森次 美尊

オルカン・S&P500・インデックスファンドで負けない!?自分軸投資

こんにちは!
ファイナンシャルプランナー もりつぐ先生です!

前回のコラム ▶ 〇〇ショックが来ても負けない!自分軸投資5選

前回のコラムで長期保有するための方法として、
5番目に自分軸投資をやってくださいということをお伝えしました。

この言葉は世の中にないかもしれませんが、僕が作りました。
自分軸で投資をするということです。
どういう事?と思われるかもしれませんが、今回、自分軸投資のポイントを3つお伝えします。

①価格ではなく、価値に投資する

1つ目は価格ではなく、価値に投資してください、ということです。

価格というのはつまり株価です。
インデックスファンドというのは、コモディティ化された無機質な数字に投資をしてるだけです。
つまり、価格に投資をしているだけです。

これは弱いです。
よくわかりません。

本来投資というものは世界に自分を役立てるもの。
投資というものは、お金を使って、どの企業が、どの事業を通じて、どういう価値を生み出すかなのです。
この価値に投資しているということをわかっておけば大きく変わってきます。
たとえ大きなマイナスが来たとしても、あの企業はこのような価値を今も生み出してるよな、
ということがわかれば怖くない。

価格しか見ていなければ、下がった時に下がったという事実を受け入れないといけませんが、
これはなかなか受け入れられない。
どうしたらいいの?なぜ?
「わかりません、数字なので」と答えるしかありません。

でも、価値を見て投資をしていれば、そこに事業があったり、そこに人がいたり、
誰かの役に立っているという事がわかっていて、それが変わらずちゃんとやれていれば全く怖くない。
それがわかることで長期保有できるのです。

この自分軸で投資をするということがとても重要です。
自分軸というのは価格ではなくて、価値。
価値というのは人によって違います。
自分がどこに価値を持っているのか、それを感じていただく。

ちなみに日本でバブル崩壊したときに何が起きていたかと言うと、
不動産のバブルで、不動産がさらに上がる、また上がるまた上がるとなり、
数字ばかりを追いかけて価格が上がっていました。
この現状維持バイアスという、さらに上がるのでは?さらに上がるのでは?、
ということをずっと信じていました。
これには中身がありません。
本来であればこの土地の価値はこのくらいというものが、それ以上に上がっていた。
この不動産のバブルが崩壊しました。

アメリカではITバブル崩壊というものものもそうかもしれません。
リーマンショックも同様です。
リーマンショックは、不動産の債券を転売、転売でどんどん価値が大きくなっていったことが原因でした。

大きなマイナスが来た時、過去を見ると数字ばかりを人が追いかけて、
何かを信じ始めて過熱していった時にバブルというものが起こるわけです。

そのような時は、冷静な自分を取り戻していただきたい。
自分は何の価値に投資をしているのだろうか、と。
どのような企業の、どのような事業の、どのような価値に魅力を感じて、
どのような未来を迎えたいと思って投資をしているのだろうか、と。
これをぜひ考えていただきたいです。

自分軸投資のポイント1つ目は、価格ではなく価値に投資をするということです。

②投資のリターンの先にはたくさんの人の努力がある

2つ目は、投資のリターンの先にはたくさんの人の努力がある、ということです。

投資のリターンというのは訳も分からず出来上がりません。
投資のリターンその先には必ずたくさんの人の努力があります。
自分のこの投資したお金の先には人がいます。
そこに関わるたくさんの人がいて、その人たちが大変な努力をした結果、
価値を生み出して、その価値が未来を作り出しています。

我々は価値があるもの、人気があるものに対して、多くの人が買い物をすることで、
その企業が残っていき、その企業が未来を作っていきます。

つまり、投資家(皆さんもNISAをする時点で投資です)は、未来に対する責任があります。
自分はどのような未来を迎えたいのかということを、ぜひ考えていただきたい。

投資という行為の先には、人の営み、会社の営み、社会の営みという未来があります。
投資を通じて我々はたくさんの価値とつながって、未来を迎えに行けるということを分かっていただきたい。
未来に対する責任があるということです。

このたくさんの人が見えていれば、たとえ大きなマイナスが来ても
ブレない自分軸をしっかり持てると思います。

③投資を通じて、良い会社、良い未来を作る

最後の3つ目は、投資を通じて我々は良い会社、良い未来を作る、ということです。

よく投資は応援みたいなもの、と言われますが、これは少し違うような気がしています。
あくまでも投資というのは自分の資産を増やすことが前提です。
自分の資産を世界に役立てることが、自分の資産を増やすということ、成長させるということ。
自分の資産を世界に役立てなかったら意味がありません。
無くなっても良いと思っていては駄目です。
だからこそしっかりと価値を生み出している、
つまり利益を上げている、儲かっている企業に投資することがとても重要です。

儲かっている企業の後押しをすれば、その企業が未来を創っていきます。
未来の社会を創る、けん引するのです。

このような考えで投資をしていくと、
このような未来は来てほしくないなとか、自分はこの会社は好きではないなとか、
自分との新たな出会い、自分を感じられるようになります。
私はこんな価値観を持っていたんだ、そんなふうに普段向き合わない自分と向き合えることも投資の価値です。

お金自体が社会を良くするわけではありません。
ですが、お金の使い方で社会を動かせます。
お金の使い方で我々は会社を動かせるし、経済を動かせるし、社会を動かせる。
結果、未来を迎えに行ける。
これがお金の使い方、そして未来のお金の使い方が投資です。

投資を通じて自分に出会えます。
たくさんの自分に出会えます。

投資を通じて世界とつながっているという感覚、自分軸で投資ができていると、
たとえ大きなマイナスが来たとしても怖くありません。
私はこのような未来を信じている、このお金の使い方が社会を動かすということを
しっかりと理解して、積極的に能動的に投資をしていれば、
短期的にバブルのようなものが崩壊して下がったところで関係なくなります。

この企業は社会にとって必要である、ということが分かっている。
そのような企業を自分はちゃんと好んでいる、ということをわかることが重要だと思います。

まとめていきます。

投資とは、世界に自分を役立て、そして未来をクリエイトすることです。
だからこそ続けてほしい。
そして長期保有するためには自分軸投資というものをやっていただきたい。
つまり、自分の価値観、自分というものをしっかりと知っていただいた投資をしていただきたい。

自分軸投資のポイントは3つです。

①価格、株価ではなく価値に投資をするということ。
②投資のリターンの先にはたくさんの人の努力があるということ。
③知らなかった自分を知り、良い会社、良い未来を作っているということを考える。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本日のコラムはこちらのYouTube動画でご案内してます。


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