森次 美尊

2024流行語大賞に新NISAとオルカン投資!【後編】2025年の投資はこれ!

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

前回のコラム ▶ 流行語大賞に新NISAとオルカン投資!【前編】オルカン・S&P500のリスクと注意点

今すでにインデックスを持っている方にお伝えしたいことを説明していきます。
8割の人がインデックスファンドを買っているわけです。
これは今からどうしたらいいの?とよく聞かれます。
答えは、長く持つ、です。
これに尽きます。

このコラムを読んで、やっぱり納得いかないとか、戦争系の企業が入っていたら嫌だと言われるのであれば、
それを売って他のものにやり替えても良いです。
良いですが、基本的には長く持てば自分の資産はしっかり増えていくはずです。

ただ、大手金融機関のゴールドマンサックスは、
アメリカのインデックスファンドのS&P500、この10年くらいは10%以上で回っていますが、
これからの10年は3%くらいでしか回らないんじゃないか、と予測しています。

インデックスファンドを世界で初めて作った会社のヴァンガード社は、
大型の米国株はこれからは3%〜5%でしか回らない、
グロース株に対しては0.1%〜2.1%だと言っています。

これらはどういうことかということを説明していきます。
S&P500やオルカンといった、世界のトップ企業を今牽引しているのはマグニフィセントセブンです。
以前はGAFAMでした。
そこに2社増えてマグニフィセントセブンになりました。
以前のGoogle(Alphabet)、Apple、Meta(旧Facebook)、Amazon、Microsoftに加えて、
今はNVIDIA(ChatGPT等の半導体の会社です)、Tesla(電気自動車の会社、イーロン・マスクが有名です)の2社を加えた
7社でマグニフィセントセブンと言われています。

これらの企業が今世界のトップを牽引しています。
S&P500に関しては500社の内、この7社だけで時価総額の3割を持っているので、
ほぼこの7社の動きに連動している指数になっているわけです。

これが大型の米国株です。
これが3%〜5%になると予測されています。
さらにグロース株というのは成長系の株のことですが、今挙げた企業は全て成長系です。
どんどん成長してきています。
成長系ではないものを挙げると、コカ・コーラやマクドナルドです。
世界のシェアを取りきっていて、もう落ち着いていて価値が高い。
これらはバリュー系と言われます。
バリュー系ではないもの、つまり米国の大型のグロース株、
まさにマグニフィセントセブンはこれから0.1%〜2.1%でしか増えないのではないか、と言われています。

また、ウォーレン・バフェットという世界一の投資家の方、
この方はバフェット指数というものを使っています。
昔はアメリカの成長系の企業でITバブルが世界に起こりました。
このITバブルが弾けた時、株価は大きく下がりましたが、ったんですけど
完全にあの時のITバブル期と同じような状態、つまりバブルなので割高だとバフェット指数では出されてます。

この何年間かずっと世界のトップにいた企業が、さらに大きくなりました。
インデックスファンドというのは、世界の時価総額の上から順番に買うと説明しましたが、
一番大きい企業を一番たくさん買っているのだから、一番大きい企業がさらに大きくなっていく市場というものが
インデックスにとって有利な市場です。

この10年間はどうでしたか?
GAFAMがずっと牽引してきました。
そしてそれがマグニフィセントセブンになり、さらに牽引していっています。
トップがさらに大きくなっています。
ここではインデックス強い。
ただ一方、完全にバブルで、みんなが買いすぎて割高になりすぎていると言っている会社もあります。
実際僕もそう思います。

オルカンは過去50年間の年平均利回りは7%です。
ただ、この10年で見ると9~10%で回ってしまっています。
ということはこれから、3~5%になると思いませんか?
そして結局、7%で落ち着く感じがします。

つまりインデックスファンドを買っている人というのは、まだよくわかっていない投資1.0の人。
とりあえず、NISAの扉を開けたけど何を買うべきかわからない、
みんな一緒と言っている、手数料が安いとい言っている、
過去7%で回っていた、この10年間は10%で回っている、
このように数字ばかりを見て数字に投資をしています。

だから数字が今までと違うパフォーマンスになった瞬間に、
えっ?聞いていたのと違う、というふうになってしまう可能性があります。
すると、やめようかなとななります。

なので最初に言いました。
すでにインデックスファンドを持たれてる方、ポイントは一つです。
続けてください。
続けるために、自分のお金がどのようなところに使われているのかは分かった方が良い。
これはインデックスファンドでは正直難しいです。
それが嫌であればアクティブファンドを検討するのも一つです。

インデックスファンドは3〜5%になると思います。
もっと下がって1~2%になるかもしれません。
大きなマイナスが来る時はマイナスになることも必ずあります。
マイナスにならないということはありえません。
どこかではマイナスにもなります。

ですが、長い目で見てそれでも3%で増えてるんだよという考え方をしてください。
7%で増えてないじゃないかと嘆くのではなく、
3%でも増えているという考え方をしましょう。
このように考えると、一喜一憂せずに長く続けられると思います。

今まさに投資1.0が始まりました。
次は投資2.0、自分の軸で自分で考えて投資するフェイズです。

インデックスファンドでも良いです。
インデックスの仕組みを知って、自分はこの合理的な感じが良いといった感じで、
そこに納得感を取れればいいわけです。
一択でなくても良いです。
2024年はこれでやってきたから、2025年は投資2.0を勉強して、
アクティブファンドと言われるファンドマネージャーが自分の想い、哲学で投資をしていく、
このような企業に投資するということがわかるようなものを探してきて、
この想いは自分の迎えたい未来と近いといったものに投資していくことも良いと思います。

いろいろななやり方がありますが、
投資2.0はとにかく自分の軸で、自分で自己選択して投資をしていく、
このステージに是非行ってほしいなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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