森次 美尊

確定拠出年金、商品の選び方!DC・iDeCo元本確保型?元本変動型?【前編】

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

確定拠出年金というものをご存知でしょうか。

個人型をiDeCoと言います。
会社がかけてくれたり、会社が制度を導入して自分でかける、
つまり会社の制度でやる確定拠出年金をDC(確定拠出年金企業型と言います。

iDeCo(確定拠出年金個人型)DC(確定拠出年金企業型)
ともに老後の資産形成、自分の年金をお得に税制上のお得なものを受けながら作っていきましょうという
素晴らしい制度です。
ただ、何の商品を選んだら良いか分からない、教えてくださいという質問がとても多いです。
よくわからずに残念なことになっている人もすごく多いです。

iDeCoというのは自分でやります。
基本的にはNISAと一緒です。
iDeCoをやる人は自分で勉強して自分でこれを買っていきます。
ところがDCというのは、確定拠出年金企業型なので企業がかけてあげるので、既に導入されているもの。
強制的に何かを選ばないといけないという状況です。

確定拠出年金という制度は自分のお金をここに拠出して、その中の商品から自分で選ばないといけません。
NISAは当然、自分で選んで買いますが、確定拠出年金は自分で選ぶというより強制的に選ばされるという状況です。
なので、何を買えば良いのかわからない。

iDeCoは自分で作るから自分で選びますが、会社に勤めていた人が務めている時にDCという制度があって、
会社を辞めた時にDCという制度が使えなくなり、自分でiDeCoという制度へ移すという作業をします。
すると、iDeCoもよくわからないけど移さないとしょうがないから移しました、そこで何を選べば良いの?と、
このような方もいらっしゃいます。

確定拠出年金はNISAに比べて圧倒的に何選べば良いのかわからない‼
という、投資難民になっている人がとても多いです。

投資難民続出…

今回はどういう風に確定拠出年金の商品を選べば良いのか、どういうラインナップになっているのか、
ここを説明しておきたいと思います。

確定拠出年金の選び方
ラインナップを解説‼

とある証券会社のホームページから抜粋してきた情報をもとに説明します。

この証券会社はたくさんの商品を持っています。
持てる商品の数には限りがありますが、その最大の数ぐらいの商品を持っています。
他の会社は10種類ぐらいしか持っていないとか、もっと少ない、そのような会社もあります。

ただ少なかろうが多かろうがパターンは決まっています。
今回はこのパターンを説明していきます。

確定拠出年金攻略法
パターンを覚える‼

まずは元本確保型元本変動型に分かれます。

元本確保型

この証券会社の場合はホームページに元本確保型 定期預金、元本変動型 投資信託と書いてくれています。
他の証券会社では、元本確保型とは書いてあり、定期預金や保険とは書いていなくて、
保険の取り扱いをしてないから、ここは定期預金しか書いていないという場合もあります。

まとめると、元本確保型は定期預金か保険です。
保険も年金保険と呼ばれるものなので、要はほとんど利回りがつかないけど減ることもなく、
そのまま元本確保されています、というものです。

このコラムをこれまで何度も読んで頂いた方であればわかると思いますが、
確定拠出年金はすぐに引き出せない状況に置いておきます。
すぐに引き出せないものを元本確保型で置いてしまうと、お金の価値としては下がっていくので
これを選ぶ理由はないですよ、ということです。

ここはしっかり理解しておいてください。

なのでまず元本確保型は捨てましょう。
元本確保型というのは、商品見ていただくと例えばスーパー1年定期のような
いかにも定期預金みたいなものです。
まずは「元本確保型は捨てる」で良いと思います。

元本変動型

次に元本変動型です。
投資信託と書いていないものもありますが、とにかく元本変動型は投資信託です。

おさらいですが、投資信託というのは投資信託という商品の中に、
いろんなものを分散して入れておく一つのパッケージ化された箱というイメージでした。
それがどういうものを分散して入れておくのかということで、いろいろなものがあります。

これもおさらいになりますが、大きく分けると国内または海外があります。
海外というのは国外です。
外国という言い方をするものもあれば、海外って言い方をするものもあれば、国外って言い方するのもあります。
基本この言い方は全て日本が含まれていないというものです。
世界という言い方をした場合は全部含まれていて、国内国外全部含まれています。
国内外という書き方をしていたりもします。

次に、この場所の何を入れてくるのか。
大きく分けると2つあり、株か債券です。

企業が価値を生み出し、世界を牽引してきた、
これはもう間違いない過去の事実なので価値を生み出すものはやっぱり企業です。
だから株、これが王道です。

債権

債券というのは、例えばアメリカ国債やどこかの企業の社債、簡単に言うと借用証書です。
借りたものは返さないといけないので一応ローリスクと言われています。
そして当然リターンも少なくなります。
株のように運命共同体、その企業のオーナーです、その企業が儲かれば自分も儲かります、
というものではなく、企業が儲かっても借金に見合った利息分だけ渡しますということ。

ここで重要なのは債券は確かにローリスクですが、一つの会社の債券を買えば紙切れになるリスクがあります。
一つの企業の株だけを買っていた場合、倒産すれば紙切れです。
ただ投資信託にする時点で国内の債券と言っただけでも何十社何百社を一気に買います。
それらの会社が全部潰れるということは、基本的にはありえません。

なのでここで言うリスクというのは、上がり下がりする振り幅だと思ってください。
絶対に紙切れにはならないとは言えませんが、普通に考えれば世界の何十社が一気に潰れるということはありえない。
だから債権はローリスク・ローリターン、株はハイリスク・ハイリターンと言われています。

REIT

あとはREITという、不動産です。
不動産へ分散投資するということです。

皆さんが例えば20年30年先に、この不動産を持っていたとします。
世界経済はこの20年30年、ずっと上がり続けていきます。
その影響で企業の株価は全体として上がり続けます。
ただ、この先20年30年の不動産の物件をイメージしてみてください。

どれだけ良い物件だったとしても、家賃収入が20年30年上がり続けると考えられますか?
なので長い目で見るとどうしても物件というのは歩留まりするわけです。

以上の理由から普通に考えれば、過去のコラムでもずっとお伝えしているように、これは株で良いです。
内、外、世界、どれが良いかはわからないので、世界で良いです。
世界の中には、先進国も新興国もアメリカも国内も入ります。
ちなみにこの外国の中には、アメリカや新興国も含まれます。

世界株一択です。

あと、バランス型と呼ばれるものもあります。
例えばこのバランス型の商品は、
国内の株を20%
外国の株を20%
国内の債券を30%
外国の債券を30%
これで100%持ちますよという風に、バランスを取るものがあります。

まずは、このカテゴリーを覚えておいてください。

この全てに対してインデックスかアクティブか。
インデックスというのは指数のことです。
つまり指数化されていて、国内の株であれば全体の平均値を取った指数に連動して買うというもの。
アクティブというのは目利きのあるファンドマネージャーが、自分の哲学に基づいて買うというもの。
自分たちの目指すパフォーマンスをインデックス以上出しますよ、というものがアクティブです。

DC(iDeCo)はまず、パターンを覚える‼
株や債券、国内外、インデックス・アクティブなど
過去のコラムの復習も忘れずに‼

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


メディア活動

2024年から始まった国が推奨する投資「新NISA」!
新NISAの始め⽅や投資の仕⽅、投資の⼤切さなど、
お⾦と明るく前向きに向き合うための実践的な学びを
伝えさせていただきました!

再生回数20万回超え‼

 \ 受講生5000名以上超え‼