こんにちは。ファイナンシャル プランナーもりつぐ先生です。
「投資」という言葉からは、どんなイメージが浮かびますか?
「損をする」とか
「ギャンブル」だとか…???
でも考えてください。
そんな危険なものを国は「貯蓄から投資へ」と推奨するでしょうか?
本日はわかってそうでわかっていない「投資」について、
お子様に教えられるように基礎的な知識を学んでいきましょう!
投資とは?
「投資」とは、自分の持っている資源を世界のどこに役立ててもらうのかを考える行為です。
もし、ディズニーのウォルトディズニーカンパニーの株を買ったら、
そのお金を活用してディズニーは映画を作ったり、
ディズニーランドを作って世界中の子供たちに夢を与えてくれます。
自分の持っている「お金」という資源を、
ウォルトディズニーカンパニーに使ってもらうことで、世界に役立ててもらうのです。
お金は自分の手元にただ置いておくだけでは何も生み出しませんが、
株式投資は「幸せを創り出せる」のです。
世界の役に立つ企業は、それだけの利益を生み出しています。
企業の利益というのは、 社会の課題を解決したり、
誰かに喜んでもらうこと、誰かの欲求を叶えることで発生します。
つまり、利益を出せる企業は社会の役に立っているのです。
誰かの、社会の、役に立ったから利益が上がるのです。
当然、利益を出せる企業、つまり役に立つ企業というのは、 価値が高い企業です。
株価というのは、企業の価値が反映されるので、価値が上がれば企業の株価は上がっていきます
企業はオーナーである株主に、配当として還元したり、
株の価値が上がれば、自分の資産が増えるのです。
ここにギャンブル性はありますか?
企業にお金を投じることによって、
企業はそのお金を使って社会に役立つことをする結果として、
人を幸せにする対価としての利益をいただくわけです。
利益があがれば企業の価値が上がるので株価も上がるわけです。
その他の投資
投資は株式投資だけではなく、「自己投資」というものがあります。
自分の時間やお金といった資源を自分に使う事で、
自分が社会の役に立てる人間になろうというものです。
これは一生涯収穫でき、自分の寿命が全て回収期間になるため最も有効な投資方法なのです。
例えば習い事や教育費も「自己投資」と言いますが、
習い事や教育費をギャンブルと思う人はいないと思います。
ただ、「数字は嘘をつかないが、うそつきは数字を使う」という言葉があるように、
投資本来の意味はわかっていたとしても、
あえてギャンブル的なものを投資と置き換えて近づいてくる怪しい人たちがいるのも事実です。
逆にNISAを使って投資をしたいと親に言ったら、
よくわかっていないだけで反対するなんてこともあります。
大切なのは、イメージや上辺だけでなく、
これは投資なのかギャンブルなのか、
言葉の意味にちゃんと目を向けて、自分の頭で考えてみることです。
その他にも、毎朝会社に出勤して、仕事をする。
この行為も、自分の時間という資源を差し出して、お金を回収しようとしているので、
見方によれば「投資」と言えるのかもしれません。
ただ言われた事だけを行っていれば、投資というより労働に近いのかもしれませんが、
自分の時間を差し出し、会社というプラットフォームを使って、
社会の役に立つ活動を行っているという意識になれたら、働くという事も立派な投資です。
また、投資において、回収する価値は決してお金でなければいけないということはありません。
例えば、毎朝自分の時間を差し出して運動をしている。
自分のお金を差し出してサプリを飲んでいる。
これは健康への投資です。
健康であれば、老後も働き続けられます。
「飲み会」に参加することも、とても経済効果の高い「投資」と言えるのかもしれません。
自分の時間とお金という資源を「飲み会」に使う事で、
人との新たなご縁や、コミュニティの中での信頼関係構築に繋げられたら?
気がつけば「稼げる自分」になっているのかもしれません。
居酒屋も美容院も住宅も家電も。
クオリティで差別化できなくなってきた現代だからこそ、
「誰にお金を使うのか」という視点が重要であることは間違いありません。
そう考えたら、「飲み会」も効率的な投資と言えます。
人はコミュニティの生き物です。
長く健康でいるために「良い人間関係」を構築しておくことは、とても重要な要素です。
おわかりいただけたでしょうか?
まとめ
投資をするという事は、何も特殊な能力を持っている人が特別に行う行為ではなく、
普通の人が、日々の生活の中で、経済活動の担い手になるという事です。
自分の資源を使って、社会との繋がりの中で、世界を成長させていく。
世界にあなたを役立たせる素晴らしい貢献活動です。
広い意味では、あなた自身が生きていく事。
あなたの世界を、あなたがどのように成長させていきたいのか。
そのために、あなたの資源をどのように役立たせようとするのか。
それが「投資」なのです。