森次 美尊

2025年お金の攻略法 働き方 住宅ローン・NISA投資・物価・ライフプラン!【前編】

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

今回は「2025年お金の攻略法を教えます」という内容を書いていきます。

大きく言うと3つ、今相談が増えているトピックスがあります。

①働き方、特に女性の働き方について

配偶者扶養家族というものです。
103万円の壁、130万円の壁。
どのように働いたら良いの?何がお得なの?
損したくない、というものです。

②住宅ローンについて

変動金利で借りている人が、いよいよ金利が上がり出してきました。
この先どうなるのか、繰上返済した方が良いのか、とは言え、まだ住宅ローン控除をもらっている、
どのタイミングで始めたらいいんですか、というものです。

③投資について

新NISA、オルカン、S&P500というものが流行語大賞を取りました。

これら3つの相談が今も爆発的に増えていす。

この相談、3つともそもそもの問題は1つです。
そして、3つとも解決策は1つです。

まずは何が問題なのか。
なぜ働き方がそのように言われだしているのか、
住宅ローンがそのようになっているのか、
投資が必要なのか。

それは物価です。

このコラムでも何度もお伝えしてきましたが、とても重要な話なのでもう1回復習です。

缶ジュース1本、今は大体140円で売っています。
2000年は大体100円くらいでした。
1.4倍になっています。
それに対して、高い!となっても良さそうなのに、そうはなっていない。
普通に皆さん買っていませんか?
ジュースがこんなに高くなったら買えない、ということをあまり聞いたことがありません。

これはなぜかと言うと、缶ジュース以外にもディズニーランドも値段が上がってきていますが、
給料も上がってきました。
例えば大阪の最低賃金、2000年は700円くらいだったのに、今は1000円を超えています。
つまり、もらう方も出ていく方も全てが上がってきた。
これが物価が上がるという状態です。

とは言っても、このようなことを聞いたことありませんか?

日本は失われた30年を過ごしてきた。
デフレつまり物価が上がらない、給料も上がらない、そんな中海外はガンガン上がっていった。

我々の生活に密着した最低賃金や生活品は上がっています。
ただもっと大きな視野で全体を見た時に全然上がっていない、これがデフレという時代でした。
上がっているのに、実は全体的には上がっていない。

海外と比べたら分かりやすいです。
昔は日本と物価が変わらなかった、日本の方が物価が高い時代もあった。
例えばビッグマックを買っても日本の方が高い時がありましたが、今は日本の3倍くらいと言われています。

例えば、スターバックスでコーヒーを飲んでも日本の3倍くらいで1000円を超えたり、
サーティワンのアイスクリームもワンスクープで1000円くらい、
ラーメンを食べても3000円以上で日本の3倍くらいする。

給料もそうです。
時給3000円以上が当たり前になっています。
先進国のオーストラリアやアメリカには、日本の若者も海外に出稼ぎに行くようになっています。

つまり、もらう方も出ていく方も海外は3倍、日本は3分の1と、この30年くらいで開きが出ました。
そうなると、我々は輸入の国なので物の値段は上がるしかない。
いよいよ上がり出したのがコロナ明けからで、大体2%から3%くらいの物価上昇率です。
それがどのくらいのペースかというと、20年で物の値段が大体2倍くらいになるということです。

どうでしょう?
缶ジュースが2000年は100円でしたが、2024年くらいから140円になりました。
24年かけて1.4倍です。
今の ペースは大体20年かけて倍なので、140円のジュースが大体280円になるペースで上がっています。
海外は3倍なので、当然ありえます。

この先もちろん給料も上がると思います。
給料を上げられない会社はちょっと危ないです。
給料を上げられる会社が全部を淘汰していきます。

そして物の値段も上がっていきます。
すでに輸入品でiPhoneはどんどん上がっていっています。
このようにどんどんなっていくということです。
これは間違いありません。
海外がそうなので間違いありません。

そうなった時に、ただ銀行に置いているとどんお金の価値が下がっていくということです。

今皆さんが20万円の生活をしています。
同じものを食べて、同じものを買って、同じ高熱費を払って、同じ通信費を払ったとしても、
20年後には20万円に対して40万円くらい出さなければいけない、このような時代が来るわけです。

そのような状況で、今皆さんが銀行に 20万円預けていて、
「これはおじい ちゃんとおばあちゃんが子供にお年玉としてくれたお金を貯金していて、今は使いたくない」
という人がいると思います。
このお金、子供が大人になる時まで20年置いておくとします。
銀行の金利が仮に0.001%だったとして、20万円が20年後にどうなるか。
20万40円に増えます。40円しか増えません。
40円増えたけど、20万円の生活は40万円出さないといけない。

つまりどんどん貧しくなるということです。
ただ銀行において未来に仕送りばっかりしていると、どんどん貧しくなります。

僕の友達が最近ギターを買おうとしたんです。
月1万円ずつ貯めて60万円のギターを買おうとしました。
ギターもどんどん値上がりしていて、昔は20万円で買えたものが、今は60万円する。
「今のうちに買っておかないと、このギターはもう一生買えない」と思い、コツコツ1万円ずつ5年間貯めました。
1万円×12ヶ月×5年で、60万円貯めました。
そして、ギター屋さんに行くと80万円に値上がりしていて買えない。

これが物価上昇時代です。

欲しいものがあればコツコツ貯金していけと、親に習ったと思います。
それはデフレ時代の話です。
物価上昇時代にこれをやっても、いつまで経っても買えないのです。

この時代をどう生き抜くのかということを考えないといけません。
物価上昇時代に入ったことで、180°頭を切り替えていかないと、
いろいろなことが今まで通りにはいかなくなるということです。

物価 上昇時代に、未来にお金を持っていくことを「銀行でやるのはやばくない?」ということで、
貯蓄から投資へということが言われました。
投資、これは物価から始まっているわけです。

働き方も一緒です。
どんどん給料が上がっていくのに、同じように130万円の壁と言っていたら、
働く時間を減らさなきゃいけないということです。
企業にしてみると同じ労働をしてほしいけど、給料を上げていくということは、
130万円の壁の範囲で働きたいという人が働けなくなるわけです。

国にしてみると、いっぱい働いてもらって社会保険をいっぱい払ってもらって、
老後の年金の財政を作らなければいけないのに、この壁があるから「この壁以上には行きたくない」と言って、
働きたい人も働く意欲を削いでしまっている。
働き方もやっぱり物価というものがベースになっているということです。

そして住宅ローン。
もらう方も出ていく方も全てが上がっていく。
金利も普通に考えたら連動していくわけです。
固定金利もどんどん上がっているので、変動金利もいよいよ上がり出した。
この先物価がどんどん上がるということは、金利ももっともっと上がっていくと考えた方が良い。

働き方の問題も、住宅ローンの問題も、今降ってきた問題で今解決する問題ではありません。
つまり両方ともこの先当分の間続いていくので、
長く続いていくから何をしなければいけないのか、という問題です。

投資も一緒です。
未来の自分への仕送りなので、今ではなく未来にどうなりたいか。

働き方、住宅ローン、投資、全てが未来にわたって、自分がこれからどう生きていかなきゃいけないのか、
これを考え直す時代が来たということです。

2025年、物価上昇時代に入りました。
今までと頭をガラッと切り替えて、この物価上昇時代、
自分はどのような未来を迎えたいのか、どうなりたいのかを考えるタイミングにあるのではないでしょうか。

(次回に続く)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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