林 智慮

多治見の「き」業展へ行ってきました

FP相談ねっと林です。

 

昨日、多治見の「き」業展へ行ってきました。

ビジネスチャンスを拡大し、中部の広域的な地域経済の活性化を目的とするもの。

多治見市だけではなく、名古屋市、富山市、大垣市、本巣市など、中部の企業や起業家なども出展されてました。

高校生の団体も見学されてました。社会科の授業でしょうか。

 

 

今回の参加の目的は、相続診断士仲間の『おりべ相続サポート』さんが出展され、そのお手伝いをするためです。

相続を争族にしないために、気軽に話せる相談相手として活動されています。

相続が発生してからだと、やれることは限られます。発生前であれば、予想できる問題に対策を立てておくことが出来ます。

相続の問題は、大小はありますが誰もが関係する問題。

専門家にお任せするにしても、知らないまま手続きされるより、ある程度の知識は持っておきたいものです。

 

 

ところで、会場で、とても立派なエンディングノートを見ました。お値段も立派。

様々なエンディングノートが出ていますが、プラスチックの表紙に鍵付きのものは初めて見ました。

表紙がプラスチックの板なので、いざと言うときにはさみで切って開けるようにとのことでしょうか。

ノートの中には、自筆証書遺言など、いろいろな書類を入れる封筒が綴じ込みになっていましたが、重要書類まで綴じ込むことに「?」

もっとも、エンディングノート本体に書き綴っても法的効力は無いため、遺言書の作成は必要です。

でも、いざと言うときに切って開けられるのは、それ以外でも開けられるということです。

その為、生前に内容を知るものが出て来てしまいますし、綴じ込まれた自筆証書遺言を破棄されてしまうことも。

 

しかし、令和2年7月10日、法務局にで自筆証書遺言が保管出来るようになります。

保管料はかかります(第12条による)が、隠されたり、破られたり、改ざんされたりが無くなります。

遺言書を公的機関に守られるのは大きな安心です。

 

エンディングノートは思いを綴るもの・記録をするもので、法的効力はありません。

エンディングノートで人生の棚卸しをして、持っている資産も棚卸しをして。

書いていくうちに「自分はこれからどうするのか」が分かってきます。

書いているうちに、最初に思っていたのと考えが変わるのは良くあることです。

まずは書いて見ることが大切です。

いろいろなノートに書いてみて、これを残したいと思うものを残せばいいのです。