林 智慮

仮面ライダーと労災

確定拠出年金相談ねっと認定FP林です。

 

我が家の子ども達は仮面ライダー好き。大きくなった今でも仮面ライダーの話題は途切れません。

ベルトを買うことはもうありませんが。「DECADE(平成ライダーの10番目)って10年目、とか10番目ってことだね。」とか、常に頭の片隅に仮面ライダーがいるようです。

 

ところで、「てえーんさい(天才)物理学者」でお馴染み、仮面ライダービルドに出演されていた、若きスーツアクターさんが亡くならましたが、

・所属事務所が労災加入していたのだそうです。

・しかも、数十年前からで、アクション業界では最も早くに労災保険を納めている事務所だそうです。
(弁護士ドットコムNewsからの情報)

 

労災は個人法人かかわらず、労働者を一人でも雇用する全ての事業所が当然適用事業所となり、労災に加入しなければなりません。

掛金は、全て事業主負担です。

(労働者5人未満の個人経営者の農業・畜産や、小規模の林業とか、国の直営事業・国家公務員・地方公務員を除く)

しかし、俳優などの実演家は個人事業主ではないの?と疑問に思われるかも知れません。

この件につきましては、厚労省にリーフレットがあります。

 

芸能関係事業主の皆さまへ(リーフレット)

 

契約上雇用関係は無くても、働き方が労働者と同じだと労働基準監督署で判断された場合は、雇用関係があるとされます。すると、事務所は労災保険に加入しなければなりません。

 

子ども達に夢を与えてくれた若者を失ったことは悲しいことですが、これを機に、労災への意識が高まってこればと思います。