こんにちは、青山創星です❢
前回までは、MSCI World Indexに連動した投資信託で20年間と30年間積立投資した場合と同じ期間1年定期預金で積み立てた場合について、投資のパフォーマンスがどうだったかについてシミュレーションして比較してみました。
MSCI World Indexに連動した投資信託で20年間積立投資した場合にはごくわずかの場合ながら元本割れしたり預金よりパフォーマンスが悪かったりした場合がありました。
しかし、MSCI World Indexに連動した投資信託で30年間積立投資した場合については、元本割れする場合もなければ預金よりパフォーマンスの悪い場合もありませんでした。
この記事では、MSCI Japan Indexに連動する投資信託に20年と30年積立投資した場合と、同じ期間1年定期預金で積み立てた場合についてシミュレーションを行い、比較してみたいと思います。
まず、MSCI Japan Indexに連動する投資信託に20年間3万円ずつ積立投資した場合です。
MSCI World Indexの場合と同じ33の場合についてシミュレーションしました。
元本割れしたのはそのうち9つの場合でした。
また、1年定期預金で積み立てた場合に比べて投資成果の低かったのも同じ9つの場合でした。
1970年~1989年の20年間積み立てた場合の投資成果は飛び抜けてよいものとなっています。
これは、MSCI Japan Indexがなだらかの上昇から期間の終盤では急上昇し、そのピーク近くで投資を終えたためです。
この時期に投資を開始し、終了した人はとてもラッキーだったということが言えます。
さて、30年間の場合はどうだったでしょうか?
この場合は、MSCI World Indexの場合とは異なり、30年間でも23の場合のうち5つの場合で元本割れとなっています。
また、6つの場合で預金での積立の場合よりも低い投資成果となっています。
さて、ここまででMSCI World IndexとMSCI Japan Indexに連動する投資信託に20年間または30年間積立投資した場合と同じ期間1年定期預金で積立てをした場合について、どのように成果に差があるのかについてシミュレーションしてみました。
このシミュレーションから、インデックス型投資信託に投資した場合に複利効果が認められるのかそうでないのか、投資を成功させるための秘訣というのはあるのかについてさらに考察を深めていきたいと思います。
次回をお楽しみに❣