森次 美尊

超初心者必見!親子で学ぶNISA・資産運用① 〜ここがすごいぞ!新NISA〜

こんにちは。
ファイナンシャル プランナー もりつぐ先生です。

「 教えて もりつぐ先生 資産運用!! 」ということで
いよいよ2024年から 新NISAが始まりますよね。

この新しい制度は、
今まであったNISAを拡充する。

という言い方をしてますが、実際これはとんでもない制度です。

今までもNISAはありましたが、
” ちょっと痒いとこに手が届くかな ”
“ なんだか使い勝手も微妙かな。”
なんて風に思っていた人もいたと思うんです。

それが2024年からの新制度は、もうガンガンにフルリニューアル
されてとんでもないことになりますからね。

ですので、一度ここで学んでいただきたいんです。

このブログでも何度も今まで取り上げてきましたが、
スポット的にお話をしていたので、本当に投資とか全くわからないです、
というような方向け、それこそ親子で学べるレベル感で、ゼロベースで
今回からちょっと何度かに分けてお伝えしていきたいな。
という風に思っておりますので、最後までどうぞよろしくお願いします。

さあ 早速いきましょう。

NISAというのは、非課税口座 のことなんですね。

口座に入ってるお金に税金をかけないから非課税だよ
なんて言ってるわけです。

この制度って、とにかくすごいんです!

通常、例えば投資とかしていくと利益が出ます。
要するに口座に自分のお金が増えますよね。

その利益に対して20%ぐらいの税金をしっかりと持っていかれるわけです。

利益が増えた分に対して、20%ってかなり大きいじゃないですか。

これが例えば 生命保険とかiDeCoもすごいんです。

税制優遇と言って、かなり優遇されますけど
NISAだけは非課税!!なんです。

そもそも利益に対して税金かからないって
もう最強の無敵状態ですよね。

スーパーマリオで言うと、” ファイヤーマリオ ”みたいに強いよ!
というのが 税制優遇だとしたらNISAというのはスター状態です。

無敵で最強なんだけど、スター状態も長くは続かないじゃないですか。

ちょっと何秒間かすると、元に戻りますよね。

そんな感じで、かなり強すぎなので期間限定にされていたんです。

つまりNISAというのは5年間だけ無敵状態だよ、
って言う風になっていました。

ということは、その無敵状態が終わった時
つまり非課税口座が終わった時に通常の状態に戻るんで
この出口戦略というのが必ず必要だったわけですね。

そもそも 一般の人って
” それは、一体どうしたらいいのか?”
なんて考えられないじゃないですか。

なので「ちょっと使い勝手悪いな」という感じだったんですが
これなんと今回から新NISAになると
このスター状態、無敵状態が用意ドン!でスタートから一番最後まで
ずっと永遠に続くってなります。

無敵状態が永遠に続く‼

だから出口戦略が一切必要なくなります。

このわかりやすさ、とてもすごくないですかってことです。
だからもう、とりあえず始めましょう、と言うようなものです。
これがNISAの拡充です。

他にも色々すごいことは決まっているのですが、
まずここが一番大きな根幹です。

とにかく非課税でずっと行けるようになった口座です、ということを
わかっていただきたいな、と思います。

ただ、ここすごい重要なんですよ。
これを聞くと、わかりました、ではNISAやります
っていう人がいるんですけど、そもそも、何やるんですかという話です。

NISAは非課税口座です。
口座をやるっておかしくないですか。
何々銀行の口座ちょっとやりますっておかしくないですか。

なので、口座っていうのは作るものだったり保有するものです。

だから、NISA口座持ってるんですよね、とか、
NISA口座作りたいんですっていうのが正しい言い方なのです。

つまり何が言いたいかと言うと、NISAとは口座、つまり器なのです。
なのでこの器に何を入れてくるかで、
この何かを入れてくるものが増えた時に
利益に対して非課税だよって言っているので
NISAの器を作っても何も起こりません。
例えば手数料取られるって事もないし、何か増えるという事もありません。

では、何かを入れないといけないわけです

それが、国は投資をしてくださいっていう風に言っています。

これはもともと、2,000万円問題というところにさかのぼります。
2,000万円問題って知っていますか?
老後年金が足りなくなるぞ、みたいなことを言って、
若者が大炎上したやつです。

あれは、老後資金が足りなくなるということを言いたかったわけではありません。

仮にこのままいったら、老後ちょっと2000万ぐらい足りないかも知れないよと
数字が確かに出てきたんですが、これは最初の2回か3回ぐらいしか出てきていません。

この2000万が足りなかったとしても、こういう風に対策を打っていって、
解決策を作れば、ちゃんと老後と安心した未来を迎えられますよって言う
具体的なソリューションがその後にぐわーっと書かれています。

ここで20回以上出てきている言葉があります。
これが国が言っている解決策です。

『長期分散積立投資』という言葉です。

少し難しい言葉ですが要は、
・長期ということ
・分散ということ
・積立ということ
それと、投資。
この4つの言葉が合わさっています。

だから分散と言うのは簡単に言うと、投資信託をやりましょうということです。
なので長期的に投資信託を積立で保有してください、
そして、必ずそれは投資という形でやってくださいと言っているわけです。

長期分散積立投資ということが分かれば、
どうせならお得に、非課税口座のNISA口座でやっていけば
自分の資産はしっかりと増えていくよね、というわけです。

それで増えた時に、非課税でいけるよねっていう
とてもお得になるよっていうお話なのです。

そもそも、なぜこんなお得なことを国がやってくれたのか、
というこの背景が重要で、ここをわかっておかないと
皆さんも、私はNISAやった方がいいのでしょうか、
やらなくてもいいのでしょうか、となります。

この感覚と一緒で、やる動機がないわけです。

でも、NISAをやらないとやばいなーっということがわかったら
皆さんもやりますよね。

いまいちだから、目的がよくわかってないという状態なのです。

だから、あそこにたどり着きたいという目的を決める必要があります。

NISAをやっていこうよということはわかるのですが、
目的はほわっとしているし、どこに行きたいとかも特にない。
だけど、なんとなくNISAが流行ってるみたいだし、
お得だからとりあえずやってみましたという状態だと、
どこにたどり着くか分からなくて、
結局目的地が分かってないのに、これやって良かったのかな、
みたいに、ふわっとしながら進んでいくとなかなか最後までたどり着かないのです。

だから、リーマンショックみたいな大きなマイナスが来たら
いやなんかよくわからないから、もう止めますとなってしまいます。

こうやって止めていく人が、実際にとても多いのです。

なので、ちゃんと目的を決めてほしい。
このためにやるんだというのをしっかりと明確にしてほしい。

では、なぜこのNISA拡充に至ったのかという背景を二つ、お話します。

まず一つ目。

NISA拡充に至った背景① 少子高齢化

やっぱり老後ってやばいんです。
今、少子高齢化と言って、日本はものすごいペースで人口が減っていっています。
毎年毎年、一つの県が無くなるぐらいの人口が減っていってます。

このペースでどんどん減っていくと、例えば社会保険を払う人が少なくなっていきます。

となると、
「老後の年金だけでは生活できないよね」
「老後生活できるだけの年金をしっかりと確保してもらえないよね」となります。

では老後、自分の望む生活を年金だけでできないのであれば、
その足りないの部分を、今働いてるうちに、
将来の自分へ仕送り
しないといけません。

これをやりましょうってことなのです。
これがまず一つ目です。

次に、二つ目。

NISA拡充に至った背景② 日本人、預貯金残高多すぎ問題

将来の自分への仕送りを、半分以上の日本人は預貯金で持っています。
預貯金残高がとても多いのです。

この預貯金残高が多い状態をどうにかしないといけないよ
って言ってるわけです。

では、なぜ預貯金駄目なんでしょうか?
「だって投資はハイリスクハイリターンじゃないですか」
「やっぱりリスクは取りたくないし、損したくないんで、預貯金で置いているんです」
という人が圧倒的に多い。

果たして預貯金はリスクないんですか?
預貯金は損しないんですか?っていう事を
考えて頂きたいわけです。

例えば、今缶ジュースは140円ですが、
皆さんが小学生の時、いくらだったか覚えていますか?

皆さんの年齢によって違いますが、少し前まで130円でしたよね。
以前は、120円、110円、100円の時もありました。

缶ジュースの値段も100円の時から140円の時まで
値段が上がっていってるなってことに気づいてほしいわけです。

これが物価が上がるという状態です。
実は、光熱費も通信費もいろいろな物の値段は上がってます。

ちなみに去年一年間で物の値段は全体として3%上がっているという数字があります。

物価上昇がこのペースでいくと
今、皆さんが毎月20万円の生活をしているとして、
このまま
同じものを買って、
同じものを食べて、
同じ生活をしても、
20年後には倍の40万円出してくださいっていう時代が来てしまいます。

ただ、現役の人たちは給料も最低賃金も上がっていっているから
会社によってはちゃんと給料も上げてくれる
ということであれば、
日々の生活は困らないかもしれません。

ただ、老後足りてないこのお金を現預金で置いておいたらどうなるでしょう?

皆さんの現預金の金利っていくらかご存知ですか?

仮に現預金の金利が0.001%だったとします。
これで20年間ずっと銀行に預けていたら20年後にどうなるのか。

20万40円です。

40円増えました。
おめでとうございます。

でも、20万の生活が仮に3%で物価上昇していったとすると
20年後に同じものを買って同じものを食べても、
40万円かかる時代が来ます。
でも、銀行の20万のお金は20万40円にしかなってない。

つまり、あの時の同じ生活は同じお金を出しても
もうできないって事になってしまいます。

何が言いたいのかまとめます。
銀行に置いてるお金は物価の上昇に金利が全然追いついていないので、
お金としては減っていっているのです。

正確な言い方をすると、買えるものがどんどん少なくなっていくって事です。

だから銀行にコツコツお金を預けていっても、
時間が経てば経つほどその価値がどんどん下がっていくので、
我々はどんどん貧しくなっていくことになるのです。

現預金はリスクじゃないですか?
これって損していませんか?
という話なんです。

なので銀行に置いている預貯金にも
ちゃんとリスクがあるんだよ
損しているかもしれないよ
ということを
まず皆さんにわかってほしいです。

だから将来へ持っていくような
時間をかけるお金というのは、
貯蓄ではなくて投資をしてください
貯蓄から投資へ
ということを、国は言っているわけです。

この投資を、どうせならお得にやってね
というのがNISAなんです。
そしてこの投資をもっと解像度を上げて
こんな形でやってねって言っているのが
長期分散積立投資というものなのです。

現預金はリスク
将来へ仕送りするならNISA!!
そして、長期分散積立投資!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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