森次 美尊

小学生でもわかる投資とは!?【後編】子供への投資のさせ方は投資信託と〇〇

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

前回のコラム ▶ 小学生でもわかる投資とは!?【前編】子供への投資の伝え方は未来と〇〇

投資について、分かりました、子どもにもそういうふうに教えます、となった後、
で実際に何をやったらいいんですか?という質問がきます。
具体的な子どもの投資、子どもにどういう投資をさせたらいいのか、
これもせっかくなのでお伝えしようと思います。

僕は2つのやり方があると思っています。

過去のコラムでも自己投資という、10代のための投資みたいな感じで、
10代の時はとにかく人に会った方が良いとか、いろいろな体験をしようといったことをお伝えしていますが、
それは一旦置いといて金銭の投資、お金で投資するなら実際にどのようなやり方がいいの?ということも
よく聞かれるので、今回はそれをまとめてみようと思います。

①見える投資

1つ目は見える投資です。

投資信託はすごく良いものです。
過去のコラムでも何度も書いていますが、分散してくれるから紙切りにはならないという価値があります。

ただどうでしょう?
今世の中で流行っているオルカンとかインデックスファンドというものは、
たくさんの企業を全部数値化して、数字に投資しているという感覚なので、
自分のお金がどのように成長しているのか、成長の過程というのは価値を生み出しているわけですが、
誰が自分のお金を使って、どのように価値を生み出して成長して、どんな未来を作っているのかということが見えません。
例えばそこに戦争系の企業がいっぱい入っていたとしたら、自分のお金を戦争に使われて成長する、
その戦争系、軍需産業が成長していき戦争のある未来が来てしまう。
このようなことを考えていただく、想像していただく、これが見える投資というものです。

まずは自分のお金がどのような企業が使って、どのような価値を生み出しているのか
これが分かるものが良いです。

それを考えた時、まずは日本の投資信託の方が、日本語で日本人のファンドマネージャーさんが説明してくれます。
これの方が良いのではないかと思います。
もちろん投資先は世界であっても良いです。
世界の企業でも良いですが、お金ををこのような企業に投資している、なぜならこういう理由があるからです、
ということを日本語で聞けることが魅力じゃないかなと思います。
日本人として、日本語で、日本の言葉で、日本の価値観で理解できるものが良いのではないか、と思っています。

インデックスファンドはそのような説明も一切なく、数値化しているだけなので、
アクティブファンドでこのような企業に投資している、そのような想いのあるものが良いと思います。
自分のお金はこのような企業が使ってるのかと、ここに自分で納得感があるものが良いです。

中には社会見学のように、
自分のところの投資信託が投資している企業はここと、ここと、ここです、
これらを全部集めてきました、どうぞ見てくださいというような
イベントをやっている投資信託もあります。
このようなものはやっぱり納得感が違います。
お金を増やすという投資の意味と、体験を手に入れるという投資の意味、
この両方を手に入れられるのですごく価値があります。

もちろん子どもはNISAはできません。
このような投資信託はNISAで買うことはできません。
ですが、税金とか1円でも得するという考えを一旦置いておきませんか?
そのような考えよりも、より投資の価値というものがちゃんと分かる、その体験を手に入れる方が、
価値が高いのではないかと思っております。

②変額保険

でもやっぱりNISAのような非課税が好きなんです、という方がいらっしゃいます。
このような方に今回は保険会社を通じて投資信託を買う、というやり方をお伝えしようと思います。

これは変額保険と言うものです。
過去のコラムでも説明しています。

変額保険は、保険会社を通じて投資信託を買うもので、
つまり保険会社にお金を払って保険商品を買います。
でも中身は投資信託なので、この投資信託を買ってきてと投資信託を決めるわけです。
その投資信託を保険会社で保有しておいてもらい、
そのリターンがそのまま自分の資産に反映されるというものですが、
そのままと言っても、この過程の中には保険会社でやっていて保障をもらえるので保障料は取られるわけです。
その保障料を引き換えにしても価値が高いよねということで変額保険に入る方がいらっしゃいます。

一つだけ、名前は言えませんが、保障がほぼない保険会社があります。
保障がほぼありません。
投資信託を買ってきて保険会社で保有しておくのですが、そこに保障がほぼつきません。
それでは保険商品にならないので最低限の保障がついていますが、保障料がとても安く、
保険会社はみんなから集めたお金でまとめ買いをして信託報酬を下げて買えてこれでペイしてしまう。
つまり、NISAと運用利回りが変わらない、NISAよりも運用利回りが良いという商品があります。

大人の方でもNISA枠を全て使い切った方は、このようなものでプラスアルファ使ったらとても良いです。

なぜかというと、将来税制がどうなるかはわかりませんが、
今のところ保険は、NISAのように非課税ではありませんが、税制優遇というものがされています。
この税制優遇はすごいです。

例えばお子様が投資信託を買ったとします。
NISA枠以上で買っていますという方はどうなるかというと、
増えたものの利益に対して20%の税金がかかります。

保険の場合は増えたものの利益に対して、基礎控除といって50万円引いてくれます。
さらに1/2もしてくれてこれが所得になるので、利益50万円の範囲内で解約すると、
毎年50万ずつ取り崩していくと、実質税金がかかりません。

この技を使い、例えば子供のうちは保険会社の商品でずっと投資をしておき、
18歳になった時にNISA口座が作れるようになりますから作ります。
保険会社の商品から元金プラス50万円を解約してNISAで買う。
50万ずつ取り崩しながらNISAで買い直しをしていく、といったことをやれば、
結果的に子供の時期も増えたものは非課税で、取り崩してNISAで非課税枠で置いておける
ということができます。
このような商品もありますので保険会社で探してみてください。

子どもへの投資。
まずは見える投資。
税制優遇とかそのようなことはどうでも良い。
とにかく子どもの体験を手に入れるための投資をするということ。
そして、NISAまでの間、どうせだったら税金がかからないような投資がしたいという方には、
このような方法があります。

今回はそれら2つの説明をさせていただきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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