前田 菜緒

iDeCoの手数料ゼロ円運営管理機関比較表(楽天・SBI・マネックス・イオン銀行・その他)

(2019年10月に記事を編集しています)()

こんにちは。

子育て世代の家計のパートナー、確定拠出年金相談ねっと認定FPの前田です。

 

iDeCoをはじめる際に、まず悩むのがiDeCoの窓口となる金融機関(運営管理機関)をどこにするか、ではないでしょうか。

 

というのも、運営管理機関は200社以上もあります。
200社の中から1社を選ぶのは至難の技。

 

そこで、運営管理機関比較表を作成しました。表は一番下に掲載しています。
同時に運営管理機関を選ぶポイントもお伝えしますね。

 

運営管理機関選びのポイントとは

ポイントは2つだけです。

 

ポイント1

手数料の安い運営管理機関を選ぶ。

 

手数料は、やはり安いにこしたことはありません。
手数料は、条件なしで誰でも無料という運営管理機関もあれば、期間限定や資産残高に応じて手数料無料という条件つきの運営管理機関もあります。

条件なし、誰でも手数料無料という運営管理機関は2019年10月現在、下記の9社です。

・auアセットマネジメント
・カブドットコム証券
・SBI証券
・マネックス証券
・イオン銀行
・楽天証券
・大和証券
・松井証券
・三井住友銀行(みらいプロジェクト)

とはいえ、まだ9社あります。
この中からさらに絞り込みが必要です。

 

なお、運営管理機関の手数料比較は以下のサイトが便利です。

モーニングスター
「個人型確定拠出年金取扱機関 かんたん比較&検索!」
ideco.morningstar.co.jp/compare/compare.html

 

iDeCoナビ
「手数料で比較」
www.dcnenkin.jp/search/commission.php

 

ポイント2

魅力的な商品を取り扱っているか。

魅力的な商品とは、

①低コスト
②自分の資産を増やしてくれる

かどうかです。
このあたりは、運用商品の選び方と深く関わってくるのですが、今回は商品の選び方については割愛します。

では、まず
①低コスト について

 

投資信託で資産を運用すると、「信託報酬」と呼ばれるコストがかかります。
信託報酬とは、毎日自分の資産から差し引かれる管理手数料のこと。
コストなので安いにこしたことはありません。

 

信託報酬は0.1%〜2%ほどで、差は数パーセントしかありません。

ところが、長い期間積み立てることになりますので、この数%の差は積もり積もって何十万円の差までふくらみます。

 

数パーセントと言えども軽視できません。

 

さらに、運用がうまくいき、年間の利回りが3%を達成できたとしても、信託報酬が1%なら、3%のうち1%が信託報酬として差し引かれ、実質利回りは2%になってしまいます。

ですから、信託報酬率は必ずチェックしてくださいね。

 

次に、
②自分の資産を増やしてくれるかどうか

これは、悲しいことに未来のことなので、誰にも分かりません。

そこで、各運用商品の過去の実績を参考にしてみたいと思います。

 

それが、下記の運営管理機関比較表です。
この比較表は、条件なし手数料無料の9社のうち7社の取り扱い商品についての信託報酬と年平均リターンを一覧にしたものです。
(2019年10月現在の情報です)

 

ただし、この表を見るにあたり注意点があります。

「年平均リターン」は、2018年〜2019年より過去にさかのぼった基準価額をもとに計算したものです。

しかし、商品によっては、運用が開始されて10年経っていないものが数多くあります。
それらの商品については、これからリターンが大きく変化する可能性があります。

そこで、計算対象期間によって、背景の色を分けています。

なお、商品が発売されて間もないものについては、リターンを表示していません。

 

また、このリターンはあくまでも過去のもの。今後もこのリターンを保てるかは不明です。

ひとつの参考程度としてください。

 

商品名の背景が

白・・・年平均リターンは、10年の運用実績に基づき算出

黄色・・・年平均リターンは、5年〜10年未満の運用実績に基づき算出

赤・・・年平均リターンは、5年未満の運用実績に基づき算出

となっています。

 

↓比較表はこちらからどうぞ(2019年10月更新)

運営管理機関比較表

 

iDeCoで取り扱われている投資信託を200以上研究した私がお送りする、

資産運用と家計の4日間のメール講座、好評配信中です。

講座を読んだ方からは、「ちょっと怖いと思っていた、資産運用、iDeCoからとうとう始めることに決めました!」との声。

講座に登録いただいた方には、「貯まらない理由がわかる家計の健康診断チェックシート」もプレゼント!

この下のフォームより登録してくださいね。

 

 

関連記事

イデコ(iDeCo)とは?FPが分かりやすく解説します
こんにちは。 FP相談ねっと認定FPの前田です。 iDeCoをはじめた方がいいのかな?でも、そもそもiDeCoって何?と疑問を持っている人は少なくないのではないでしょうか。iDeCoとは、毎月一定額を積み立て、投資信託や定期預金などで運用しながら、自分の年金をつくる制度です。iDeCoのメリットや注意点、誰が加入できるのかなど詳しく解説します。……
【オンライン講座】3月18日(水)第1回「ねんきん定期便で必要な老後資金を見積もろう!」
こんにちは。   子育て世代の家計のパートナーFPねっと認定FPの前田です。   iDeCoをはじめたい人のためのマネーオンラインスクール 5回講座の第1回はじまります! 第1回「ねんきん定期便で必要な老後資金を見積もろう!」 3月18日(水) 朝の部:10時〜11時半   夜の部:21時半〜23時 料金:2,……
個別相談のお知らせ
こんにちは。 確定拠出年金相談ねっと認定FPの前田です。   資産形成や資金計画に一番必要なものは、 「お金」   ではなく、「時間」です。 どうしてでしょうか。 それは、下のグラフが証明してくれますので、ご覧くださいね。   ①の方が投資額は少ないけれど運用期間は長い。 ②の方が投資額は多……
子育てとお金の年表【子育てとお金研究会】
新生児・赤ちゃん    学資保険と終身保険、そして、自分で積立、子どもが生まれたらどうやって教育費をつくる?  時短で働くママの失敗談。時短ママと育休明け時短復帰するママの社会保険制度とは  今からでも間に合う。ジュニアNISAを活用した教育資金づくり  少子高……