森次 美尊

お子様に教えたい金融教育! 〜投資って何?〜

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

今回は投資についてです。

前回は、税金や社会保険など、そもそもお金って何なの?という内容でした。
今回はもっと踏み込んで投資についてです。
私が子どもに投資というものをどういう風に伝えているのか、それを説明していきます。

FPが投資教育をするならどうするのか⁉

投資について、どんなイメージのイメージをお持ちでしょうか。

良くないものとか、怖いとか、そのように親が思っていたら、子どももそう思ってしまいます。

一方で、自己投資という言葉があります。
例えば、教育費は自己投資です。
子どもに習い事をさせることは、自己投資という投資です。
これはギャンブルでしょうか?損すると思いますか?
怖い怖いという風には思っていないはずです。

投資という言葉は、かなり広くいろんな意味で使われています。
そにれ、本来国が言っている、貯蓄から投資へ、という投資というのは決して危ないものではありません。

きちんと説明していくと、資産運用という大きな括りがあります。
資産を運用するという、そのままの言葉です。
この資産運用という言葉の中には、投資投機というものがあります。

過去のコラムでも書いているので、是非そちらも読んで頂きたいですが、
一般的に良くないイメージはだいたい投機です。
この投機という言葉を知らない方がほとんどで、投機も全て投資に含まれてしまっていて、
投資イコール資産運用、怖い怖いとなっている人が多いですが、
実はそうではないということを理解して頂きたいです。

まず、投資とは何なのか?ということです。
投資とは自分の資産が
社会のどこに役立っているかを考え
成長させていくということ

そもそも、自分の持ってる資産って何がありますか?

まずは、お金です。時間もそうです。
お金や時間を社会のどこに役立ているかを考えて、成長させていく。
その成長の対価として、価値をリターンで受け取る。

この価値というものの一つにお金がありますが、他にもあります。
例えば、サプリメントを飲んでいる方は、健康への投資をしています。
サプリメント代がかかりますし、飲むための時間もかかります。
お金と時間をサプリメントに使うことで、自分が健康に生きられる、より価値ある人生にしています。
これはお金に置き換えられる価値です。

その時間を自分の時給で考えたらどのくらいでしょうか。
その時間分を働いたら、どのくらい稼げるでしょうか。
こう考えると、ちゃんとお金に変換できます。

この価値を得るために、自分のお金と時間をサプリメントに投資しているわけです。
さらに、自分の 払ったもの以上に、健康でいられるというのは価値があることなので、
自分の払ったお金や時間を成長させて、価値を得ている、果実を得ているというのが投資ということです。

また、学びに使う場合。
まさに自己投資です。
例えば、ビジネス書を買うという場合、
自分が社会の役に立てるようになるように自分にお金を使っているわけです。
自分が社会の役に立つということは、みんなからありがとうという価値をもらえること。
つまり自分の払ったお金以上のリターン、価値を手に入れているということです。

このビジネス書を買うという行為を通して成長しています。
成長させる行為だから、自分のお金を社会のどこに使ってどこに役立てて成長させていくのか、
これが投資です。

次に、自分の常に心を整えておきたい場合。
例えば、サウナに行って心を整えるとか、ちょっといいホテルに泊まって心を整えておく。
こういうものも考えによっては投資です。
ただ、何も考えずにお金を使っていたらただの浪費になるかもしれませんが、
考え方1つで変わります。

考え方1つで変わる分かりやすい例が労働です。
自分の時間を差し出してお金をもらっていると思えば、ただの労働かもしれません。
だけど自分の時間を使って社会の役に立ててるんだ、
自分の時間を使うことでいろいろな人の幸せを作り出している、
会社というプラットフォームを使って自分の時間を使うことで、お客様を喜ばせている、
そのお客様から対価として価値をいだいてると考えることができれば、
労働も立派な投資です。

考え方1つで、投資というのはいろんなところに存在しています。
投資というと敷居の高いもの、知識がいるものと思うかもしれませんが、普段からやっていることなのです。

つまり、投資というのは決して特別なものではありません。
普通の人が、日々の生活の中で経済活動の担い手になる、社会とつがる行為、これが投資です。
世界にあなたを役立ててください、ということです。

あなたが世界で活躍するチャンスです‼

投資というのは、自分の世界をどのように成長させていくのか、そのために自分の資産をどこに使っていくのか。
この考えが土台にあります。

この土台があった上で、最後に、皆さんが聞きたいであろう株式投資等の投資ってどうなの?という説明をします。

この土台がないとよくわかりません。
お金を払って、よくわからないけどお金が増えている。
ただお金を増やすというそれだけの薄い知識だけでいると、どこまでも言っても不安は消えません。
金額が下がっても不安、上がっても不安、よくわからないから不安。
なぜ上がったのか?、なぜ下がったのか?
上がり下がりの裏側では、いろいろな経済活動が行われていて、自分の資産がどこかで役に立っていて、
そして、しっかりと成長し ている。
この流れを知っているかどうかが重要です。

具体的に説明します。
例えば、ディズニーの株を買うとします。

株というのは、英語で言うとシェアという言い方をします。
つまり、オーナーになるということですから、ディズニーの持ち主になるということです。

ディズニーの株を買うと、そのお金はディズニーに行きます。
つまり、「僕の資産をディズニーさん、使ってください、世界の役に立ててください」ということです。

世界の役に立てるというのは、つまり利益を出すということです。

前回のコラムでも書きましたが、
儲けを出すということは、世界の皆さんからありがとうポイントを集めるということです。
社会の役に立つということです。
社会の役に立つということは、僕のお金をディズニーが使って、社会の役に立ち、
いろいろな人たちがありがとうと言ってくれて、利益を上げて、お金を増やしていくということ。
利益を上げるということは、それだけ社会の役に立った、社会から価値があると思われているということ。
だから、その分株価は上がっていきます。
すると、オーナーになっていた僕の株の価値は上がっていきます。

のちに、この株はもうそろそろいらないかなとなり、現金化すると資産は増えている。
自分の資産を世界のどこに役立てるかをちゃんと考えて、そこにお金を投じる。
それが成長してリターンを受け取る。
これが投資です。

では、この中にギャンブルの要素はあったでしょうか?
無かったと思います。

投資というのは、社会と繋がる素晴らしい行為である、と思っています。
そのように考えると、お子様への伝え方も全て変わっていくはずです。

単純に、お金を増やしたいから投資をしよう、
銀行に預けておいてももったいないでしょう、損する、というような側面、視点もすごく大切です。

投資というものは、自分が社会とどう繋がっているのか?ということ。
自分のお金がいろんなところで回っていて、そこで幸せを作り出して、いろんな人が幸せになって、
幸せの総量がどんどん増えていって、その幸せがありがとうという形になって、
そのありがとうがお金という形になって自分のところに帰ってくる。

こういうことを分かると、投資というものにはすごく価値があるものと分かってもらえると思います。

お金儲けは大切ですが
投資の本質「お金の価値 = ありがとう」は
見失わないでください‼

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内しています。


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