ファイナンシャルプランナー青山 創星

2019年 05月 19日

インデックス運用とアクティブ運用ってなに?

こんにちは、青山創星です。

今回は投資のやり方には
どのようなものがあるのかについて
お話ししていきたいと思います。

さて、突然ですが、
ハイリスク・ハイリターンという言葉を
聞いたことがあるでしょうか?

そうです。

高い期待リターンを得るためには
高いリスクを負わなければならない
ということなのです。

これはその通り正しいのです。

リスクというのは
価格の「ブレ」の大きさをいいます。
ですから、
高い期待リターンを得ようとして
高いリスクを負うと、
逆に大きな損失を被る可能性も高まる
ということなのです。

しかし、
あることをしたら
同じリスクでも
期待リターンを高めることができる
といったらどう思いますか?

なんと、
そんなマジックのようなことが可能なのです。

これについては、
この後お話しする現代ポートフォリオ理論
に基づく分散投資によって可能になるのです。

その前に、
順を追って投資の手法について
お話ししていきましょう。

人から勧められた株が
値上がりしそうだからという理由で
なんとなく買ってしまったり、
会社の制度で
積み立てをやっていたはずだけど
何だったかよくわからなかったり。

まず
自分が今いったい何をしているのか、
または何もしていないのか、
を把握する必要があります。

その上で、
やっているのなら
どういったことをやっているのか、

やっていないのなら
どういう方法でこれからやっていくのか、
ということを順を追って
考えていく必要があります。

そのためには、
まずは
投資というものの全体像を
把握する必要があります。

前回お話ししたように、
同じ株を買うにしても
投機目的か投資目的かの違いがあります。

投機は、
価格差で儲けることを狙うのでしたね。

これに対して投資は、
パトロンとして資金を提供して
その資金を使って稼ぎ出してもらった
利益からの分配を受ける

というものでしたね。

同じ投資でも、
どのような期待リターン(利益)を
狙うかによって
大きく二つのタイプに
分けることが出来ます。

一つは、

「インデックス運用」

と呼ばれるものです。

もう一つは、

「アクティブ運用」

と呼ばれるものです。

インデックス運用というのは、
例えば
日本の主要な株225種類の
平均値にあたる日経225という
インデックスと同じような
投資成果を狙う運用の方法です。

同じように
世界の株の平均値にあたるものには、
例えばMSCI KOKUSAI
(エムエスシーアイ コクサイ)
と呼ばれるインデックスがあったりします。

こういったインデックスと
同じような動きをするように
運用されている投資信託があります。

ですから、
インデックス運用を行う場合は、
自分の希望するインデックスに
連動した投資信託を
買えばいいことになります。

この基準とするインデックス
(例えば日経225)
のことをベンチマークと呼びます。

ただし、
一つのインデックスだけに
連動した投資信託に投資すると、
リスクが大きくなります。

例えば、
日経225インデックスに
連動する投資信託だけに投資していると、

日本の経済が
何らかの打撃を受けると
損失を被ることになります。

そこで、
日本の株の価格が下がる時に
価格が逆に上がったり、

あまり変動のない
インデックスに連動する
投資信託を組み合わせて
買うということをします。

なるべく価格の動きの異なるものを
組み合わせることによって、
リスクを低くしながら
リターンを大きくすることが出来ます。

資産の組み合わせのことを
ポートフォリオと言います。

例えば、
日経225インデックスに
連動する投資信託と
世界の株のインデックスに
連動する投資信託を
組み合わせたものがポートフォリオです。

このポートフォリオに入れる
資産の最適な組み合わせを
見つける方法は
現代ポートフォリオ理論
という理論に基づいています。

この理論に基づく
最適な組み合わせを見つける方法は、
ノーベル経済学賞を受賞した学者が
編み出しました。

この方法を使うと、
ポートフォリオ全体のリスクは同じでも
より高いリターンにすることのできる
最適の資産の比率を
求めることが出来ます。

機関投資家は
この理論を
投資の基礎中の基礎として
使っています。

一昔前までは、
計算が難しかったり、
データが揃えにくかったりしたため
一般の個人投資家には
手の届かない投資の手法でした。

しかし、今では
パソコンや表計算の機能も充実し、
データも
インターネットの発達で
簡単に取れるようになりました。

そのため、
一般の個人投資家でも
この理論を使った投資が
簡単にできるようになりました。

また、
投資信託の中には
いくつかのインデックスに
連動する投資信託を
組み合わせて運用する
投資信託(バランス型投資信託)
もあります。

更に、
最近ではロボアドといわれる、
資産運用について
ロボットがアドバイスをしてくれる
サービスが日本でも始まっています。

インターネット上の
ロボアドサービスのページに
アクセスしていくつかの質問に答えると、
あなたに合ったポートフォリオ
(資産の組み合わせ)を提示してくれます。

資産の組み合わせは
先ほど説明した
現代ポートフォリオ理論に基づいて
計算されたものが主流です。

提示されたポートフォリオに基づいて
自分で投資信託を買って
運用することもできますが、
購入やその後のメンテナンス
(リバランスと言います)も
自動でやってくれるという
ロボアドもあります。

但し、
こちらのロボアドは
だいたい年利1%程度の
手数料がかかります。

このような便利なサービスも
できていますが、
残念なことに
そのことを知っている人も少なければ、

この理論を使って
投資している個人の投資家は
まだ少ないのが現状です。

とても簡単でメリットも大きい手法です。

せっかく知った手法は使ってみないと損です。

ここまででお話ししてきたのは
インデックス投資と呼ばれる手法です。

また、
日本の資産だけではなく
海外の資産にも分散して投資することから、
国際分散投資と
呼ばれたりすることもあります。

これに対して、
アクティブ投資という
投資の手法があります。

アクティブという言葉の語感から、
なんとなく積極的に運用するのだなあ
ということが想像できると思います。

そのとおりです。

インデックス運用は、
ひたすら日経225などの
ベンチマークに一致するように
運用します。

これに対して
アクティブ運用は、
ベンチマークを上回る運用を目指して
運用していきます。

極端な話、
インデックス運用の方は、
インデックスの中に
含まれているのと同じ株を同じ割合で
買っていけば
ベンチマークに一致した
投資成果が得られることとなります。
(実際はそんなに簡単でもないのですが)

しかし、
それを上回る投資成果を得るためには、
市場や企業の分析をしたうえで、
売買のタイミングを考えながら
運用する必要があります。

これがアクティブ運用です。

この運用は、
投資家自身が
個別の株の取り引きをして
行うこともできます。

しかし、
ある程度のノウハウが必要となります。

そこで、
投資信託で
アクティブ型の運用をしているものを
買うことによって
それと同じ効果を得ることもできます。

アクティブ型の投資信託を運用する
ファンドマネージャーには
それ相応の経験や力量が必要とされます。

ですから、
一般的には
アクティブ型の投資信託の方が
インデックス型の投資信託より
手数料が高くなっています。

インデックス投資なのか
アクティブ投資なのかは
あなたの選択の問題ということになります。

インデックス投資は
最初にポートフォリオ
(資産の配分割合)を作ってしまえば、
その後は
1年に1,2度メンテナンスをするだけで、
ほぼほったらかしで大丈夫です。

投資初心者には
こちらが向いているでしょう。

これに対して、
アクティブ投資の方は運用が
うまくいっているかどうかを
常にチェックしていく必要があります。

時間のある人、
投資についてある程度の知識のある人、
投資について詳しく学んでいきたい人、
こういった人向けといえるでしょう。

そして、
インデックス運用とアクティブ運用の
どちらかを選ぶにあたって、
一つこの事実だけは
頭に入れておいた方がよい
ということがあります。

アクティブ型の投資信託は
インデックス型の投資信託の
パフォーマンスよりも上を目指して
運用するのですが、
実際にそのように運用できているものは
全体の2,3割程度だということです。

投資のプロが
様々な調査や分析を行って
インデックスを上回る成果を目指すように
運用していても、
それくらいの成果だということなのです。

個人の投資家は、
たくさんあるアクティブ投資信託の中から、
運用のうまくいく
全体の2,3割のものを見つける
ということになります。

過去の成果がよいものを選ぶ以外、
投資の素人には
方法がないかもしれません。

このような事実も勘案したうえで、
どちらを選ぶのかを
自分で選択することになります。

実際には、
どちらか一方だけというのではなく
両方を組みあわせる
という方法もあります。

資産の基礎的なコア部分は、
しっかりと着実に育てたいので

インデックス運用(国際分散投資)で運用し、

失っても大丈夫な余裕資金
(サテライト部分)で
アクティブ投資を行う。

このような運用の仕方を、

コアサテライト法

と呼んだりします。

更に、
投資についてもう少し深く学んで
国際分散投資より
高い投資成果を得たいという人は、
個別株の投資をする
という方法もあります。

これはアクティブ投資を
自分自身で行うということになります。

自分で行うアクティブ投資にも
いろいろな種類がありますが、

比較的安全で手堅い投資法は
ウォーレン・バフェットの行っている
バリュー投資という投資方法です。

儲かっている良い企業を見つけ出し、

その株が本来の価値よりも
割安で取引されているときに買う

という方法です。

長期間にわたって投資するというのが
前提となります。

投資にとって最も重要な要素は何でしょうか?
プロの投資家はこれを一番重視します。

次回はそれについてお話しましょう。
お楽しみに!!!

 

役に立つメルマガも定期配信中!

▼▼メールマガジン「青山創星のiDeCo(イデコ)入門講座」のご登録はこちらから▼▼



関連記事はこちら