制度や仕組みを、
知っていれば【貯められる】、知っていれば【殖やせる】、知っていれば【騙されない】
FP相談ねっと林です。
ぎふ信長まつり「信長公騎馬武者行列」、今年はキムタク登場ということで、事前申込み制でしたが、定員15,000に対し希望者が96万を超える申し込みがあったとか。抽選結果通知が送られているようです。
ハズレてしまった人、会いたいですね。お金を払ってでも会いたい人もいるので、違法な転売が後を絶ちません。
しかし、今回のチケットに関しては、岐阜市は公式ページで、
権利譲渡はできません、こうした行為が判明した場合はご観覧をお断りさせていただきます。その場合主催者はいかなる補償もいたしません。
と、明言されています。また、よくある質問Q＆Aでも、観覧もトークイベントも当選者以外入場不可とされています。当選メールを間違って消してしまった場合、再送はされないともあります。当選者本人しかはいれないところへ、
転売されたチケットを買って持って行って、観覧席に入れなくても、何の補償もありません。お金の無駄になります。
2019年6月14日、チケット不正転売禁止法が施行されました。これについては、過去記事を読んで下さい。【メディア実績】ファイナンシャルフィールド『推し活、『転売チケット』のトラブルにご用心』
特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律では、不正転売の禁止等が定められています。
特定興行入場券の不正転売を行った場合、チケット不正転売禁止法違反として、1年以下の懲役もしくは 100 万円以下の罰金、またはその両方が科されることがあります。
特定興行入場券とは、
(1) 不特定、多数の者に販売
(2) 開催日時、場所が指定である
(3) 入場資格者か座席が指定である
(4) 販売時に入場資格者または購入者の氏名および連絡先を確認し、その旨が券面に表示されている
(5) 興行主の同意のない有償譲渡を禁止している
もし、急に予定が変わっていけなくなった場合にについて、転売禁止のチケットについては、公式チケットトレードサイトの案内がされます。これは、公式のチケットを購入して、行けなくなった場合の救済措置です。
今回の信長祭りは、そもそも無料で観覧できる権利なので、転売も救済措置も何もありません。行けなくなったからと誰かに無償で譲ることもダメです。とにかく、当選者本人しかダメとのこと。（よくある質問Q＆A）
くれぐれも、転売に注意して下さい。