森次 美尊

確定拠出年金、商品の選び方!DC・iDeCo元本確保型?元本変動型?【後編】

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

前回のコラムの内容を踏まえた上で、元本変動型の中身を見ていきましょう。

前回のコラム ▶ 確定拠出年金、商品の選び方!DC・iDeCo元本確保型?元本変動型?【前編】

国内株式

まず、国内株式と書いてあります。
その中にパッシブと書いてあります。
このパッシブというのはインデックスのことです。
この証券会社は国内株式とわざわざ書いてくれていますが、書いてないものもあります。
ただ、この順に並んでいます。

この証券会社は、まず国内株式があってパッシブが2つあります。
両方とも名前は「〇〇〇インデックス」、「インデックス●●●」と両方ともインデックスという言葉が入っています。
その下3つがアクティブと書いてあります。
これは「成長」とか「バリュー」という言葉が入っています。

アクティブファンドというのは、ファンドマネージャーが自分たちの投資哲学に基づいて運用します。
成長系の企業ばっかり買うよというグロース株と言われるジャンルのものとか、
バリュー株と言われる、成長ではなくてこれだけの価値があるから買うんだよというものに分かれたりします。

例えば生活品を扱う企業は価値がありますが、どんどん成長するイメージはない。
だけど、それだけ我々の生活に根付いていたら価値があります。
一方で、IT関係のようなどんどん成長しそうな企業というのが成長系です。

内外株式

次に内外株式と出ています。
つまり世界です。世界の株が出ています。
その中にパッシブ(インデックス)と、アクティブが3つ出ていました。
ここのアクティブには成長もバリューも書いていません。
海外や内外の株式は書いていないことが多いです。
なぜかと言うと、そのブランド名があるからです。
ブランドというのは、いちいち説明がなかったりします。

例えばユニクロは「服屋さんです」とは書いていない、「アパレル」とも書いていない。
マクドナルドにもハンバーガーとは書いていない。
ブランドはそのブランドでいけるので、ここにはブランド名が書いてありました。

海外株式

海外株というものがあります。
これにはインデックスがとても多くて5つありました。
全部〇〇インデックスと名前にインデックスと入っていました。

アクティブは2つありましたが、1つはバリューという言葉が出ていて、もう1つはブランド名でした。

国内の債券

国内の債券がありました。
これはパッシブ、つまりインデックスしかありませんでした。
〇〇インデックスと書いてありました。

内外の債券

内外の債券で、世界の債券です。
これはアクティブでブランド名が書いてありました。

海外の債券

海外の債券でパッシブ、つまりインデックスが2つありました。

国内のREIT

パッシブとインデックスが2つで、2つとも名前にインデックスが含まれていました。

海外のREIT

インデックスと書かれているものが2つありました。

以上のように、この表通りに順番に書かれていました。

最後にどの確定拠出年金、どの金融機関でやっても一番多くなるのがバランス型というものです。
バランス型の数も多く、パッシブで5つありました。
さらにアクティブも5つ。

ただ少しおかしくて、だいたいインデックスと呼ばれるものはとても手数料が安いです。
つまり、どれがインデックスかアクティブか分からないとき、手数料の安さを見てもう良いです。
手数料がとても安い0.1とか0.2であれば、それはインデックスです。
0.6、0.7以上になると基本アクティブです。

こちらの証券会社のアクティブのものは0.6、0.7が多かったですが、パッシブの中に0.7のものがありました。
カテゴリーをパッシブと書いていましたが、僕に言わせてみればこれはインデックス。
パッシブで0.7という高い手数料を出すのはわけが分からない高さなので、基本外した方が良いかなと思います。
たまにこのようなものがありますが、基本的にはインデックスはインデックスと商品名に書いてくれています。
アクティブはアクティブとはまず書いていません。
自分たちの投資哲学、成長やバリューと書いたり、自分らのブランド名を書いたりします。

あとは手数料が0.6、0.7以上のものは大体そういうものだということ。
どちらか分からないという時にどういう商品かなという説明書きがあったりしますが、
説明書の中に指数に連動してと書いてあれば、これはインデックスのことです。
指数より高いパフォーマンスを目指すみたいなことを書かれていたら、これはアクティブだと思ってください。
こんなとこでも判断できるようになります。

まとめると、まずはこの表を覚えておいてほしいです。


この表通りに書かれています。
国内株式に行って、海外REITに行って、国内の債券に行ってとはなりません。
国内株式、内外株式、海外株式…と書かれていきます。
そしてそれぞれで書いていく中に、インデックス、アクティブ、インデックス、アクティブと書かれていく。
中にはインデックスしかありませんというものもあります。

10種類ぐらいしか扱ってない金融機関もあります。
国内株式が1つでインデックスだけ、海外株式がインデックスとアクティブだけというのもあります。
国内の債券1つだけ、外国の債券1つだけで両方ともインデックスだけ、REITはそもそもありません、他は全部バランス型。
このようなものもあります。

会社で導入されてるDC(確定年金拠出企業型)は自分で商品を決めないといけませんが、
会社に選ばされたこの10個の中から選ばなければいけないという話になるので、
なかなかどれを選べば良いかわからないとなりがちですが、大枠で言うとこういう感じです。

僕の考えとしては基本的には世界の株式を選べば良いですが、10種類ぐらいしか扱っていない金融機関の場合、
それがなかったりします。
そういう時は外国株を選べば良いです。
先進国株とか、そのようなものが良いと思います。

あとはインデックスか?アクティブか?
分かりやすく外食産業で言うと、インデックスはファーストフード、アクティブはそれ以外です。

それ以外なので“ぼったくりバー”もいるわけです。
とても優秀なミシュラン三ッ星のレストランで優秀な職人さんが優秀な食材を使って料理出します、みたいなところもある一方で、
四川料理でとても辛く、私は辛いもの食べれませんみたいなこともあります。
アクティブはこの当たり外れがあるので商品をちゃんと選ぶ力がないのであれば、まずはインデックスです。
外国株式のインデックス、要するにパッシブ、ここが無難なのかなと感じています。

ただ今回見た証券さんはかなり大きいので、かなり優秀なアクティブもあります。
特に日本の企業や日本の運用会社が入っていたりします。
そのようなものであれば、そのファンドマネージャーは名前を検索したら出てきます。
また、そういう人は本を出していたり、YouTubeで喋っていたりするので、それらをチェックして頂いて、
その人の話とか哲学に共感すれば買うという方法もあります。

まとめると、基本的には世界株、なければ外国株のインデックスです。
大手の証券会社でたくさん商品がある中であればアクティブファンドを少し調べてみてもいいかもしれない。
その時はそのアクティブファンドをネットで検索して、ファンドマネージャーさんを調べてみて、
そのファンドマネージャーさんが世の中に認知されていれば、そこの話は聞いてみると面白いかもしれない。
なぜならアクティブファンドはこの投資哲学が一番の価値なので、そこは耳をすませていただけたらと思います。

確定拠出年金のパターンは覚えましたか?
基本的には投資信託(インデックス)の世界株
なければ、外国株 or 先進国株
アクティブはファンドマネージャーの哲学次第

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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