こんにちは。
ファイナンシャル プランナー もりつぐ先生です。
さあ 2024年から新NISAが、もうガンガンに流行ってます。
そんな中で みなさん
どこの金融機関でNISAを作ったらいいの?
といった感じに今、なってるわけです。
というのは、
NISAって ひとつの金融機関で作ると
それ以外の別の機関で作る事は、もう出来ないんです。
NISAは1つしか持てません。
ということなので、やはりどこで作るかっていうのは
とても重要になってくるわけです。
なので今 みんなどこにしようか?
というような事で悩んでいるわけです。
『 証券会社がやっぱり詳しいのかな? 』
『 銀行なら家の近くにあるから ちょっと窓口に行きたい時、便利そうだなぁ 』
『 やっぱりなんかYouTuberはネット系で作った方が良いって言ってたなー 』
など 今は色々な選択肢があるわけです。
今日はその辺りを、
ちょっと深堀りして解説していきたいと思います。
NISAを作るにはどの金融機関を選んだらいいの?
NISA口座を作ろうとして、色んな選択肢がある中
ポイントになってくるのは、
① 商品力
② 担当者
この2つ です。
やはり、ここをどう抑えていくかによるんじゃないかな。と思ってます。
この2つによって、資産運用の最終的な結果にかなり差が出ます。
まずは
① 商品力
例えばある金融機関が
どこかの運用会社を子会社に持ってる場合
その子会社で扱っている商品を売りたい。
ということもあったりするわけです。
ですので、取り扱っている商品がかなり偏ったりするんですね。
じゃあ
その偏りをどういう風に見極めるか
来年 新NISAにはなりますが、今からもうつみたてNISAは
取り扱いがあるはずなんですね。
つみたてNISAは200種類位の投資信託の中から選べる。
つみたてNISAというのは、
200種類位の投資信託の中から選べるんです。
金融機関によっては、200種類の中からほぼ全部選べる所もあれば
10種類以下というところもあります。
これは金融機関によっても、かなり差があります。
10種類以下になると、その中から自分が本当に欲しい商品が買えるの?
と考えたら、そもそも買えない可能性の方が高いですよね。
というより、
「この商品買ってください!」
という感じで、どんどん進められて
向こうが売りたいものをガンガン入れてくる可能性もありますよね。
200種類の中からほぼ選べるということは、
『 この金融機関は、基本的に全部取り扱いします。』
という風に捉えることが出来ますよね。
「 運用会社から断わられない限り、ウチは200種類全部を
取り扱いするのでこの中から あなたが選んでください 」という状況。
こっちの方が、変な思惑が入っていないのは確かですよね。
これはおそらく この先も引き継いでいくので
やはり今、何社かは比較してください。
「 この金融機関かな。それともここかな。」
といった感じで、何社か比較していただいてから
「 つみたてNISAは何種類扱えますか?」
と聞いてみてください。
その上で、ある程度NISAの取り扱いも多いところが この先も
商品力を引き継いでいくと思うので、そこが1つのポイントかな。と思います。
NISA = 過去8年間で制度が4回変わっている。
次に、
② 担当者
これって、すごく大きいんですよね。
というのはNISAって、
今まで8年間で4回、制度が変わってるんです。
絶対この先も変わる可能性ありますよね。
そうなった時に常に最適化して自分で勉強して
一つ一つ 全部調べて自分で資産運用していく事って、
めちゃくちゃ大変じゃないですか。
そうなるとやはり、プロのアドバイスって必要なんですよね。
じゃあ
NISAのアドバイザーをどういう形でつけるのか?
それを選ぶ基準のひとつに
” 担当者が居るか居ないか “
というのがあるんですよ。
まずは、ネット系の証券会社で自分でさっと口座開設して
” はい、この商品買います!担当者は要りません ”
というパターン。
これが出来る人は、かなり稀なんです。
要するに金融知識のある人だから、このタイプはもう置いときましょう。
これからは絶対 アドバイザーが要るようになってきます。
そのアドバイザー が要る人たちの中には、
① 担当者としてついてもらいたいのか。
② 顧問料なり相談料を払って、その都度
質問に答えてくれる人が欲しいのか。
①と② どちらを選ぶのか。
という所で、その先の方向性が変わってきますよね。
次に、担当者の中にも
” いろんな金融機関の担当アドバイザーとして
所属している金融機関の社員 ”
という形で担当になります。っていう人が居ます。
この人は、もしかしたら転勤していくかも知れないし
担当が変わるかも知れないっていう可能性だってありますよね。
その一方で、独立系と呼ばれる IFA =( 証券仲介業 )
と言うような業種の人達だったら、自分達で独立してやってるわけなので
例えば保険で言うと「保険の窓口」みたいな感じです。
いろんな商品を扱えるよ。
といった所は、別にどこかの保険会社に
直接 所属している訳じゃないですよね。
証券関係もこういう風潮があるので、
そういう人なら ずっと長期でフォローしてもらえる
かも知れないですよね。
というような感じで、担当者も何種類かパターンがあるわけです。
だからまず、自分は
この担当者の、どの形態が良いのか。
という事をよく考えて、決めることが必要ですよね。
長期投資で長く見てもらうのであれば、
やはり長期間 自分をフォローしてくれる人の方が
僕は良いという風に思いますが、これについては皆さんが
どれを選ぶのか それぞれ考えていただいたら良いわけです。
・ 長期間 見てもらっている間、ずっとお金を払わなきゃいけないのか?
・ 金融機関に所属してる担当者だから相談料はいらないので、払わなくて良いのか。
という2つのパターンがありますからね。
やはり、そこも踏まえて
” 自分にとっての担当者の価値 ”
というのを よく考えた方が良いという事になります。
基本的には投資信託の商品を取り扱う人は
入口で購入手数料が、かかってきます。
これについては 過去の動画 でも喋りましたが、
かかることが多いですね。
つみたてNISAとか一部かからないのもありますけど、
基本的にはかかります。
NISAのアドバイザーをどんな形でつけるのか?
① 担当者をつけるのは 価値がある
( 最初に購入手数料がかかっても、その後はかからない )
という方を選ぶのか。
② 必要な時に相談料を払って、客観的な意見を聞ける。
その都度、相談料がずっとかかるし
欲しい商品を取り扱ってない人もいるけど、
必要な時に相談料を払って、客観的な意見を聞ける。
という感じが良いのか。
これは やっぱり人によっても違うという事がポイントです。
重要なのは、
この時に中立の立場をとる担当者。
というのは 僕、よくわからないんですよね。
中立の立場じゃなくても良くないですか?
この場合はやはり、お客さん目線の方が良いでしょ。
絶対に自分の味方になってくれる人を、探した方が良いですよ。
中立の立ち位置ではなく、あくまでもお客さんの味方です。
という担当者です。
例えば、1社専属の人です。という人がいたとして、
じゃあこの人はお客さん目線じゃないんですか?
という事になるじゃないですか。
逆にいろんな商品を扱っていたとしたら、
この人はお客さん目線と言えるんでしょうか。
となってくると、これは関係ないですよね。
だから、その人がやはりどういう人か。というのを
皆さんの目でちゃんと見極めなきゃいけないよ。
という事になるわけですね。
定量分析 と 定性分析について
納得感のある説明をしてくれるかどうか。
そしてもう1つ あります。
商品を取り扱う人・取り扱わない人っていうのがあります。
取り扱わない人であったとしても、取り扱う人であったとしても
その人の担当者としてのレベル感っていうのがあるんですよ。
ですので、それを見極めてください。
このレベル感の見極め方は、
定量分析 と 定性分析
この2つ をちゃんとやって説明してくれるかどうか。
だと思います。
定量分析 = 数値化してる分析データ
ですね。
” 例えば過去10年間こんな感じに上がり下がりして
今はこんな風になってますよ “
” 騰落率は、今こうなっています “
” 利回りはこれくらいです “
というのをしっかりと分かりやすく説明してくれるかどうか。
騰落率 や 利回りは、数字を見れば誰でもわかるんですけども、
やはり少なくとも過去10年間以上のパフォーマンスは説明してくれて
それに 皆さんが納得感を取れるかどうかなんです。
もう1つは、定性分析なんですが
定性分析 = 数値化できない分析データ
例えば、Aという商品とBという商品があります。
Aという商品の方が利回りは大きいんだけど、
かなり騰落率が高い商品です。
Bという商品は、騰落率があまり下がることはなく
安定して増えてくるものです。
それぞれ何故 その商品になるのか?
というところまでは
定量分析で数値化 することが出来ます。
しかし
一体 何故そうなるのだろう?
と言う疑問についての、明確な理由を説明できるかどうか。
これが 『 定性分析の領域 』になってきます。
説明を聞いて、納得感を取れるかが重要。
投資哲学では、
” Bというブランド力のある消耗品 “
というような企業を買っているわけです。
ブランド力のある消耗品というのは、
例えば 自分の気に入ったシャンプーとかオムツなどは
ずっと同じものを使いたいっていう人も多いし、
あまりブランド自体を変えないですよね。
そういう消耗品って、
コロナがあってもみなさん普通に使いますよね。
なので、こういう商品って売れ続けるんです。
要するに、
消耗品って騰落率が下がりにくい投資信託なんです。
という風に説明すると、数字だけじゃなくて
騰落率の裏付けとなっている理由がわかるでしょ。
この理由を聞いて、
皆さんが納得感を取れるか、なんですよ。
どちらにしても、この担当者の説明に皆さんが
納得感を持てるかどうかがとても重要なんです。
自分が納得感を持つと、やはりそこに価値が生まれるので
しっかりと投資を続けられるでしょう。
そもそも 金融機関によっては この先転勤の予定もあるし、
もう短期売買で購入手数料をガンガン取っていきたい!
という考えの人もいます。
投資は自分に合うか合わないか。
ですので、皆さんは
『 長期投資をしていく目的をちゃんと持っている 』
のであれば、
・長期投資に向いた商品について、ちゃんと説明してくれるか。
・長期でちゃんと持ち続けるための方法。
の話をしてもらった上で、だからこういう商品なんだよ。
というところがちゃんと繋がってこないと、
単純にこの商品は良いんですよ。
という説明する人がいるんですけど、
これは 良い悪いじゃないんです。
自分に合うか合わないか。
これから何をしていきたいのか。
自分の目的に沿ったものを、ちゃんと提案してくれて
そこに納得感を取れるか。
これが、やはり担当者を選ぶポイントじゃないかな。
という風に思っております。
もちろん 細かく言うと、
「 基本的にはもう全部インターネットサイトで手続きをしたい。
そういうのがやりたいし、紙ベースはもう嫌だ 。」
「 それをちゃんとやれる金融機関が良いな 」とか。
インターネットサイトで運用するなら
基本は自分の資産ってのは、ずっとネットで見ますよね。
「いつも見ているネットの投資運用ページがどうも見にくいとか、
これはすごく見やすいな。」
など そういった細かな所も総合的に見ていただいて、
皆さんはどこの金融機関を選ぶか。
ということを、考えていただく事が重要なんです。
本日のまとめ
そして新NISAの概要は、まだ決まっておりませんが、
おそらく決まるのは2024年になります。
最初は新NISAの概要が決まっていないので、
「 ここの金融機関で作りました。」
となると、
もうその金融機関以外では作れないんですよ。
でも、こんな不便な話ってないですよね。
やはりどこかのタイミングで、変えたくなるじゃないですか。
今は決まってないですけど 可能性として、
おそらく今後 この制度は変えれるようになると思います。
後で変えれるようになるんだったら、
とりあえずは先に作ってスタートさせていけば良いけど、
今の所 その新しいルールは決まっていないわけですよね。
そして変えれるとしても、担当者は居なくなります。
なので、この担当者というのも長期投資をするのであれば
自分が購入した後も、しっかりと長期間で運用するために
どんなかたちでフォローしてくれるんだろう?
例えば 「定期的に運用報告会やってくれるのかな?」
というような、アフターフォローの部分までちゃんと対応してくれるのか。
こういった事までをしっかりと見極めた上で、
その担当者を選ぶ価値があるのかどうか。
これを皆さんが、
納得感を持って金融機関・担当者を見極めるのが
より後悔しない選び方になるんじゃないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。