青山 創星

あなただけのローリスクな錬金術投資法を見つけよう!(4)

とんでもない宝物を探すための大きなキー

銀行預金よりも米国債の方が安全だし、金利も高いということがわかりました。
でも、米国債なら何でもいいというものではありません。
投資に最も適した米国債を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか?

そのためのキーワードがゼロクーポン債(割引債)利回りです。

「利率」が「0.000%」になっているのはどういうことなの?

これはSMBC日興証券の2019年1月1日時点の外国債券のページです。

残存の欄が同じ2年5か月のもので、利率が3.125%のものと、0.000%のものとがあります。
米国債には大きく分けて2種類のものがあります。

一つが、利付債というものです。①をご覧ください。こちらは、まさに「利付」なので、今までお話ししてきた債券のことで、利息が発生するものです。例えばこの債券を10,251ドルで購入すると、年間312.50ドル(=10,000ドル×3.125%。実際には、半年ごとに156.25ドル)の利息を受取ることが出来ます。期限には利息と10,000ドルを受け取ることが出来ます。

もう一つは、割引債(ゼロクーポン債)というものです。②をご覧ください。こちらは今までお話ししてきた債券とは異なって、利息はもらえません。その代り、債券の期限に一括して利息相当分をもらえます。例えばこの債券を9,505ドルで購入すると、利息はもらえませんが、期限には10,000ドルを受け取ることが出来ます。

割引債(ゼロクーポン債)の中には、もともとゼロクーポン債として発行されたものと、利付債として発行された債券の元本部分とクーポン部分を切り離して、それぞれを割引債(ゼロクーポン債)として販売されているものとがあります。後者をストリップス債と呼んでいます。

 

「利率」と「利回り」とはどう違うの?

ここでは、精密な計算は省略しますが、2つを比較するときには以下のように考えます。

①は10,251ドルで購入して、期限に10,000ドルが戻ってくる。そして、半年ごとに156.25ドルの利息がもらえる。

つまり、投資額では10,000-10,251=▲251ドルとなる(キャピタルゲイン)が、半年ごとに156.25ドルが入ってくる(インカムゲイン)。

 

②は9,505ドルで購入して、期限に10,000ドルが戻ってくる。

つまり、利息は入ってこないが、10,000-9,505=+495ドルが手に入る(キャピタルゲイン)。

それぞれの利回り計算をした結果が「利回り(複利)」に表示された利回りなのです。

つまり、「利率」は半年ごとに入ってくる利息部分のこと。「利回り」は、利息部分だけではなく、キャピタルゲインも含めた利回りのこと、ということになります。

どの債券に投資したらいいかの判断は、「利回り」も見て行うことになります。

 

これからお話ししていく凄い債券というのは、利率が0.000%となっている債券、つまり割引債(ゼロクーポン債)、ストリップ債です。

そして、お宝債券を探すキーは、ゼロクーポン債の「利回り」です。

 

ここまでは、債券に共通するお話でした。
しかし、前回見たように日本の国債は利回りが低くて投資する魅力は全くありません。
これに対して米国債はかなり魅力的な利回りです。

米国債について一番大きな問題は為替リスクです。
いくら利回りが高くても円高になってしまうとそのメリットがはがれて、逆にマイナスになってしまうかもしれないからです。

 

しかし、為替リスクを考慮してもなお米国債は魅力的なのです。

本当???

 

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