森次 美尊

投資における“〇〇ショック”の乗り越え方

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

この2年間でアメリカでは11回の利上げを行い、当初0.25%だった国債の利回りは5%以上になりました。
考え方によっては、いつ弾けてもおかしくないバブルにも見えます。
中国では、香港ハンセン株価指数は香港返還前の1997年に戻っている事や、約2000万戸の未完成マンションからもわかる不動産バブルの崩壊など、世界をけん引していた経済力にもほころびが見え始めています。
このようなことから、世界経済にいつ〇〇ショック級の大きなマイナスが来てもおかしくないと個人的には思っています。

仮に皆様が保有している投資信託の価格が明日半分になったらどうでしょう?

結論から言えば、私がお伝えしている長期投資の場合は、一喜一憂せず、日々のニュースは無視して、長く保有しておくだけで全く問題ありません。

例えば、コロナ渦において、世界中の株価は下がりました。
その時、自身の資産が減っていたとしても、変わらずにお金は使っていたはずです。
仮に、あなたがディズニー映画を見たり、コカ・コーラを飲んでいたのであれば、同じように世界中の人たちも消費していた可能性が高く、コロナ渦でもディズニーやコカ・コーラは変わらずに利益を上げていたと考えられませんか?
そもそもコロナが来たからといって、みんなディズニーやコーラの事を嫌いにはなっていないはずです。
ということはディズニーやコカ・コーラは相変わらず世界中の人を喜ばせたり幸せにしてくれているので、そういった企業には変わらずに価値があり、コロナという市場(マーケット)が要因で一時的に株価が下がったとしても、長期的にはその企業の利益(価値)の分だけ株価は戻ってきます。
このように考えたら、株価の動きにおいて、市場(マーケット)の動きはただのタイムラグであり、長期的には企業の利益(価値)が株価を引っ張り上げます。


だからこそ、大きなマイナスを経験している時にこそ着目してほしいのは、我々はマーケットという『市場』に投資をしているのではなく、人(売り手)と人(買い手)が作り出す『企業』に投資をしているという事です。
ここに着目すると2つの重要な要素に気づくはずです。

POINT①

一つ目は、紙切れになる可能性はほぼ考えにくいという事。
投資信託を保有するという事は、多くの企業に分散投資をしています。
世界の名だたる企業が一気に全て倒産するという事は考えにくいですよね。
つまり、〇〇ショックによりどれだけ自分の資産がマイナスになったとしても、紙切れになることはほぼ考えにくいという事です。
 

POINT②

二つ目は、長期的に見たら世界経済は成長するという事。
我々は日々買い物をしているので、今この瞬間も世界中で沢山の企業が利益を出しています。
そして、この需要と供給は、人が豊かになりたいという欲が無くならない限りこの先も続くだろうし、世界人口も当面は増えていくので、長期的に見たら世界全体の株価の動きは、右肩上がりだということです。
 
紙切れにはならず、長期的に見て右肩上がりに成長するのであれば、短期のマーケットに一喜一憂せず、長く投資を続けられますよね?長く続けることこそが、〇〇ショックから資産を守る勇逸の方法なのです。
 
有事の時、メディアは、日々の数字を拾い、市場(マーケット)を語りたがります。
短期でチャートを見て売り買いをする「投機」や、マーケットを丸ごと買って指数に投資をするインデックスファンドの場合は、特に「数字」にお金を投じてリターンを狙う意味合いが強く、どうしても無機質にコモディティ化された数字だけに目が行ってしまいます。
それ自体を否定しているのではないのですが、いざ大きなマイナスが来た時に、その難局に振り回されず乗り切るだけの納得感は得られにくくなっています。
 
だから弊社では、優秀なアクティブファンドを推奨しています。
それは、自分の資産を投資信託のファンドマネージャーを通じて世界のどの企業に使ってもらい、どんな社会の課題を解決し、どういう人たちの幸せを創り出しているのかがちゃんとわかるからです。
 
自分のお金が、モノやサービスを利用している顧客や、社会の課題解決に取り組んでいる企業にまわり、なぜ資産が増えているのかという手触り感があるからです。
自分のやっている投資がどこか別世界の話ではなく、ちゃんと世界の誰かの役に立ち世界を回しているから成長し増えているのだという納得感と、その過程を自分事として捉えることができる愛着を感じられるからです。
人はAIと違い合理的な生き物ではないので、有事の時に一喜一憂せずにちゃんと投資を続けられるかは、これらの手触り感や納得感や愛着といった心の部分が大きいと考えるからです。
 
もちろん投資において数字は最重要な要素です。
ですが、世界全体に長期的な投資をしておけば、右肩上がりに成長することが胎落ちしていれば、1円でも多く増やすことに着目するよりも、その過程において「自分が投資を通じて世界の役に立っている」と思える方が、より豊かな未来や安心した生活を送れるのではないでしょうか?
 
その上で、我々アドバイザーは、より多くお客様の資産を増やすことを考えますが、
だからこそ市場という「数字」だけではなく、世界の課題を解決している優良な企業の「価値」に着目していただけるように、顧客様に向けて定期的な運用報告会を行っています。
 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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