こんにちは。
ファイナンシャル プランナー もりつぐ先生です。
さて、こんなご質問をいただきました。
Q :「 投資においては、いつ解約するかより
いつ掴むかのタイミングが1番大事だよ。」
なんて聞いたんですけど、これは合っていますか?
という質問です。
A :「答えは 間違ってます。」
というのが僕の考えですね。
今日は、それについて詳しく解説していこうと思いますので
どうぞよろしくお願いします。
このブログをずっと読まれてる方なら、もうお分かりと思いますが
僕の考えは 投資にタイミングや掴む
といったことは一切関係ありません。
という事を、まず始めにお伝えさせていただきます。
「 それって、どういう事なの?」
となると思いますが、これについて解説します。
投資を始めるタイミングのお話
例えば 投資信託における株価とは、一体何なんですか?
と言うと、その資金の源泉になっているのは企業の利益です。
企業が利益を上げればその分、株価は上がってくるんです。
これは ほぼ間違いない事実だと思ってください。
当然 皆さん利益の上がってる会社の株って欲しいじゃないですか。
なので、みなさん買いますよね。
その状況までは自動的に上がってくるんですよ。
ですけど その間には マーケットという不確定要素 があるので、
企業が利益を上げれば株価は上がりますが
その間にどうしてもタイムラグが起こってきます。
例えば コロナ蔓延がまた到来したら、いくら企業の利益が上がっていても
世の中の大半の人は「 今は株なんていらない!」
なんてなるわけですよ。
すると やはり株価は下がります。
ですが コロナ蔓延が来て株価が下がった一方で
例えば 世界トップの炭酸飲料水メーカーをイメージして下さい。
コロナになったからといって、みなさん 世界トップメーカーの
飲料水まで嫌いにはならないですよね。
みなさん 味の好みも今まで通りで変わらないじゃないですか。
じゃあ 相変わらずそのまま飲むわけです。
という事に気づくと
” ちょっと待って。企業は別に何も変わってないのにコロナという理由だけで
株価がこんなに大幅に下がってるのって、すごくお得だよね!!
となってみんなが買い出すわけです。
なので 結局、株式市場は元に戻ります。
結局 企業が利益を出していたら誰が見ても
割安なのか、それとも割高なのか。
ということが分かりますよね。
なので 結局のところ 株価は良い感じの所に戻ってくるんです。
世界経済の成長と利益の増加を
見ていくのが投資!!
要は 企業がしっかりと出してる
利益と株価という関係性
をちゃんと見ましょう、ということです。
企業が成長さえすれば、株価は上がるし
しっかり成長させていきましょう!という考え方。
これが投資ですからね。
そして、そもそも世界的には人口って増えているので
利益というのはこの先も上がっていくんです。
なぜかと言うと、
利益の源泉は我々がする買い物だからです。
我々って、災害が起きてもコロナが蔓延しても
今後も 生きていくためにたくさんお金を使って、買い物するわけです。
そして、人口が増えるということは買い物の総量が増えるわけでしょ。
そうしたら利益の総量も一緒に増えてくるじゃないですか。
という事は株価も上がっていく!という全体の流れを見ていきましょう!!
というのが 投資 なんですよ。
機会を窺って売り買いするのは、
投資ではなく投機!!
そうは言いましても
” 大統領選があった。他の国では戦争があった。
またコロナが来た。何年かの内に大きな震災が来る ” とか
この先 こういった不確定要素はかなりありますよね。
こんな 大きな出来事があると、株価のチャートというのが
大きく変動するわけです。
このチャートを見て安い時に買って、高い時に売ろう!
なんて事をやってると、いわゆる投機という事になります。
投機とは 機会の機、タイミングですね。
なので 投機とはこのタイミングを見るものですが、
我々の言ってる投資というのは、企業が利益を上げることで
起きる株価の成長を見るものです。
投資にタイミングは一切関係ありません!!
どうしても気になる方は、積立投資がおススメ!!
ですので、タイミングとか掴む時が大切とか
そんな事はもう一切関係ありません。
というのが、今回のご質問の回答になります。
でも どうしてもやはり気になる!という方がいらっしゃるなら、
ぜひ 積立投資をおすすめします!
例えば 積立てというものは、毎月コツコツと1万ずつ
口座に入れたものに、銀行で引き落としがかかって
これで投資信託を買っていくというものです。
例えば 沢山の投資信託の中から ある商品Aを選んだとします。
” よし 商品Aを買おう。これって右肩上がりに成長するかな? “
と思って期待しながら買ったけど、
あまり良い商品じゃなかったのかもしれません。
その商品Aの株価がどんどん下がってきて、
” おーい大丈夫なの?”
なんて流れになっちゃいました。
最初は1万円ぐらいの評価額の 商品Aが
5年後には1/5の2千円まで下がってきたけど、
最後にはちゃんと1万円に戻った!!
といった感じでリーマンショックのような経験をして戻ってきた商品です。
こんな風に、ちょっと乱高下のあるドキドキする動きをした
投資信託を1万円×12ヶ月×10年=120万円を払ったけど、
10年で解約するとなんと大体約2倍の240万ぐらいになるんです!!
こんな動きの投資信託でも増えるんです。
それはなぜか。
1万円出して、「 投資信託を1つください!」
と言って、1つ目の投資信託を買いに行くわけです。
そしたら、その投資信託は1万円で売ってるわけですよね。
自分で1万円を出して、” 1万円で投資信託ください ”
という感じで買いに行くと、
1万円で1万円の投資信託って何個買えるでしょうか?
答えは1つです。
つまり一口の投資信託を買ったということです。
同じようにして、この流れを毎月毎月 繰り返しやっていくわけです。
そして、5年目に今までと同じように
「 いつもの投資信託を下さい!」
と言ったら 今度は2千円で売ってるんですよ。
すると、価格が下がってる!となって
みんなこれは、良くない商品だ。
と思うかも知れないけど実際のところどうでしょう?
1万円出して買おうとした時、いつもは1万円で売ってた
投資信託が2千円まで下がってたら嬉しくないですか?
だって1万円で5つ買える。ということですよ。
という事は、この人は結果的に投資信託の価格が
下がったタイミングでたくさん買い込んでるという事になります。
例えば 皆さんがスーパーに買い物に行くと
卵って、今だと1パック200円ぐらいで買って帰りますよね。
良く行くスーパーに行ってみたら、いつも200円の卵が
今日は1/5の40円で売ってました!
となっていたら、皆さん喜びますか?悲しみますか?
というお話なんですけど、これって間違いなく喜びますよね。
なんだったらこのタイミングで、いつもよりたくさん買っておきたい!
なんて思いませんか?
これはたまたまスーパーに行ったから、お買い得になっていて
良かったね。となりましたけど、もしスーパーに行ってなかったら
このお得情報にも気づけなかったという事なんですよ。
やはり タイミングを読むのって、とても難しいですよね。
でも この場合だとどうでしょう。
自分では 何も考えずに毎月積立
という形で1万円払ってるんです。
ですけど、1番高い時に1つしか買わないようにして、
1番安い時にはお得に5つ買うって事を
自動的にやってくれるんです。
自動的に賢い消費者になれるという仕組みが
積立投資 なんです。
そもそも タイミングなんて無視して投資したとしても
要は、利益が上がるなら株価も同時に上がるので、
しっかりと成長させていこう!!
こんな感じで、OKなんです。
だから 掴むとかタイミングは一切関係なしでいいんです。
だけど、
” なんだか去年に比べて今年の方が安いよね。こんなことなら今、
買っといた方が良かったんじゃないの? “
という風なことがどうしても気になる方は、みなさん
もう積立投資にしちゃってください。
そしたら結果的に下がった時 たくさん買えます。
今までのお話をまとめさせて頂くと、特に買うタイミングなんか考えなくても
投資は出来るだけ早く始めて、長く持つのが1番お得じゃないですか!
ということをお伝えさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。
メディア活動
2024年から始まった国が推奨する投資「新NISA」!
新NISAの始め⽅や投資の仕⽅、投資の⼤切さなど、
お⾦と明るく前向きに向き合うための実践的な学びを
伝えさせていただきました!
\ 再生回数7.6万回超え‼/
\ 受講生5000名以上超え‼/