- 年金って私たちの頃にはどうせもらえないんでしょ?
- 今のお年寄りばっかりもらって不公平。
- 手取りが減るから社会保険に入らない働き方がいい。
- 仕方ないから払ってるけど、この先もホントに大丈夫なの?
- ねんきん定期便なんて紙の無駄!
年金に関してはこんな思いを抱いている方がとっても多いです。
そんな誤解を解いて、自分自身の老後や今の働き方を具体的に考えてもらいたい!と、
『ねんきん定期便から見る「老後資金」と「働き方」がわかる実践セミナー』をサンクチュアリ出版さまにて開催しました。
リアル参加とオンライン参加で、なんと総勢48名もの皆様に受講いただきました(^^)
年金=「 ? 」
年金っていったい何のために存在しているのか・・・・
”国民皆保険”である日本は全員が加入しているはずなのに、誰も教えてくれません。
制度自体がよくわからないところに、不祥事や制度の不具合のニュースだけを聞いていたら、不信感を抱いてしまうのは無理もありません。
このセミナーでは「年金っていったいなんだろう」「自分はどんな時に関係するの?」「年金制度って今後も本当に大丈夫なの?」というお話をしています。
年金は「保険」
冒頭でこの話をすると、皆さんの頭には「ハテナ?」が飛びます。それは年金を「お年寄りのもの」と思ってしまっているからかもしれません。
年金制度は老後にもらう「老齢年金」以外にも「障害年金」「遺族年金」という重要な役目があることをお伝えして、どんな時に受け取ることができるのかというルールをお伝えしました。
今、年金を「高い」「払いたくない」と思っているとしたら、遺族年金も障害年金も受け取る必要のない、恵まれた暮らしをしているということを知っておかなければいけませんね。
我が子が20歳になったとき
国民年金は20歳から加入。たとえ収入のない大学生でも加入義務があります。
その時保険料を納めるのが難しければ、学生納付特例制度を使うことができます。いわゆる「出世払いでお願いします」という手続きですね。
きちんとこの手続きをしておけば、年金に「加入」していることになります。
同じお金を払わないとしても「ほったらかし」は未納。
未納期間を作ってしまうことで「万が一」の時に取り返しのつかない不利な状態になってしまうことがある。
年金を老後のためのものだと思っていたら軽視してしまいがちですが、とても重要な手続きであることをお伝えしました。
残念ながら誰も教えてはくれない現状、20歳の子が自ら年金制度に興味をもって加入することはそうはありません。
サラリーマンになってしまえば何もわからなくても加入になることが多いですが、昔と違って大学を出ても非正規雇用で働くことになったり、転職や起業なども増えてきています。そうなると「自分で加入」しないと、簡単に『未納』状態になってしまうのです。
今回参加してくださった方は多くがママ。
ぜひ我が子が20歳になったときに適切な手続きを行えるように声掛けをしていっていただきたいと思います。
自分の年金を計算してみよう
「年金っていくらもらえるの?」「本当にもらえるの?」と、つい『もらう』という表現をしてしまいがちですが、年金はどこかの誰かが「くれる」ものではありません。
自分が加入履歴をしっかりと作り、保険料を納めて「作っていくもの」
当然あてずっぽうに計算されるものでもありません。ちゃんと自分で試算することができます。
お持ちいただいたねんきん定期便をもとに、「これまで自分が作ってきた年金」を確認し、簡易計算式でこれから作っていく年金額を試算するワークを盛り込んであります。
実際に数字を出してみると、具体的なイメージができますね。
老後不安がある中、どうしたら年金が増えるのかを自分で計算できるようになると「扶養内に収まろうとするのはやめます」「働き方を考えます」という声がたくさん飛び交います。
どうしても今と老後は切り離して考えてしまいがちですが、今の自分が老後の自分の収入を作っていくと思えば、自然とどうしたらいいのかが見えてきますね。
年金制度って大丈夫なの?
年金制度の全体像や、自分の年金を計算してみると、多くの方が「思ったより頼りがいがあるんだ」「実は手厚いものなんだ」とわかります。
でもそうなるとなおさら気になるのは「今後も大丈夫なの?」ということ。
その質問が出るときは、どこかで年金制度を「他人事」としてとらえてしまっています。
どこかの誰かが”大丈夫にしてくれて”自分たちはその恩恵を受けたい、と思ってしまうのですね。
でも、年金制度はどこかの誰かのものでもなく、国のものでもなく「私たちのもの」です。
大丈夫なの?ではなく「大丈夫にしていく」のは、制度の参加者である私たちなのです。
では、どうやって「大丈夫」にしていくのか。
年金の健康診断である「財政検証」の話なども絡めて丁寧にお伝えしました。
セミナーを聞いてみて感じたこと
2時間でぎっしりと詰め込んだセミナーですが、みなさんなんどもうんうんとうなずきながらたくさんメモを取ってくださいました。
ご参加いただいた方が直後にこのようなご感想をくださっています。
(掲載の許可をいただいています)
年金に対する印象が180度変わった!
年金定期便セミナーに参加して、お恥ずかしながらようやく年金制度というものが分かりました。
これまでは年金というと、「当てにならないもの」「よく分からないもの」という認識でしたが、2時間で年金に対する印象が180度変わりました!
実際に自分が受け取る際の金額は、確かに大きいといえるものではありませんが、そもそも『年金=保険』という目的ならば全くおかしくないこと。
それどころか、万が一の際の遺族・障害年金を考えると、年金制度がいかに幅広く手厚くサポートしてくれる制度なのかと驚きます。
少子高齢化が進んでいくことを止めることは難しいですが、まずは年金制度を正しく理解することで私たちの将来も子供達の未来も大きく変わると感じたので、夫と娘に年金についてじっくり伝達します!
同世代だけでなく、これから大人になる子供たち、受給が身近な年代の方々にも年金定期便セミナーに参加してもらいたいです!!
(真帆さま)
ほんとにもらえるの?そんな疑問が吹き飛ぶ内容でした!
年金は保険。損得で入るもんじゃないのよーって知らなかった。家で自分と夫の年金を計算してみます。
子どもが学生で年金猶予を取っているのでそれをどうするか話し合います!そして、私も厚生年金を増やすべく(笑)扶養の範囲とかいってないでガンガン稼いじゃいます!
今日から別世界。世の中は冷たそうで優しい。日本に生まれたことを感謝。そのくらい、年金についてしらなかったことを教えてもらいました。
菜々子さん2時間じっくりお話が聞けて楽しかったです。ありがとうございました!
(中島美由紀さま)
働き方への意識変革まで起こりました!
2時間みっちり年金の話で、かなりマシンガンなトークなのにこのわかりやすさ!
菜々子さんの才能ですね♪
ところどころ入るシェアタイムが新たな視点を得るきっかけになったり、気持ちの切り替えになったりして、2時間楽しく学ぶことができました。
今まではお金のことを考えたり計算したりするのが苦手で、年金も見ないふり…。
でも将来の不安はあって、目標額もないまま、ただ貯蓄しなきゃ~!でしたが、ゃんと知識を得ることで
「思ったほど国は国民に冷たくない!」
「思ったほど将来悲観しなくても大丈夫!」
ということがわかって、お金について考えることがなんだか楽しくなってきました(^^)
今は扶養内で働く3号さんで、年金払わずにもらうだけ…という立場ですが、これからは扶養を抜けて年金の担い手となるぞー!
そして、自分に返ってくる年金も増やしちゃうぞー!とそんな気持ちです(^^)
2時間で年金の基礎知識だけでなく、これからの働き方についての意識変換まで手に入りました!
iDeCo講座の時も毎回思いますが、これだけ充実した講座を作り上げるのにきっとたくさんの時間を費やしてくださったんだろうな~と思うと感謝の気持ちでいっぱいです!
本当にありがとうございました!!
(H.Sさま)
年金のイメージが変わる2時間です!
「年金」というと、「どうせもらえないんでしょ?」といったようなネガティブなイメージばかりが先立ちますが、このセミナーで年金制度のリアルを知り、実は守られている実感や、保険料を支払うことへの安心感と誇りのようなものを得られました。
とはいえやはり、知らなければ受けられなかったり金額に差が出たりするので、知識を持つことの大切さをより感じています。
「分からなーい、分かりにくーい」と思考停止するのは簡単ですが、まずは知ることでこれからの意識が大きく変わってきます。
しかし、年金は複雑で難しいのが現実…自身で知識を得ようとしても大海にイカダで挑むようなものです。
そこで頼りになるのは菜々子さん!心強い水先案内人です。
悩んでいるならまずは受けてみてください。
高校の授業で菜々子さんのセミナーを必修にすべきです(笑)
(奈保子さま)
覚えなくてもいいから、知ってください
このセミナーは、けっこう細かいところもお話ししています。
一度で理解できることばかりではないはず。とてもじゃないけど覚えられません。でもそれでいいと思っています。
細かいところやケースバイケースの条件を具体的に考えるのは、専門家がすればいい。そのために私たちがいます。
なんで授業でやらないの?学校で必修にしてほしい!毎回必ず言われます。そうしていきたいです。
今回のセミナーを受講して下さった方の多くが「扶養内(3号)で働いていたけれど、自分が制度の恩恵を受けられるようにもっと働いて、さらに制度の担い手にみなりたいと思った」と前向きな感想をくださいました。
義務だから入りなさい!入らないと老後に困る!そんな説明の仕方ではなく、制度を正しく知ることで安心と誇りを感じていただきたいと思っています。
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