森次 美尊

NISA・投資に必要な家計の見直し方「収入ー固定費ー変動費=貯金」

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

家計の見直しについて書いていきたいと思います。

新NISAがこれだけ主流になりました。
みんなNISAを始めたいとは思っています。

でもどれだけ自分の財布から捻出したらいいの?
そもそも余裕ないんだけど。
なんか無駄があったらちょっと見直しかけたいな。

このようなニーズが今とても多いです。

そもそも、余裕がないのに投資したらダメです。
でも余裕というのは、どのくらいを余裕と言うのか?
みたいなこともあります。

ですので、一旦このタイミングで皆さんが家計を管理することが、とても重要です。

投資においては、短期の財布と呼ばれるものがあります。
これは、例えば銀行に置いているようなお金のことです。
例えば生活費に使うもの、そういった何に使うかという使い道が決まっているもの、
生きていくために必要なもの、こういうものは短期の財布で良いです。

あとは生活費の3ヶ月分くらい、人によっては半年分くらいとか言いますが、
そのくらいの金額を預貯金で置いておくとすぐに出し入れができます。
短期の財布というのはすぐに出し入れできるものです。
まずは収入からこれを確保しないといけません。

残りは長期の財布です。
これは多分余るよね、使わないよね、
物価上昇のことを考えて将来の自分へ仕送りするのであれば、
資産運用していこうよ、となるわけです。

だから家計を管理しないといけないわけです。

今、家計の管理のニーズというのはすごく高まっています。
ただ、そもそも何のために投資するのかということも重要で、
投資のために投資しても仕方ありません。
やらなきゃいけないからやりました、というのではよくわかりません。

自分は何をしたいのか。
やらなければいけないではなくて、何をしたいのかが重要です。
お金は使った時にしか価値が生み出されないので、今使えば良いのです。

いやいや、老後が不安なので、と言われるのであれば、
老後の年金と支出を計算して、このらい足りないということがわかって、
この足らない分を確保するためにやっていきましょう、となります。

この目的が決まると、目的を解決したいというニーズになり、
そのためにこれだけ積み立てしましょうという目的が決まります。
このような順序で我々は考えていきます。

では、目的が決まりました。
この目的に対して、どう考えても今は余裕がない、そのような時があります。
この時に家計を改善しないといけないわけです。

家計を改善する方法は、基本3つしかありません。

収入を増やす

1つは収入を増やす、です。

例えば子育て世代であれば、
奥様が今は子供を見ているから働きに出れなくても、
そのうち時短だけどしっかり働きに出れます、ということが決まっていれば、
今は固定費を増やさずに、奥様が働きに出られるタイミングで一気に勝負をかけていく、
このようなやり方もあります。

65歳で退職せずに70歳まで働く健康な体づくりをしていく、ということも
一つのすごく大切な自己投資です。

このようにして収入を増やす方法があります。

投資する(お金に働いてもらう)

お金に働いてもらうということは、
我々の専門領域ですが、そもそも余裕がなければできないわけなので、
今回は一旦置いておきます。

支出を減らす

まずは収入を増やしたい。
だけど、今すぐ収入は増やせない。
もう奥さんもいっぱいいっぱいで働いていて、ご主人もいっぱいいっぱい働いているとか、
奥さんは子育てでいっぱいいっぱいでこれ以上働けないとなった時に、
家計の見直し、支出をどうするか、支出を減らすということが出てくるわけです。

では、支出減らすためにどうしますか?

家計はこのように出来ています。

まずは収入があります。
収入から固定費と変動費が引かれて、余りがあります。
これが預貯金として貯まっていたりするわけです。

収入と固定費と変動費と預貯金。
この4つの中で最も把握できないは何だと思いますか?
答えは変動費です。

収入は分かります。
銀行に振り込まれた金額を見れば良いです。

最後の余りも分かります。
預貯金残高を1年前と今とを比べたら増えてるか減ってるか、数字を見れば分かります。

固定費もなんとなく覚えていますよね。
住宅ローンがいくらだとか、例えば奨学金の返済がいくらあるなとか、
車のローンがいくらだとか、生命保険にいくら入っているとか、
子供の教育費はこのくらいかかってるなとか。
通信費や光熱費は微妙に動くので変動費に捉える人もいますが、
毎月決まって必要なもので、ある程度安定していて動きも誤差程度なので
固定費として良いと思っています。
あとはガソリンとかお小遣い、税金関係、そのように決まっていものは固定費です。

食費や雑費、たまたまかかった医療費とか、
その都度使った時だけかかっているものが変動費です。
変動費は、その他なのです。

つまり変動費というものは、生きていくために必要な食費も入っていますが、
外食するかもしれないし、自分でお弁当を作るかもしれないし、
全く分かりません。

この変動費を把握しようとするために、レシートを全部アプリに入れていったりするのはとても大変です。
いつも思いますが、このようなことをやる時間があったら収入を増やしたらどうでしょう?
その時間で働いた方が費用対効果も良いのではないかなと思います。

そのような作業が向いている人もいるかもしれませんが、
ちょっとでもしんどいと思ったら、あまりお勧めできません。

というのは、固定費を減らすのは実は簡単なのです。
例えば生命保険を1万円減額して安くしたと言っても、自分の生活水準は変わりません。
でも変動費を1万円下げるというのは、1万円分生活水準を落とすということになります。
しかも普段把握できていないものなので、
把握できていないところから1万円を引き下げるというのはかなり大変です。

これを無理してやってしまうとリバウンドがきます。
まさに変動費を落とすということは、体重を落とすことに近い、ダイエットに近い感覚です。
自分の生活水準をダイエットさせるようなイメージです。

ただ、固定費はそうではありません。
固定費は既に決まっていて、例えば住宅ローンのように下げようがないものがたくさんあります。
生命保険も的になりますが、まずは固定費から見ていきたいです。

やむを得なしに変動費を見直すのであれば、
下げにくいということ、無理してしまうとリバウンドすること、
これらを分かった上でやらないといけません。

ただ、全く意識してなかった、例えば預貯金残高すら一切見てなかったっていう人が、
少し意識するだけで実は無駄を削れたりします。

ダイエットも一緒だと思います。
今までは何も気にせず、好きなもの好きなように食べていた人が、
毎日体重計に乗るだけで痩せていくという現象、
そのようなことがありますから意識してない人は意識するだけで少しだけ効果は出ます。

また、効果出やすい人の特徴として、例えば5キロ痩せたいと言った時、
体重100キロの人が5キロ痩せようと思うと単純に1/20落とせば良いです。
ところが体重50キロの人が5キロ落とそうと思うと1/10落とさないといけません。
単純計算でも2倍難しい。

変動費も一緒でもともと意識して切り詰めて、ある程度コントロールしている人が
そこから1万円2万円落とすことは、とても大変ですが
全く意識してなくて、お金をどんどん使っていますという、
生活水準の高い人になればなるほど、落とす額は同じでも簡単です。
生活水準が低いギリギリに切り詰めてる人が、同じを落とすとしたら、
生活水準が高い人に比べたらやっぱりしんどい。

まとめると、収入を増やしたい時に、お金に働いてもらうのは楽です。
でもそれが無理で支出を減らす、家計の見直しが必要だとなった時、
まずは固定費から考えてください。

それでも変動費にどうしても手をつけなければいけない人は、
変動費はダイエットと一緒なので今まで全く意識していない人が、
意識を始めるだけの時間と余裕があるかどうかが重要です。

そもそも生活水準が高めです、そういったことがなんとなくわかっている人かどうか。
このような人はダイエット成功する可能性があります。
そうではなく、もともと意識して切り詰めている人が変動費に手をつけると、
リバウンドの恐れがあるから気をつけてください、ということです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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