森次 美尊

NISA拡充!今こそ知ってほしい 長期投資が負けない理由

こんにちは。

ファイナンシャル プランナー もりつぐ先生です。
どうぞよろしくお願いいたします。

さあ 今日も とても 重要なお話をさせていただきます。

「NISAが拡充!」とかで
「元々 iDeCoをやってるよ!」
という方も多くて、みなさん世の中は
貯蓄から投資へ。
という流れになっているのは、お分かりいただいてると思います。

とにかく、これからはもう投資をやる時代なんだよ。
というお話じゃないですか。

でも 投資を運用する!といっても、未来がどうなるかは誰にも分からないし
災害や、流行の病など予想もしないことが起こるので
すごく不安になるんですよね。

そして、いろんな不安要素はあるけど、結果的に振り返ったら
ちゃんと長期で投資を続けた人が勝ってるんですよ。

投資の原則って、
とにかく長期で続けるってことなんです。


でも
『これが中々できないんだよ!』
ということを、僕は今までもずっとお伝えしてきました。

今回 重要な点は、
そもそも投資って何なのか?
この本質をしっかり理解してほしいなと思うんですよ。

それが出来たら投資って、無理なくちゃんと続けられるんですよね。

投資の本質が分かってないのにiDeCoNISAとか
テクニック論を言ったところで結局、結論がふわふわしちゃうんです。

なので、今日は長期投資に必要な教養の部分について
しっかりと掘り下げていこうと思います。

やはり本当のベースの部分について、心をしっかりと持っていただかないと
長く続けられないし、枕を高くして寝れないよね。

と思いますので、そのあたりのお話をしていきたいと思います。
 

投資の本質

まず、企業が利益を上げると株価も同時に上がります。
これは過去を振り返って見ても、例外がないんですよ。

” 企業が利益を出せば、株価は上がるんです。”

基本的には絶対というのは言えませんが、
『 大体はこういうものだ 』と思って頂いて良いと思います。

基本的に長期投資をする上で、企業が利益を上げれば株価は上がります。

企業が利益を上げても、すぐ株価が上がらない理由は、
マーケットという不確定要素が入るからです。

しかし
「 利益が上がりました!= 即 株価も上がりました!! 」
とはなりません。

ここにタイムラグが起こってきます。
どのくらいの時間のタイムラグなのかは、ハッキリと分かりません。

その理由は、そこに
マーケットという不確定要素が入るからです。

少しふわっとして難しいお話なので、これを今日はもう少し
紐解いてお話をしていきますね。

まず、企業が利益を上げれば株が上がるということは
誰でも分かると思うんですけど、
基本的には株価って需要と供給で決まっています。

みんなが欲しい!と思ったら値段は上がります。
みんなが要らない!って言ったら値段は下がります。

この法則って、別に株だけのお話じゃないですよね。

例えば、コロナが来た時にマスクの値段ってすごく上がりました。

これは、みんなが一斉にマスクが欲しい!!
と思って需要がたくさん増えたからです。

スーパーのお惣菜コーナーに行くと、
売れ残った商品って値段が下がってますよね。

これは何故かというと、みんなが買わなかったからです。

世の中の値段というのは基本的には
需要と供給で決まっている。
これは間違いありません。

じゃあ 30年間利益を上げ続けてます!という会社と
利益を上げられなかったり、逆に上がったりを繰り返したりして
すごく不安定な会社があるとします。

さあ どちらの会社の株が欲しいですか?

みんな当然 多くの利益を上げてる企業の株が欲しいですよね。

だから 株価が上がると商品の値段も上がるよ。っていう
とてもシンプルなお話なんです。

これ以外の要素も色々あるんですよ。
ですけど、今日の所はざっくりと考えていただいてOKです。

そもそも
”企業が利益を上げると同時に株価も上がるよね。
その背景にはマーケットがあるんだよ。
って言うお話じゃないですか。
 

マーケットって何?

例えば、とある企業が利益を上げました。

株価も上がるかと思っていた所へコロナが来た!
となりました。

そしたら「いやいや、ちょっと待って!」
という感じになって、需要と供給が入れ替わりましたよね。

「やっぱり手元に現金を置いときたい!
こんな非常時に株を買ってる場合じゃないし、
いくら利益が上がったとしても株なんかいらない!
売って現金化しておこう!」

という感じになっちゃって、みんなが株を売ると
株価って下がりますよね。

例えば、ある世界のトップの炭酸飲料メーカーの場合
世界中に幅広くファンがいます。

だから、常に売れ続けている訳ですよ。
コロナが来たってなったら、株価は下がりますが
みんな飲み物の味の好みって変わらないですよね。

じゃあ、相変わらずファンはいるってことじゃないですか。

となると、コロナが来たってことでマーケットは不確定になって
一旦、株価は下がるんです。

例えば 震災とかが来たら、今は株どころじゃない!
となって、株価は下がるでしょう。

ですけど、一方で
そんな非常事態でも企業って、
利益を出し続けているんです。

この炭酸飲料メーカーは、幅広く人気があるので
株価が下がってると、みんな
「割安になってお得だし良いね!!」
なんて、思うわけですよ。

じゃあ 今のうちに買っておこう!
ってなるので、長い目で見たら株価は上がってくるってことです。

ですけど、どのぐらい上がってくるかは
やっぱりコロナをどれだけ引きずるのかとか、
あとは人の気持ちにもよりますよね。

「今はやめた方がいいかも。」とか
「いやいや、絶対お得だわ!」
って思ったり、とにかく不確定なんです。

バブル時代なんてみんなが良いと思ったわけでしょ。
だからみんなが株を買ったわけですよね。

こんな風にとにかく
マーケットって不確定なんです。

長い目で見たら、
企業が利益を上げれば株価は上がる
こういう風に株価って動いているんだね。
ということなんですよ。

長期投資に必要な教養

マーケットを見て、
売り買いを繰り返すのが投機

そして、このマーケットを見て売り買いをするのが
いわゆる 投機というものです。

安い時に買って、高いときに売ればいい。
みたいなギャンブル的な要素が強いわけですよね。

これって予想しないといけないんだけど、
そもそも予想なんかできないじゃないですか。

予想していきながら勝ち続ける。ってことは
かなり難しいことだって分かりますよね。

ですけど、我々が見るのは予想ではないんです。

長い目で見たら、企業が利益を出せば
株価は上がることは分かっているので、
市場を見るんじゃなくて企業を見ましょう。

という風に考えるのが 投資ですからね。

投資は企業が利益を出して、成長することで
自分の株価も同じように成長して、資産が増えていく。
という流れになるわけですよ。

投資をする上で 企業か市場か。
このどちらを見るかで、結果は全然変わってくるってことです。

みんな 最初は投資をしてるんだけど
どこかのタイミングでマーケットが
上がり下がりすると、不安になってきたりするんですよね。

そして結局、売買いした等の
いろんなノイズが入ってくるわけですよ。

そうなってくると、みんなもう怖い!
といった感じになりますよね。

その時に立ち返ってほしいのは、
” 企業がちゃんと利益を出しているのかな?”
”この企業にはしっかりファンがついているのかな? ”


この2つのポイントがOKなら
株価は上がって、自分の資産も増えるよね。
ということになります。

今日は、ここからもう少し深堀していきます。

じゃあ 企業が利益を上げるって、分かりやすく言うと
一体どういうことなんだろう?

これについて、需要と供給側で見ていきたいと思います。

供給側である企業のことを考えた時にどうなっているのか。

これについて、もっと深く掘り下げていくと結局 辿りつくのは
人がお金儲けをするとは、一体どういうことなのか。
ということに行き付きます。

お金儲けとは ”ありがとうポイント”
を集めたということ。

お金儲けするということは、それだけ
ありがとうポイントを集めたということですよ。

みなさん ありがとう!の対価としてお金を払いますよね。
それって、みんなが喜んだ証拠ということです。

みんなが喜ぶことをして、役に立ったということです。
つまり 世の中を幸せにしたということです。


幸せの総量をたくさん増やしたんですよね。
この人の抱えてる問題を解決したという事です。

この人の欲求を満たしてあげて、役に立ったんです。

その結果 「ありがとう」って、みんなからお金をもらう。
これがお金儲けですよね。

これを企業単位の大きい規模でやって、企業の利益になる訳です。

だから、企業が利益を上げるということは
世の中の幸せの総量を増やしたり、問題解決をしている。
ということです。

これを長く続けている企業というのは、
偉大な企業だということですからね。

この200年間、世界の株価ってずっと上がり続けてるんですよね。

これはつまり、企業が利益を出し続けているということです。

1つの企業でいうと、潰れる企業もいくつかはあるけど、
世界全体で見た時に、株価がずっと上がり続けてるということは
世の中に幸せの総量が増え続けた!ということですよ。

世の中に幸せの総量が増え続けたから、企業は利益を出して
その結果、株価は200年間上がり続けたってことが言えるわけです。

それはどういうことかと言うと、例えば200年前だったら
海外に友達がいても中々会いに行けなかったし、行くとしても
船で行かなきゃいけなかったけど、今って飛行機で行けますよね。

これって、世の中が幸せになってるということじゃないですか。

昔は治らなかった病気が今は治ることって多いですよね。
これも、世の中が幸せになっていることの1つです。

こんな感じで幸せの総量を増やしていく活動は、
この先もずっとやっていくでしょう。

今だって治らない病気とか
難病で苦しんでる人達って、まだ沢山いますよね。

その人たちを治そうと思って、日々頑張って努力している人たちが
世界中に多くいるわけです。

結果的にそういう人たちが頑張ることで
素晴らしいものが生まれたら、それってみんなが欲しいですよね。

だからそれって、すごく売れるんです。
そしたら企業が利益を出すってことに繋がるわけですよ。

皆さんにも置き換えて考えてください。

コロナが来ようが、地球上のどこかの国で戦争が起きていたとしても
皆さん、生きていくために必要な物は普通に買いますよね。

みんなが買い物しているということはその裏側で、
企業は利益を出しているということなんですよ。

人に欲が無くなることなんて、まずあり得ないですから
絶対にみんな必要な買い物はします。

そして、その人の欲に応えようと企業も努力して頑張ります。

という風に利益活動がなくなること自体あり得ない。
ということが分かりますよね。

そして需要なんですけど、買い物をする人自体が増えてるんです。

日本の人口は減ってますけど、世界の人口って増えてるわけですよ。

人口がどんどん増えていくということは、イコール
買い物の量が増えるということで、当然に利益の総量も増えていきますよね。

その結果、株価って総量としては上がっていくんです。

なので1個のピンポイントの企業で持つのではなく、
投資信託のように世界全体に分散しておくことで
自分の資産って増えていくよね。ということになりませんか?
というお話なんです。


マーケット(市場)じゃなく、企業を見る!!
すると長期で資産が成長していく!!

では、まとめていきましょう。

企業が利益を出す活動を止めることは、この先もないでしょう。

人に欲がある限り、世の中を幸せにしたいというニーズは必ず生まれます。

それに応えようとする天才たちがどんどん色んなことをやっていきます。
それに比例して買い物する人口もどんどん増えていくんです。

結果的に企業は、これからも世界全体の総量としては
利益を出し続けていくよ。
ということです。

その結果 株価は上がります。

ただ、この間にはマーケットというものがあって
コロナが来たり、戦争が起こったりとかいろんなことがあって
上がり下がりはするでしょう。

でも我々はそこに目を向けるのではなく、
市場じゃなく企業を見るのがポイントだよ。
ということですね。

すると、長い目で見ると
自分の資産って成長していくんじゃないでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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