだけ下がったものが何年で戻ったのか。
4年10ヶ月で戻りました。
4年10ヶ月はずっと耐えなければいけなかった。
この時、多くの人が投資をやめてしまいました。
ただ、今はどうなってるかっていうと、その時は61.5%下がりましたが、
その下がる前の2倍から3倍くらいまで増えています。
下がったところからずっと上がっていっているわけです。

これが事実です。
つまりその時にやめなければ、今はその恩恵を受けているということです。

ちなみに2番目に大きくマイナスになったイベントはアジア通貨危機の時で、38.8%下がりました。
そして、この時は2年6ヶ月で元に戻っています。

ちなみに今2番目に売れているS&P500というアメリカの上位500社を集めたインデックスファンドの投資信託、
これは過去96年のデータがあります。
過去96年間で見ると、一番下がったのは世界大恐慌の時です。

この時、一発で84%下がりました。
1000万円持っていたら、百何十万円になっています。
戻るのにも13年かかりました。
これは大変な出来事ですが、実際にありました。

2番目の大きなマイナスはリーマンショックの時。
だいたい6割くらい下がり、4年9ヶ月くらいで戻っています。
3番目はオイルショックの時。
44.5%下がり、6年2ヶ月で戻っています。

重要なのは全て戻っているということです。
つまりイベントというのはノイズです。

株価は過去からずっと右肩上がりに成長してきています。
1925年からで見ると、S&P500の数値は500倍くらいになっています。
過去200年間、オルカンの数値は200万倍以上といった数字もあります。

これを年率に直すとだいたい年6.8%。
だいたい7%ずつぐらいでずっと上がってきています。

この上がり続けるベクトルがあって、これの上下を行っているノイズがあります。
ノイズなので、また戻ります。
これが事実です。

株を買う時というのは、どこの何を買えばいいの?といった考え方をしがちです。
アメリカを買う?とか、この企業を買う?とか考えます。
さらに高値、底値を考えます。
今底値だから買い時とか、今高値だからやめておこうとか言いますが、これはノイズです。

株価は過去からずっと右肩上がりで来ています。
それを短期間で見て、上がり下がりしてるのを見て、底値や高値と言うのはノイズです。
1925年から見ると500倍になっています。
年間平均7%で増えています。

それを1年、2年、3年の単体で見て上がり下がりと言っているわけです。
リーマンショックの時に確かにオルカンは61.5%下がりました。
ただ、今は下がる前の2倍~3倍になっています。
今この瞬間だけを見てしまうと高い安いというものがありますが、広い視野で見ると
ただのノイズだということに気づきます。

そこで考えなければいけないのは、株価の大暴落が来た時に考えなければいけないのは、
なぜこの投資信託は儲かっているのだろうか?
というところに目を向けてほしいです。

よくわからないブラックボックスにお金を入れて過去7%で増えているんだから、入れておけば増えると思っていて、
実際は増えていないとなれば不安になります。

なぜ増えたのか?
答えはシンプルで、企業が利益を出し続けたからです。
リーマンショックがあろうが、世界恐慌があろうが、オイルショックがあろうが、
どこかの企業は必ず利益を出し続けたのです。

常に利益成長をするために利益を追求し続けるのが企業です。
そして企業も競争しています。
その過酷な競争を乗り越えて、乗り越えて、乗り越えた企業が世界から賞賛される偉大な企業です。

このような企業がなぜ偉大か?
世界にそれだけ価値を創造し続けたからです。
つまり世の中に幸せを作り続けたということです。
幸せの対価にお金をもらって、要するに利益を上げています。

どういう状況になろうがどこかの企業は利益追求をするのです。
そしてなぜ利益追求をするかというと、皆さんが買い物をするからです。

豊かになりたくないですか?
私は豊かにはなりませんという方は、基本的にはいらっしゃらないのではないでしょうか。
やっぱり美味しいものを食べたいし、便利な生活をしたいし、できれば健康で長生きしたい。
そういった自分たちの課題を解決してくれる色々な優秀な企業がいろいろなものを世の中に提供する。
新たに作るわけです。

最近であればAIというすごいものができました。
その前はスマホというものが出てきました。
昔はみんな靴を履いていなかったのに、今はみんな靴を履いています。
私たちはどんどん豊かになっていっています。

それだけ魅力的な商品を企業が作って、それをみんなが買い物しているわけです。
買い物をすると、この企業が利益を上げる。
この循環がどんどんどんどんと大きくなっていき、
例えばS&P500で言うと1925年から500倍まで株価が上がっているということです。
この循環があるから自分の資産は増えているのです。

これから先も必ずどこかで大きなマイナスは来ますが、
その時に思い出してほしいことは自分のお金はなぜ増えてきたんだっけ?ということです。
シンプルです。
儲かる企業のオーナーになっておけば、あなたの資産は儲かるということです。

自分がラーメン屋さんを経営しています。
自分がオーナーです。
このラーメン屋がすごい繁盛していれば、貧しいんですとはなりません。
儲かります。

シンプルに投資信託という財布を使って、分散して世界中の企業に投資をしている、
自分のお金を世界中の企業に使ってもらっているというだけです。
世界中の優秀な偉大な企業は頑張って、いろいろな世の中の課題解決をしていき、
世の中に価値を生み出し、その結果その企業が利益を上げてきた。
たまたまイベントというノイズで株価が下がったとしても、
企業は利益を上げ続けていると考えると、どこかで戻ってくるに決まっています。

一つの企業の株を買うということは、その企業が潰れてしまったら紙切れになってしまうので、
投資信託を使うわけです。
投資信託はたくさん分散してるので、それが全部無くなることはありません。
あなたが買い物をしているのだから、どこかの企業は儲かっている。

どこかの企業が頑張るから、経済成長して世界はし続けるのではないでしょうか。
これをぜひ知っておいてください。
これからもしかしたら大きな大きなマイナスが来るかもしれません。
でもあなたの資産というのはそこで紙切れにはなりません。

なぜか。

それは企業は儲けをこれからも出し続ける、
そしてあなたは買い物をし続けるからです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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